2016年5月3日火曜日

帯化チコリ

「チコリ 帯化
帯化」した「チコリ」である。珍しいのかどうかは分からない。自分では「おびか」、「つづれか(綴化)」と湯桶読みしているが、「たいか」、「てっか」が正しいらしい。たしかに石化を「いしか」とは言わないもんな。でも、「せっか」「たいか」「てっか」じゃそれぞれどれがなんだか非常にわかりづらい。

PCの普及で手書きならば絶対に使わないような難読漢字を使ってみたり逆引き(参照:GigaDict日本語教育漢字熟語逆引き字典)しないとなんだかよくわからん漢字変換しちゃう書き方はスノッブな感じがするのでホントは横文字もあまり使いたくないけれどもPC画面は見づらいのでいやらしくならない程度に適度に織り交ぜつつこだわって書いている。実は。

「チコリ 帯化」
「チコリ 帯化」
数年前に種を送ってもらって実生したのだが大半が枯れてしまった。同じようにアーティチョークもダメになった。どうも鉢植えがよろしくないようである。結局食べずじまいでどんな野菜なのかもよく分かってないが検索してひっかかる白菜状のものになるとは到底思えない。せいぜい大柄なタンポポみたいな感じである。

でも生き残ったものは環境に適応したらしく半野生化しているので、ぽつんぽつんと勝手に生えてくる。最初は1株しか残らず自家受粉してないように感じたのだがこうやって勝手に生き残っているとなると問題ないのだろうな。しかしだんだん不和合性が出てくるとかないのかどうなのだろうか。採種して固定できたら面白いかもしれんが。

「チコリ (普通)」
シソやハーブ類ほど強靭ではないのでうじゃうじゃ出てくるほどではない。なので邪魔と言うほどにはまだなっていない。


雑草にもブームがあるようで今年はやけに「ムラサキケマン」と「ネコノメソウ」(マルバネコノメソウ?『参照:西宮の湿性・水性植物』さん)が特に多い。ネコノメソウに至っては雪割草とキンチャクアオイの鉢を埋め尽くし、中が見えないほど。抜いちまえばいいのだが、うかつにやると昨年の細辛の大絶滅みたいに根が残って用土中で腐敗して白絹病などの原因になりそうなので諦めた。

もっともネコノメの茂みをかき分けて中を覗き込むとちゃんともともとの家主が生きているので良しとしているのだ。遮光布や寒冷紗の代わりみたいなものだ。生ミズゴケに着生ランを植えこんでいるのと同じアイデア(嘘です)。

このネコノメソウは信州の山野草屋さんからもらってきたもので、 元々は斑入りで株分けもしたらしいが、それが斑抜けてしまったそうなのだ。であるので訪園時には斑入りは残っていなかった。園主さんは「みんな珍しいものからもってっちゃうんだ」って愚痴ってた。どうやって栽培していいのか分からなかったのでミズゴケ植えをして日陰に置いていたのだがそうとう種をばらまいたと見えてもう庭中いたるところから生えてくる。その鬱陶しさと言ったらツクシスミレ並みである。

昨年以前は「スベリヒユ」をよく見かけて炒めて食べてみたりもした(わりといける。世界的にはむしろ野菜扱いみたい)。もう魚の屋外飼いをやめたので農薬を使っている今ではできん。農薬は正直効き目が良く分からないのだがおまじないのようなもんだ。ネコノメソウに毒はあるのか?わりとみずみずしくさっぱりしていそうだが。


ところで、エリック・サティの演奏でも知られるアルド・チッコリーニ氏であるが、小チコリ(複数)さんなのかとおもっていたら、Lの方なのでぜんぜん関係ないようである。イタリアはさすがに歴史の長い国だけあって地方野菜の品種もいろいろあるようで面白そうである。

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