2015年8月14日金曜日

2015夏の魚病のつづき

先日、抗菌剤で治療できた魚たちであったが、あれから出目金系だけ3匹死んでいた。
過去形なのは気付かなかったから。

昨年から餌はそこそこ控えめ、定期的な換水等を行っているので、特に何がおきると言うわけでもなく朝夕一遍づつ餌を与え、放置気味にやっていたのだが、そうなるとこういうことも起きる。

死因は前回と同じで、エラ腐れや少し白い菌塊がくっついているヤツである。
まあつまりカラムナリスやその他複合的な感染が起きているのだろうが、原因はだいたいスレ傷だと思う。

換水の際には水位を下げすぎないように気をつけているのだが、魚が暴れたりするのは避けられないので、これはもうどうしようもないのかも知れん。
底砂を水圧でかき回している時に魚も巻き込まれて傷つくこともあろう。



まあ、原因はともあれ「うわ、またかよ・・・」と思わず呟いたのは確かで、全滅も覚悟したのだが結局換水を2日続けて、あとは餌を切って治癒した。

換水の効果はわりと劇的で(ヤバイかな・・)と思ったくらいの魚は翌日には餌を欲しがるくらいになっていたりする。

猛暑の今夏、水温もかなり上っているが、34℃に達した昨年よりはまだ低い。水槽内の細菌類にもいろいろ変化があるとは思うが、魚にとって良くない要素が、換水によって取り除かれているのは確かなようである。



なお、本日また病魚を確認した。朱文金x地金系のやつで、オーロラに似ている交配魚なのだが、どうもヒレがよく腐る。これだけ罹患が多いと親として使うべきでない気もしないでもない。
雑種第二世代であるところの、アルビノらんちゅう系のパール鱗らんちう型交配魚は、シストがついていても餌を欲しがる程のタフさを見せていることからも、第三世代になると虚弱傾向も出ているのかも知れぬ。

とは言え、数百匹中数匹だけの生き残りである。考えようによっては死にかけても生き残ってるタフなヤツなのかも。なお、出目金系で生き残ったものもいて、そちらは今回大丈夫そうなのである。免疫を獲得したのだろうか。


明日は換水できないと思うのでやや心配だが、今回もこれで終息しそうな気がする。

結局は、早期発見、早期換水、場合によっては治療が一番であるようである。
同時に耐病性のある個体選抜を続けてゆくしかないのだろうな・・・