2014年12月23日火曜日

ツメレンゲとラケナリアの続き

「ツメレンゲ」
前回からちょうど一ヶ月。
寒さのせいか、なんか赤くてキレイな花になってる・・・
「ラケナリア・コンゲスタ」
「コンジェスタ」の方が正しいのかも知れんがまあいい。
5年程度は経っていると思うがほとんど成長してない。
・・・と思ったが、2株ある(最初のは1株ずつ)ので違う株かも。
一度ラケナリアmixの球根を購入したので、品種名が分からないのがある。
「ラケナリア・ヴィリディフローラ」
チビ苗だが花が付いている。球根増殖組だったと思うのだが、実生かも知れん。
もうグチャグチャになっており。

全体的に水分と日照不足なのかヘロヒョロなのが多い。すまん。
「ラケナリア・ヴィリディフローラの葉挿し」
ココPacific Bulb Societyより参照

オナガカンアオイの葉挿し

梅雨に入るころ、オナガを植え替えようかと思っていたら、うっかり展開したばかりの新葉を折ってしまった。

葉は元気そのものだし、捨てるのも勿体無いので棚下の水苔に挿しておいた。
*(羊歯類等、夏に水を要求するものの為に腰水にしてあるものが多いのだが、ボウフラが湧いてしまうので防止用に水苔をひいてある)

そうしたらば、夏中はずっと青々していて、すごい生命力だなあと思っていた。

そしてようやく葉が枯れてきたので、捨てようかと思ったら・・・・・・・抜けない。

「オナガカンアオイ(普通のもの)」
貧弱ゥであるが根が出てますね。

この切り口を見る限り、残された根茎と言うか、
上部がないのでもはや根でしかないのかよく分からないが、もうダメなのか・・・

カンアオイの根伏せって、芽当たりがないとダメなんですかね・・・

2014年11月29日土曜日

2014年度の金魚交配記録のつづき


「蘭鋳型のパールスケール」
交配に交配を重ねるウチの出目真珠鱗花房系と入江氏のアルビノらんちゅう(武蔵野)♀との掛け合わせ。
そもそも掛け合わせるつもりもなかったので狙った訳ではないが想定通りの結果になった。

おそらく入江氏の系統の金魚には交配の過程でいろいろな劣性遺伝子が組み込まれていて、それがたまたまこの組み合わせで出てきたものだと思う。まあ、魚の影に花房の形跡も伺えるし、ウチの金魚にもほぼ全形質組み込んであるので交配相手次第では何がでても驚かない。

それと、ちょっとうれしいのが水槽飼育魚の割には、肉瘤や吻端の兆候が出ているので期待している。
武蔵野はらんちゅうとしての固定度合いが高めのようだ。アルビノ金魚はキャリコ金魚程選別を必要としないのだろう。


尾形とかは気にしている場合ではないくらい背なりが酷い中でわりと良いのが何故かパールスケール。
普通鱗のパールなので、体型以外一見しただけでは確認しづらい。
網透明鱗性のパールがやはり良いと思うし、一応その遺伝子を持っている親がパール系の先祖にいるので、なんとか落とさずに来シーズンに繋げたい。

パールの確認の為若干コントラストとかをいじったもの。

一部鱗が欠けたりしているのは、水換えの時に排水ポンプに吸い込まれたとかそう言った理由。これから水温が下がってくると頻繁に換水できないので、冬に入る前に急いで強制肥育している。

金魚飼育において気になる疑問、パール鱗は元に戻るのか?出目は再生するのか?とか検証したいと思う。

ちなみに、出目金とかで目がなくなってしまっても、摂餌が極端に悪くなるとは言うことはない。世間で言われる程目が悪くもなければ(水槽の外のものが落ちるのに反応したりする)、フナ型の方が餌を取りやすいこともない。

狭い水槽の中では方向転換が自在で一気に餌を溜め込める(フナは胃が小さいのか小食)丸手の方が有利な形質なのである。意外かも知れないが、ウチで一番貪欲でどんどん大きくなるのは大阪らんちゅうと協会系のらんちゅうだったりする。短い体にみっちりと肉がついていて体密度が高いのか、安定して押し負けることもなく底砂ごとバクバク餌を吸い込んで確実に喰らう能力に優れている。


「龍眼花房型のキャリコパール」
♂親は同じで、♀親に本東の血が入った系統のもの。
奇跡的に黒が残っている個体がいるが、次世代ではさらにキャリコから遠のく予定。
色揚げ用の餌も混ぜているせいか、橙色は結構乗っているが、いまひとつキレが良くない。

見た目は数年前の魚と大差ないので回り道をしているようだが、水泡以外のすべての劣性形質がONになっているし、一応一直線に目標に向かっているつもり。
最終的にはあの本東特有の上品な空色を取り戻したい。そしてそれを繁殖期の5年くらいは維持したい。

小さめだが花房も確認できる個体が混じっているので、数年後には大阪らんちうのそれ程度にはなっている筈。

2014年11月23日日曜日

和の多肉と多肉扱いの球根

「ツメレンゲ」
イワレンゲ」も栽培しているがそれとは姿が異なるのでおそらく。
九州産のセッコクにくっついてきたおそらく野生実生のもので、最初は気にも止めていなかったが環境が合ったらしくどんどんデカくなってしまった。

セッコクの育て方が全然わからずいろいろ試した結果、相当数を枯らしてしまったのだが、一番良いのは、午前中だけ日光のあたる東側に購入した時のまま雨ざらしで放置しておく事であった。
たぶん銘品とかはまた別の管理が必要なのだが?
けっこう派手な花である。観賞価値もあると言えるかも。
「イワレンゲ」
斑入りのイワレンゲの銘品なのだが、これだけ調子がいいのかぐんぐん伸びてこの通り。

花はまあ地味。
斑入りのツメレンゲもあったのだが、大きくならず開花していたのは覚えているが、後に消えた。多湿で根腐れでもしたような感じであった。イワレンゲの方がやや水を好む気がするが、根が湿潤状態でいるのは良くないようだ。
葉挿しとか出来るらしいが、どうしたもんかアイデアがわかないので積極的に行っていない。
いずれ後悔することになるかも知れんね。

開花すると枯れてしまうような事を読んだ気がするのだが、どうにもする気にならないので放置。
運が良ければ↓に置いてあるラケナリアの鉢から生えて来るかもしれない。
「ラケナリア・プシッラの実生芽」
前回種をつけていたものを面倒なのでバラバラ鉢に播いておいたら、この通り。
込みすぎ。

実生の実生なので、当地の環境にすっかり馴れた模様。
実は、この他のいたるところからラケナリアの芽が出てきていて、半分雑草と化している。
プシッラの写真を検索すると立ち葉のものを見かけたりするが、うちのはもともと譲っていただいた株からペッタンコで葉が立った試しがない。

ラケナリアの中でもヘンテコな佇まいだが、葉っぱはやっぱりラケナリア。
そしてなぜか・・・・・・香る。あれ?
うろ覚えの記憶では、マッソニアは香っていたのだがラケナリアは無臭だった筈なのだが、やはり交雑できていたのかなぁ・・・分からんけど。
と思ったらそうでもない参考『空中庭園+HAWORTHIA.JP+』さん)らしい。

その他のラケたち。
手前のはカルノーザ。実生なので多少個体差がある。
なかなか風格が出てきた。
干からびかけているが、セッコクと大体同環境の野ざらしで育てている。
特に地上部がなくなっている時期はまったくの放置。楽ちんである。

2014年11月1日土曜日

「西日本のフナ属魚類 オオキンブナをめぐって」谷口順彦氏

昨年から今年にかけて、ヒブナや鉄魚を全て落としてしまったショックで、ほかのフナ類も譲ってしまってフナの飼育は封印することとした。

いくつか分かった事は、北海道産のフナでも真夏の40℃近い高温にも耐えること、逆に低温に慣れているかと思うとそうでもないこと。

全然性成熟しないこと。つまり、♂なのか♀なのか分からん。
そもそも「関東産のキンブナ」すらブリード出来なかった。ただし、追い星は確認した。♀が充分に育たなかったらしい。

環境も良くないのだろうが、自家産金魚はそれでも累代できているので、ようは慣れの問題だとも思う。

さて、当面は飼育スペースを縮小したため金魚交配に専念するつもりだが、国産とは言えやはりメダカはどうしても好きになりきれない(人工受精出来ないのが痛い)し、所詮金魚は長江起源の外来種フナであると言うのは常に頭の隅から抜けない。

であるので、フナ飼育も再開したい。ただ、外来のフナとの雑種やら、3倍体のフナはもういい。
「キンブナ」か「オオキンブナ」、金魚との雑種起源でない「本物のテツギョ」(おそらく「ヒブナ」も同様に「オオキンブナ」の変種)をなんとか手に入れたいと思う。

どなたか心当たりのある方はおらんのだろうか・・・・それともやっぱり純系のフナ由来のヒブナやテツギョなんて存在しないのだろうか。


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財団法人 淡水魚保護協会機関紙 「淡水魚8号」
「西日本のフナ属魚類 オオキンブナをめぐって」谷口順彦氏   より、大雑把に抜粋。

冒頭、筋漿蛋白電気泳動像での遺伝子型識別についての妥当性等について書かれている。
その結果が以下。

[Ⅰ型]
:オオキンブナ(Carassius buergeri buergeri 西日本~北海道?
:キンブナ(Carassius buergeri subsp-A 本州関東以北
:ナガブナ(Carassius buergeri subsp-B 諏訪湖
:ニゴロブナ(Carassius buergeri subsp-C 琵琶湖

[Ⅱ型]
:ギンブナ(Carassius langsdorfii) 日本全国

[Ⅲ型]
:ゲンゴロウブナ(Carassius cuvieri) 全国(琵琶湖由来)

[Ⅳ型]
:ヨーロッパブナ(Carassius carassius)



「Ⅰ型」はキンブナとオオキンブナが含まれ、第一バンドの濃度が高く、第五、第六バンドの濃度が低い。ナガブナ及び、ニゴロブナは第五バンドの濃度が相対的に高めだが、Ⅰ型に含まれる。

「Ⅱ型」は「東日本のギンブナ」Ⅱ-1や「西日本のギンブナ」Ⅱ-2が含まれ、第五バンドの濃度が著しく高い。Ⅱ-3型は、第三バンドが第四バンドのほぼ半分の濃度。Ⅱ-4型は、第四バンドが第三バンドのほぼ半分の濃度で、霞ヶ浦の「キンブナとギンブナの中間型」に現れる。

「Ⅲ型」は「ゲンゴロウブナ」及び養殖用品種の「カワチブナ」琵琶湖以外で採取されたゲンゴロウブナを含む。第五バンドの濃度が高く、第一~第三バンドを欠く。

「Ⅳ型」はヨーロッパブナに特有。第一バンドが高く、第五バンドが低い点でキンブナに、第二バンドを保有する点で西日本系のギンブナに似る。また、全体的に鯉の泳動像により良く似ている。




以下、ざっくりと要約すると、

・「オオキンブナ」は2倍体。
・東日本及び西日本の「ギンブナ」は雌性発生の3倍体。
・従来「ギンブナ」の性比が場所によって異なっていた(少数の♂がいるとされていた)のは、「オオキンブナ」の存在が正しく認識されていなかった事がうかがわれる。


・霞ヶ浦の「キンブナ」を形態的に同定したものは、すべてⅠ-B型であり、逆にⅠ-B型と判定されたものも、すべて「キンブナ」の特徴的な形態を示した。体型や体色に見られる差が遺伝的であることを示唆している。
・西日本のフナにおいて、外形や体色によって常に「オオキンブナ」と同定されたものは、Ⅰ型で、「ギンブナ」と同定されたものはⅡ-2型だった。
・西日本のギンブナはほとんどⅡ-2型だったが、「児島湖」だけはⅡ-1、Ⅱ-3、Ⅱ-4などが認められた。


・「オオキンブナ」は「ギンブナ」と比べ、背鰭条数・鰓耙数が少なく、背鰭基底長が短い。「キンブナ」「ギンブナ」の種間差傾向が保持されている。
・筆者(谷口順彦氏)は「オオキンブナ」を西日本系のキンブナと称してきて、「ナガブナ」にあたるのではないかと考えた事もあったが、諏訪湖で採取してきた「ナガブナ」の鰓耙は著しく多い。「ナガブナ」はむしろ「ニゴロブナ」に似ていると言うのが筆者の印象である。
・「オオキンブナ」は、東日本のキンブナに種々の形質がよく似ているが、測定値に差が認められた。最も大きく異なるところは著しく大きくなるところなので、オオキンブナ(落合他、1979)と称することにした。

・オオキンブナとギンブナの差は相対的なものであって、採取地によって体型や体色がかなり変化する。同一採取地、同一サイズであれば比較的容易に同定できた。また、大型個体程両種の差は顕著となる。

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と言うわけで、外見からほぼ同定が可能であるようであるのはうれしい。

なお、オオキンブナとキンブナの比較写真が何点か載っているが、白黒写真ではほとんど区別できない。背鰭基底長に明白な違いが見えるものもあるが、むしろ採取地ごとの差異の方が目立つ。

例えば諏訪湖のナガブナとギンブナでは、両者とも顎がシャクレ気味になっている(当ブログで北方系のキンブナ・ナガブナ系とか称しているタイプに似ている)。若干、背(肩)が低めであるような気はするのだが、違う採取地のものではまた違う。全体的に見て、顔(頭)が胴体にくらべてやや大きめな雰囲気はある。・・・かも知れない。

岡山産のギンブナについては、別の文献でも見たような気がするのだが、児島湖は人造湖なようなので、人為的な撹乱(移入種)があって谷口氏の試験結果がもたらされているのかなぁと思ったりもした。

より新しいフナ類の研究文献には3倍体は、2倍体群から常に発生しているような意味の事が書かれていた気がするので、閉塞環境に置かれたオオキンブナとギンブナ。あるいはオオキンブナから発生してきた新たな3倍体クローン群とかなんとか。

なんであれ育種家としては、純系の2倍体であって改良・改変の余地があればそれでいいのだ。(パールスケールの起源が南方であると言うのを、ネットのどこかで見た気がするのだが、金魚はひょっとすると雑種ではないかと思ったりもする)

2014年10月26日日曜日

羊歯類の斑入り

「シダ不明種」
の斑入りとして手に入れたもの。
イヌワラビの斑入りの気がするが、黄緑色の部分が斑なのでほぼ全面斑入り。
「斑入りイヌワラビ」
上の個体と比べるとやや控えめな斑入りだが、シダの斑入りとしてはかなり派手。
安価で強健なのでおすすめ。
「獅子葉ニシキシダ」
こっちもイヌワラビなのだが、大株になってきたらゴワゴワで硬い葉になってきた。
茎も太くて、斑入りの方と同種とは思えない。
斑入りのニシキシダはとうとう逝ってしまったようだが、こちらのタフさはなんなんだろう・・・
「ホソバカナワラビ?」
カナワラビの斑入りとして入手したものだったと思う。
羊歯類の同定は困難だが、こちらが参考になる。
極めて地味な柄だったが、今年はまあまあ。
3年以上飼ってるが、今年初めて黄色っぽい斑入りも出ることが分かった。 
無地の葉もよく出るので、剪定が必要。
とは言え、完全に斑が抜けてしまうことはないので、優良個体と言える。
葉も硬くて常緑なので、日本庭園に植えたい。
「斑入りヤブソテツ
斑入りのヤブソテツの実生品だそうである。
よく見かけるヤブソテツの斑入りはウィルス斑っぽいトラ斑なものが多い気がするのですが、別個体が親株なのでしょうか。ちゃんとお尋ねすればよかった…
シダに興味のないヒトからするとこれもシダなんですか?
って感じのあまり面白みのない葉ではある。
ウチの近所の水路脇にウジャウジャ生えているような、ふつーのシダである。
羊歯類でこんなにはっきりした掃込斑は珍しいと思う。
比較的乾燥にも日照にも耐える強健種なので、結構大きくなった。

羅紗葉のたんぽぽ 再び

今夏は台風の冠水被害が一部山間部にかけてあったものの、全般的に穏やかな天候であった。

が、蚊だよ蚊。数分庭に滞在するだけで、二桁くらい刺されてしまってその後熱でも出そうになるし、春過ぎまではやけに活発だった反動か、まったくやる気が起きず。

そんな状態でも、適度な降雨があったので、大丈夫な気がしていたんだよね。
そしてそんな訳もなくて、どうして毎年貴重な山野草を枯らすのか、そしてそれが夏なのか良く分かった。

もう手のかかるヤツは買いません。そんなのに限ってだいたい高いし。

案の定、「ベニシュスラン」を殺ってしまったっぽい。一応それだけは灌水を怠らなかったものの、適応性のある個体とそうでないものもある程度あるようで、また場所を変えると復活するヤツとそうでないのもあり、基本的に斑入りはやはり弱い。

蘭の達人がフラスコ栽培に専念される理由がよおく分かった。
無論、栽培テクニックで、栽培地の雑菌のコントロールとかが出来れば上手くゆく筈なので、蘭栽培に用いられると言うダンボール法とかも試してみた。

具体的には腰水栽培にして受け皿にダンボールを引いておくだけ。数日でドロドロのダンボールスープになる。

ちなみに、この汚水はドブのような悪臭を発する場合があり、実際水槽の底の黒い嫌気性細菌が発生している模様。さらに、なにかの幼虫(ボウフラも含む。蚊は無敵)まで湧いていた。

この状態で普通種のベニシュスランはすこぶる状態が良い。が、斑入りの方はそうでもない。置き場所(高さ)がちょっと違うので一概に因果関係をどうこう言えないが、前者は冠水状態なのに根腐れもしないので、栽培地の状態が良いのだと思う。

浅い鹿沼土に水苔植えのベニシュスランを乗せたような状態で、底と受け皿にダンボールが敷いてある。草体は用土に張り付くように極めて低く成長して、その天辺は鉢の縁よりも出ない。

後者も同様なのだが、根腐れを恐れて培養土(鹿沼+ヤシガラ活性炭)に水苔を倍ぐらいの厚みの高植え状態。どうも、この草体が鉢より露出している状態が生育状態の良し悪しに関わっている気がする。

つまり、鉢の中に鎮座する事によって、直接風に当たることがなく、かつ空気湿度が高め(当地は夏に乾燥するらしい・・・人間にとっては充分ジメジメしている)が良いのではないかと。

そんなわけで、斑入りでも何故か生き残ったものもあるので高植えは止めた。乾燥気味に水苔植え。みたいなのがいいのかも知れないが、セッコクも上手く育てられないので、蘭は苦手だ。

やっぱり、丈夫な植物がいいや。

山野草の肝は、そこらの野っ原に生えているタンポポみたいな雑草的植物が斑入りだったり、奇妙な形状をしていたりするのが面白いと思うし。金魚だって所詮ただのフナだし。とか、負け惜しみをのたまってみる。


「羅紗トウカイ?」
3年目で羅紗芸継続中。そろそろ銘をつけてもいいかも。
山野草屋さんで欲しい人とかいるのかねえ。
側芽が羅紗でないのが気になるが、若い芽だからだと思いたい。
拡大すると分かるが、手前の葉の付け根から白い草液が出ている。
ちょっと触ったら「パキ」って音がして折れたのだ。それぐらいは硬い。

今季こそ開花してもらいたいが、花茎が立ち上がらないとなるとどうしようもないかもね・・・。

「カラス葉トウカイ」の実生。2年目。
赤っぽい。成長がのろくて、まだ選抜すら出来てない。
昨年の実生はナメクジにやられた。
「斑入りエゾ?」
特選個体の3年目くらいで、かろうじて斑入りが残っている。
だんだん芸が悪くなっている。そろそろ廃棄かも。
「エゾ斑入り実生」
毎年実生・選別しなければならないのも、だんだん飽きてきて、扱いがぞんざいになってしまってすまん。
スミレが種を飛ばしてくれるので、それも勝手に生えてきてグチャグチャ。
青花(緑花)タンポポ2種はまだ地上部が復活していない。

2014年7月30日水曜日

本斑ニシキシダのつづき

最下層の棚のカンアオイにまで光を届かせようとして上の棚の鉢を動かしていたら、うっかり葉焼けしてしまったらしい。
あるいは、単に暑すぎるだけなのかも知れないが、とにかく葉の痛みがひどい。

カンアオイの方だが、どうも梅雨前後に地上部を失ったのが今頃になってまた芽出ししてきた個体もある。「キンチャク」や「オナガ」は同じポットの全ての個体が次々に落葉して次々に発芽してきているので、「冬葉」「夏葉」みたいな切り替わりの生育周期があるのかも知れん。

慌てて殺菌剤を撒いてしまったけれども、取り越し苦労だったのかも。しかし、まだ音沙汰ない稀少苗がいるので、マジで怖い。ダメだったら絶対に凹む自信がある・・・
そして、また幽霊みたいな葉っぱになってしまう・・・・・
さすがに来年はもう無理かも。

あと、関係ないが「マツバラン」に「カイガラムシ」がくっついてしまって駆除が非常に困難。昨年以前は気付かなかった。特に一部の株に多いので、どこからか貰って来たものだと思うが、定かではない。
出来る範囲で取り除くが、卵が落ちるのかいつの間にか元通り・・・キリがない。一ヶ月くらい水没させてみたこともあるが、絶滅出来ず。嫌いな薬剤を撒いてみたが、ほとんど効果がないようだ。

2014年7月6日日曜日

オナガカンアオイの実生苗

梅雨時はカンアオイにとってもっともヤバイ時期らしくて、葉を落としてしまった個体がいくつもある。根は大丈夫そうだけど、心配。

 スミレなんかも萎れてきたかと思うと、根が腐って逝ってしまう個体がある。別に変なことはまったくしていないのに、謎である。ただ、腐る前に「ナメクジ」か「ダンゴムシ」に新芽をかじられてしまっていたりもするので、傷口から病原菌でも入ったのかなとは思わないでもない。だいたい枯れかけた葉などを好むナメさんは枯草菌や腐敗菌などでイッパイなんじゃないのかね。

どちらかと言うと無防備なこの二種がウジャウジャいるのだから、その捕食者もいても良さそうなのだが、どこで何をしているのだろうか。それとも狭い庭のスペースだけで循環型自然状態を創りだそうと言うのに無理があるのだろうか。

カンアオイ類は結構するせいもあるのか、基本的に鉢植えされていると思うのだけど、勝手に授粉・交配をしてくれたらいいな~と言う考えで大きいプランターにまとめ植えしてある(ものもある。あまりにも高額なのは隔離はするが・・・)。

「細辛」類は意外に丈夫なものが多く、葉がなくなってしまっても復活してくる。「タイリンカンアオイ」は基本的には肥料を好み頑丈らしいし、「オナガカンアオイ」に比べても生育旺盛な気がする。にも関わらず、実生苗が出来てるのはオナガだけなのだ。なんでかね。

ともあれ宮崎県から遠く離れたこの地でも、ほぼ自然状態(さすがに肥料と水は必要な時には与えるけど)で増殖しつつあるのは、実にうれしい。こう言うことをやりたかったのだ。

「オナガカンアオイ(普通種)」
花期は終わっていて、授粉成功していると花が残る?
・・・のか気温のせいなのかよく分からないが、アリに穴を空けられてしまった。
信州の某山野草店に立ち寄った時、園主さんに「アレ(カンアオイの花)は甘いんだよ」とか教えてもらったのだが、花は地面に埋没しかけている。のでおそらくエライオソーム付きの種を狙ったため?
種の持ち出しを阻止しようと穴を塞いだら、翌日には花自体が切り取られてしまっていた・・・為に種は回収できず。いつかどこか思いもよらぬところから生えてくるかも・・・。どうせなら鉢内に落としてくれればいいのだが。
「株全景」
オナガにはあまり銀葉がないらしく、これも「銀葉」として入手した訳ではないのだけど、やけにギラギラ反射して見えるのは気のせいか。
昨年ジベレリン処理失敗した実生個体の筈。
別に問題なく本葉になっている。
「親株?」
花のある辺りから出ているので、自家受粉したものがそのまま落ちただけかも知れないが分からん。
ジベレリン処理成功した方の実生苗。
失敗した方と葉のサイズは大して変わらないよ・・・
なんだかエンボス加工したような厚めの葉で、細辛(「葵錦」?)の花粉をつけてみた雑種かも・・・
実は2子苗とも青軸・・・
う~む。花を見ないとなんとも言えないが、細辛の青軸って優性遺伝するのだろうか。

ベニシュスランの授粉?

「ベニシュスラン」は10cmにも満たない小型の草体に見合わぬ3cm程度の大きな花を数輪つける。
「ベニシュスラン 普通個体」
充分に光がある状態だと草体と花の大きさがほぼ一緒ぐらい場合によっては花の方が大きかったりする。
遮光下で徒長させるのは貧弱に見えて好きでないので、時に陽が当たるぐらいの軒下においてあるがさすがに葉焼けすることもある・・・
今が花期らしくて、普通の個体も斑入りも淡い朱色の花をつけている。素心の純白花と白い茎の個体があり大変美しく、何年か前にネット上で見かけてからずっと欲しいと思っていた。で、数年前から集めていたのだが、古典園芸植物の例に漏れず、斑入り個体に大変人気があり、特に花も美しいことから小個体でも結構高価な部類である。
「丹沢錦」
斑入りのベニシュスランには白や黄覆輪の他に銘のあるものが数種類ある。
「丹沢錦」は白軸白花個体で斑入りがキツイので、普通株が元気一杯でも調子が落ちてくる。
なおすでに昨年一株溶かしているので、非常に心配・・・・来年拝めるか分からないので記念に一枚。
栽培法がいまいち良く分からず、寒さには問題ない(らしい)のだが、夏の暑さに弱く結構溶かしてしまった。でも、斑入り以外はまあまあ育てられるようになってきた。おそらくベストの育て方ではないのだが、水苔単用でほぼずっと湿った状態にしてある(乾いた状態でも株自体は元気みたいだが、挿し芽をするには濡れている状態が良い模様)。

「ベニシュスラン 青軸」
未確認だがおそらく白花だと思う。
やはり白花であった。7月末~開花
普通の色の花との対比

ついでに言うと「八丈シュスラン」「カゴメラン」などの南方系のシュスランも加温無しで越冬できたよ!結構枯れたのもあるけど、生き残りは新芽も出てきている。暖地で馴化されたのと実生した「カシポオキナグサ」と「カゴメラン」が一緒に育っているのを見るのはなかなか感慨深いものがある。まあ、これからが夏本番なのだけど。

そんな訳で、加温・冷却等(*置き場所や水やりはそれなりに気を使ってはいるが、いつか日本庭園を造る時に放置しても大丈夫な程度)の特別な管理もせずに安定して開花させたと言って良いような栽培状態になったのだが、ベニシュスランは開花させると枯れてしまう(らしい。ウチでは少なくともそのようだった・・)のである。なので、せっかくの花もちょっと見たらば切り取られねばぬ。ましてや、授粉させようとすると相当に危険である。

とは言え、基本的には育種の為に買っているので(基本的に古典園芸植物の増殖は株分けなので、その由来の正当性や系統の良さが大事なのであって、実生は軽く見られる傾向があるせいか、こう言うヒトは少数派らしいことを実生されている方から伺った。せっかく苦労して貴重な品種を交配させても評価されないのは残念なことだ。が、ホームセンター等に流通する大量生産品とは違うのだよ的な世界があってもいいとは思う)授粉を試みたことがある。が、花を分解してみたが雄しべは分かっても雌しべがよく分からん。丹沢錦の実生もしている方にも伺って、一応は正しいことをしていた筈だったのだが、結局人工授粉は出来ていなかった。

「ミヤマウズラ」や「カゴメラン」など葉芸の美しいシュスランの類が地味な花穂(1つの花は5~10mm未満。人工授粉されている方もおられるが、根性あるなあ。よほど好きで好きでたまらないのだろう。やりたい気はあってもやる気にまではならぬ。生後1週間の金魚の稚魚の選別ならやらんこともないが、正直授粉作業は虫にやってもらいたいと思うくらい)をつけるのと比べ、より大型なので人工授粉も容易かと思ったのだが、すでに授粉済みの購入品以外で種を見たことがない。大きめな花なので相応のサイズの授粉昆虫がいるのだろうとは思っていたのだが、いかんせん自然状態で見たこともないような植物の生態など知る由もないのであった。

でも、ひょっとすると?と思ったのが、この写真。ハアリか何かか?と思ったのだけど、よく分からず。
背中に雄蘂(?)がくっついてしまっている。
女王アリみたいな気がするがなんなのか。
水に濡れても取れないよ。

*7月半ばぐらいには花は萎れてきたが授粉した形跡もなかった。

2014年6月22日日曜日

イヌワラビとニシキシダ

「イヌワラビの斑入り葉」
ニシキシダの斑入り」の基本種の基本種と言うべきなのかな。
ごく普通のシダ。


「ニシキシダの獅子葉」
先端が分裂するタイプ。基本的にはシダの獅子葉はこれ。
か、羽衣と言われる一枚葉のタイプに出現する変形葉。

葉色は充分キレイで、斑入りの必要があるのかと思わないでもない・・・