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2020年4月25日土曜日

2020年度 金魚交配記録

①網透明鱗(モミジ)らんちゅう型♀ × 透明鱗出目らんちゅう型♂(ポンプ停止酸欠でほぼ全滅してしまったが、基本的に普通鱗で撥ねる必要がなく、パール鱗らしき個体もあり、背成も良い傾向にあり優秀な組み合わせ。ただし親魚たちは地味)

②白らんちゅう型♀ × 透明鱗丹頂竜眼型(親魚)♂ (子供の背びれ欠如率が極めて高い。♂ 親の背成はあまり関係ない?)

③パールらんちゅう型♀ × 透明鱗出目らんちゅう型♂+透明鱗丹頂出目らんちゅう型♂

④パールらんちゅう型♀ × 普通鱗丹頂出目らんちゅう型♂+透明鱗丹頂出目らんちゅう型♂(*2回とも後者の精子の出が悪い)

⑤パールらんちゅう型♀ (この背成が悪いせいか、2回とも子供の背びれ欠如率がゼロに近い。♀親の背が優位に遺伝している気がする)× 透明鱗出目らんちゅう型♂+普通鱗丹頂出目らんちゅう型♂+透明鱗丹頂出目らんちゅう型♂

⑥網透明鱗(モミジ)らんちゅう型♀ × 透明鱗出目らんちゅう型♂ ①と同じ。

⑦パールらんちゅう型♀(卵を産んでくれることは優秀なのだが、背びれの欠如率が悪すぎるので今季この親は終了とする) × 透明鱗丹頂出目らんちゅう型♂(機能するようになってきた)


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写真がないのがあれだが、ようやく当ブログ本来の姿をお見せできそう。
ここの所すっかり山野草の人になってしまっているが、元々は「新種金魚作出ブログ」である。


開始当初は最短5年くらいで目標形態であるところの
「出目水泡顎泡花房網透明鱗珍珠鱗らんちう(うろ覚え)」
に到達できる筈だったんだが思い返してみればもう10年以上かかっている…。

久しぶり過ぎる金魚の交配記録なので書き方を失念してしまったが、昨年あたりからようやく交配育成が安定してできるようになってきた。ここ数年は病気も発生しないし(事故はちょくちょく起きるし、数年前もあやうく全滅しかけたが…)自家産の子供たちは完全室内飼育の割には性成熟するし、肉瘤もまあまあ出る。

「出目らんちう透明鱗型たち ①と③の種親」
普通鱗も混じっているが、丹頂タイプなので残してある。
♀親次第では使える。
本当は3色(キャリコ)の紅頭(面被りの青背)にしたかったが、
他の選別基準がたくさんあり過ぎて無理だと思う。

ウチの金魚たちはいろんな品種の掛け合わせであるのだが、主たる要素である
「らんちう型」「出目」「透明鱗」あたりは単純なメンデル型の「潜性(=劣勢)遺伝」なのでまず重点的に選抜している。

でも、忘れちゃいかんのが、最重点要素としてちゃんと「累代できる繁殖能力」がまず大前提である。

くどい言い回しになってしまったが、どんなに優秀な能力や容姿であったとしても繁殖できなければ生物としてはそこで潰えてしまう。生き残ってこそ次がある。

交配最初期にこちらの不手際などで極端な生存圧力がかかってしまい、弱い個体は生き残れなかった時期があったためか、「近交弱勢」による虚弱化などもまだ感じられない。
半面、あんまり面白みのない個体が多い気もする。かなり血が濃い割には普通と言うか、尖がってないというか、隠れた「潜性遺伝子」の形質が出切っていない。

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「網透明鱗(劣勢透明鱗)」「パール鱗」「丹頂」のように「顕性親」としては使ってないもののときどき出現してくる「潜性」のものや、取り除きたいのだが出てきてしまう「充血型出目」遺伝子。こいつは普通に出てきてしまうので困る。

他にも「顕性」だが、量的遺伝なのかほぼ出現しなくなってしまった「花房」「水泡」形質がいくつかある。おそらく「花房」の方は突発的に出てくることもあるようなのでそれほど心配していないのだが、「水泡」は再導入しないと大型化しにくい気がしている。

「顎泡」は稚魚の時に持っていても消えてしまうので、「四泡」型は未だに親に出来ていないし、固定するにはかなりの年月が必要かと思われる。

「透明鱗丹頂竜眼らんちう型(中央こちら向き)」
形も良いし一番狙っていた形質に近い個体だが、まだ繁殖力が微妙。
「背びれ無し」は固定率が上がってきているので「背びれ有り」よりも多く出現するようになってきている。劣勢遺伝子がホモ化する証拠であるらしい「金目」はほぼ出ない。もっとも育成過程で自然淘汰されている可能性はある。

「出目」「透明鱗」は種親次第で確実に半分は出るから、自分で把握しておけば良いし、そろそろ両形質そろった親がそろい始めた。

「左手前の透明鱗出目らんちう型」
もっとも繁殖能力が高かったので、ほぼこの子供になると思われる。



*「出目」出目水泡眼(中国産。巨眼型)、丹頂竜眼(中国産)、竜眼浜錦(中国産?当時極めて稀に透明鱗型高頭浜錦に混じっており飼育していたこともあったがそれではなく、虎竜眼浜錦とか呼称されていた記憶がある。全部橙色で透明鱗ではなかったかも。透明鱗の浜錦型もいたが、現在これらの系統が存在するか不明)から導入
*「花房」竜眼花房、らんちゅう花房(肉瘤はない系統)から導入。(ロングテールの青文出目あるいはパンダ蝶尾などに混ざっていたこともあった)
*「透明鱗」本東(本物の元祖東錦の天青型)から導入。
*「パール鱗」竜眼浜錦、ピンポンパールから導入。
*「網透明鱗」ピンポンパール(変わり物)から導入。
*「充血出目」竜眼花房から導入。丹頂竜眼(ランプアイ型巨眼)もそうだったかも。
*「背びれ無し」出目水泡、武蔵野(アルビノらんちゅう)から導入。
*「肉瘤」丹頂竜眼、竜眼浜錦、武蔵野(入江氏)、本東から導入。
*「アルビノ」武蔵野(協会系の良い親が使用されていた筈)、出目らんちゅう(別養魚場の系統らしい。仔引き出来てなかったかも)。顕性でない孫世代の子孫たちだが、発現するか不明。顕性の子孫は途絶。


☝記憶が曖昧な部分も出てきたので、過去の記事により精確な情報があるかも。重要なのでよく覚えていることもあれば、交配途中で無様な姿の時期もあるので、ちゃんと写真を撮ってなかったりして


→ 次回投稿で「最終安定版おうちできんぎょの飼い方Q&A」を書くつもり。


2019年5月21日火曜日

自作の斑入りヤマアジサイの初花

「ヤマアジサイ 黄斑1号 開花」
3年目だっけかな。開花した。
意外と早いが、手間を考えると適度な面倒くささだと思う。金魚交配と同じような感じだ。

だがしかし残念ながら種親と思われる「藍姫錦」と大差ない感じである。色がやや淡いくらいで、特に見どころもない劣化コピーのような気もしないでもないな。


「ヤマアジサイ 黄斑1号 開花直後」

「ヤマアジサイ 黄斑1号 開花」
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「七変化錦(だと思う)」
開花直前の色合いはこれにそっくりであった。


「藍姫錦(だと思う)」
だいたいにおいて、これに似ている気がする。
札落ちしたらたぶん分からなくなってしまう…



2018年3月31日土曜日

「満月」の実生

「斑入りアオキ 満月の実生苗」
斑入りアオキの最高峰、飴軸白実の「満月」の実生苗である。
これ実は完全に失敗したと思い込んでいて捨てたつもりでいた。
とにかく全然発芽しなかったのだ。

「満月」は黄中斑の星斑で派手ではあるがアオキとしては割と典型的な斑型である。
むしろ掃き込み斑とか白本斑とかいわゆる普通の斑入りタイプの方が珍しいと思う。

「長台寺」という掃き込み型のアオキも入手してあるのだが、数年前に購入してろくに手入れしてなくて作落ちさせた小苗なので親として使うにはまだ時間がかかると思う。また、性別が不明だ。それに出来れば白斑のやつも欲しいなあ。どんな品種があるのか詳しくないのだが・・・

「満月の子」
黄葉タイプである。薄っすらと星斑も見える。
一番期待している。が、ちゃんと光合成できるのか?


「満月の子」
ちょい掃き込みっぽい。


「満月の子」
まあ普通のヤツである。「駿河弁天」タイプというのか、♂親がもうちょっと派手だがこんな感じ。このあたりだと性別次第では残さないかも。


「満月の子」
双葉にも斑が確認できるのでかなり本格的。
派手柄で良い感じなので♂になれば良いと思っている。



2017年4月8日土曜日

停電に死す

透明鱗出目パールらんちゅうを狙った途中交配である子供たちが酸欠死した。

理由は5時間ほどの停電。

現在試みている飼育法では稚魚の歩留まりや成長速度が良好でありかつ省力で、今までの手抜き飼育の集大成の出来なのであるが、エアレーションが文字通りの生命線。

本アズマ系出目竜眼♂ x アルビノらんちゅう♀

の子供であったが、良好な背びれ欠如に、数尾のパール鱗。おそらく親まで続かないが3色透明鱗(墨が乗る)と外見では分からない発現性の良い遺伝子をもっていると思われる。今年は魚も植物も調子が良いだけに足をすくわれた格好。しかも気づいていれば換水で防げたかも知れない事故であった。

親も酸欠気味になってはいたがただの酸欠でまだ存命なのでなんとか次の産卵を促したい。

写真は悲しくて撮っていない。発酵肥料中に埋葬した。合掌。輪廻転生してください。


傷ひとつなかった魚体が5時間後には塩辛状の内臓崩壊が始まってきていたのでミミズを利用しない密閉型のコンポストビンに応用できそうだ。勝手に発熱しているのでヒーターも必要ない。好気性発酵を促すためにエアレーションをすべきだと思うが、エアストーンが目詰まりする(カタツムリ飼育で経験済み)。よって嫌気状態でアルコール発酵させるようなイーストを併用した方がいいだろう。となると発酵桶の上部には攪拌の為空気に触れる空間を残し、上部は好気性発酵する枯草菌類の混合、下部は酵母と言う組み合わせになるか。長期発酵させた奈良漬けが黒化するようなので酒麹での発酵終末期の状態ならば推測できる。

生ごみの分解が目的なのだから、セルロースやタンパク質の分解に長じた菌が良く、となると今の状態で良い気がする。発酵過程によって調整する必要があるが、過湿しない油粕を発酵床として菌付けして適時生ごみ追加していけば長期維持が出来るのではなかろうか。場合によっては肥料には適さないかもしれないが濾過槽の活性汚泥の搬出と同じく処理済み発酵物を適時持ち出していけば土壌改良くらいには使えるだろう。


・・・などとやけに冷静になっているが、かなりやばい状況。親が死んでしまうと計画が頓挫しかねない。UPSの導入を検討せねば。しかしながらこれだけ精神的にストレスのかかることばかりおきると慣れるものなのだろうか、昨年の一品物の山採り品の枯死事件や高価な銘品カンアオイやシュスランの腐りなどまだ尾を引いているものがいくつもあるのだが…

朱文金系の子供たちも結構死んだが、幸いにして数的にはまだ立て直し可能。加えて2次産卵もあり明日明後日には孵化予定。だが問題は理想としたハーフムーン型および地金型の尾が全く分離してこないこと。ほぼ「和唐内」型である。「地金」の「孔雀尾」の作出難易度は最高レベルではなかろうか。「らんちゅう」の「差し」も上部尾骨の除去であるから一種のノーテール作出過程ともいえる為、相当な高難易度である。アルビノ出目パールらんちゅうなど確率的に作出できるものとは別次元の品種改良かと思い直しつつある。

*UPS無停電電源供給装置であるが、ちょっと調べてみるとポンプ用途には不向きであるようだ。基本的にPCなどを予期せぬ停電時に余裕をもってシャットダウンさせるパラシュート的に使用するためのものであって、エアポンプ程度なら充分動くだろうがそれでも使用時間が限定的、さらに完全放電してしまったバッテリーの性能は低下してしまうらしい。

となると現実的なのは発電機になるが自分がいない間に発電させるシステムなんて誰が組めるんだ?むしろ夜間は在宅していると仮定して、太陽光発電を検討した方がまだましだ。なんとか良い方法はないものかな。

2017年3月19日日曜日

バジルの種まきについて

今年は10種類以上のバジルの品種の実生に挑戦している。
その過程で分かったことがいくつかあるのでメモしておく。

①播種して水をあげるととたんに吸水がはじまり、チアシードと同じようにゼリー状になる。これが和名「メボウキ」の由来で「ナス」と同じくインド原産の多年草である。(「トマト」と並んでイタリア料理に用いられるハーブのイメージが強いが、韓国における「トウガラシ」「エゴマ」みたいなものか。「シソ」はダメだったが、こちらには静岡市原産の「ワサビ」があって良かったと思う)

②早いもので数日、おそくても2週間以内くらいには発根が始まるが、決して乾燥させないこと(チアも同様)。乾いてしまうと発芽しなくなってしまうようだ。

③発芽は発根から数日~数週遅れる。ゼリー状物質が用土にくっついてしまうので、鹿沼土などをつかうと双葉が砂に覆われてしまう。そのため土上にバラ蒔きするのではなく、種の上5㎜程度覆土してやった方が良い。1㎝以上深過ぎると今度は地下で発芽してしまうので掘り返さなければならない。おそらくいずれ勝手に出てくるとは思うが、気温が低いせいか一週間以上そのままになったので、神経質な人はこれを厳守した方がいい。

④多年草であるので真冬でも屋内で実生が可能だが、やや寒がるようで日中屋外で15度未満の状態だと発芽しても双葉からの成長が止まってしまう。しかし、ずっと屋内におくと日照不足で徒長しカイワレみたいにヒョロヒョロになってしまって、今度は屋外に出した時に倒れてしまったり弱くなる。↓

「バジル 大葉型」
発酵液肥の中で唯一一株だけ生き残った右側の個体は倒れてしまったが、本葉が出てきた。
バジルは挿し芽ができるようなので地面についた場所から発根するんじゃないかと思う。下にちょこっと写っているのは「コリアンダー」(パクチー)と「カルドン」。

⑤バジルにはいろいろな品種があるが、おそらく同一品種だと思われるものが国内では別名で販売されているようである。

「各種バジル」
「各種バジル その2」


栽培してみないことには違いが分からないのでとりあえずいろいろ試してみようと思う。


2017年2月14日火曜日

やった

バレンタインデーであるが、今朝ずっと狙っていた交配の一つが達成された。

地金x土佐金×(青)朱文金である。
正確にいうと、地金x朱文金の♀に土佐金x朱文金の♂2タイプ。透明鱗土佐金型と透明鱗ヒブナ型をそれぞれ♂を変えて人工授精させた。

出目パールらんちゅうの方にくらべると作出難易度ははるかに低いのであるし、入手も比較的容易であるが、一応地金も土佐金もそれなりというものを種としている。

こちらは母魚が大きく産卵数も相当数の子ができそう。もともと淘汰率も低め(短ヒレと単尾と普通鱗をハネる。色についてはしばらく無理)なので、期待してもよいだろう。事故を起こさないように気をつけたい。

ドワーフ型も出てくる筈だが、あえてロングボディのみを残そうと思う。どちらかというと金魚は短く品種改良される傾向があるが、その真逆にしたいのである。

そしてこの国産品種の掛け合わせの目玉であるテールであるが、孔雀尾のハーフムーンにしたいと思っている。短尾♂の尾は逆反りのものを選んだ。尻上がりになりそうだが平付け尾にならないように配慮してある。大阪らんちうのあの遺伝子は結構強固でしぶとく出てくるのであれの反対である。

品種として固定されていない筈だが、「巻き尾」と言うべき特殊形質があり、これが固定されているのは見たことがない。尾が筒状になってしまう青文魚をみたことがある。飼育法にもよるのだろうが、土佐金の尾の返しのように前に折り返す形質が出てきてほしいものである。

「アルビノらんちゅう♀xパール竜眼花房のF1
の♂(らんちゅう型丹頂色)x♀(パールらんちゅう型)
の子F2」

もう一つ、出目パールアルビノらんちゅうを狙った交配のパールランチュウ型xランチュウ型同士でたった十数匹しかいないが、いちおう孵化した。親が卵をこぼしてしまいほとんど取れず、全滅と思ったのでまあ種として残しておくのもありかも。パールの確率が半分。アルビノと出目の確率がそれぞれ4分の1。なので、1尾はできるかできないかと言うところか。目が光っているように見えるのがいるので、アルビノは出来ているかもしれないが少なすぎる。第2弾に期待だ。

2017年1月7日土曜日

ブラインシュリンプ

酵母はやめた。
水が腐敗する訳ではないのだが、コロニーが大増殖してしまって、掃除の際に稚魚が引っかかってしまう。これってナタデココとか紅茶キノコとかのセルロースだとすると、そこら辺のドブ川や排水処理場が宝の山になりそうだな。たった数日で物凄い増殖率だ。

また、食べている稚魚もいないでもないが、食いが悪いのと、じわじわと死魚が増えている気がする。ただ、約2週間経って全滅していないので、害があるという程でもないのかも。

なにより、ようやくブラインの準備ができた。室内とは言え、2日以上かかってしまった。

だが、入れたとたん、腹が赤くなる。

やっぱブラインじゃなけりゃダメだ。

なお、このブライン、4年物くらいである。


試作していたコージルトの方はそんな訳で使用しないことになったのだが、カタツムリの餌になることに決定。まあどちらかというとショウジョウバエの餌になってる気(ヤドクを飼育したいとずっと思っているのだが生餌の用意はできそう)もするが、なにはともあれ無駄にはならない。

2016年12月23日金曜日

ひさびさの金魚

「昨日くらいから孵化開始、本日完了」

久ぶりのブリーディングだ。

本アズマの血の入った「出目花房珍珠鱗」(花房&パールになってないので、みかけは透明鱗の竜眼。ただ育種的にはこれ。本当は水泡も入っているのだが出て来ない→前回の掛け合わせではフロッグヘッド系はいる。ので、将来的には再掛け合わせが必要になるかも)を♂。

これが一尾しか生き残っていない。まあ、数尾はいたのだが全部♂だったので乞われてあげてしまった。ウチで飼うよりも幸せだろうと思ったのではあるが、毎度毎度綱渡りである。


それと入江氏の「アルビノらんちゅう」(普通鱗の方)♀。 


貴重な本物の「本アズマ」の血統にもかかわらず「三色」ではなく「桜」でしか表現できないのが惜しいが、まだ色で選別できるほど余裕はない。

これらの子は、たいして数がとれそうにないので、アルビノの出目らんちゅう系の透明鱗タイプの材料になる。2年前のパールらんちゅうタイプがだいぶ大きくなってきたので、そろそろ産卵してくれるのを期待しているが、そちらはアルビノ出目パールを狙ってのインブリーディング用。アルビノにならなければ三色出目パールらんちゅう候補に。


未だに掛け合わせが成功していないが、宇野系の方で網透明鱗にしようと思う。あまりにも遠ざかっていて、いろいろな決断が鈍ってしまっているので、再度決心のし直し。本年には使う予定だった個体がすべて落ちてしまったせいで、再構築中。


これだけグチャグチャの交配をしていても、人工授精しかしていないので、コンタミは不可能。宇野系と協会系のらんちゅうは絶対に混ぜたくないし、浜錦やクラウンパールの水泡状肉瘤と、キイチゴ(ラズベリー)型肉瘤は別遺伝子と仮定しているので区別したい。


とは言え、遠い昔に「虎竜」の血が入っているのでダメかもしれんが。ただし、中国金魚にしてはまったく頭が出ていなかった。当時は出目とパールの組み合わせ自体がかなりレアだったため、出自が知れない。ごくごくまれに、浜錦系統の透明鱗(浜錦と呼ばれていた透明鱗の高頭パールの系統。おそらく輸入系)にまじって出目がいたことがある。飼育していたこともあるが子供は取れなかった筈。記憶はあいまいだが記録は遡ればよいのでこのブログの意味もある。


協会系の方はぷるぷる肉瘤のフンタンを伸ばす方向に進化していると思っているので、その系統(鈴木東)を混ぜ、宇野(京都らんちうの会の系統に近いそうだと伺った。尾を重視しない)系に本アズマを入れようと思っていた。

今回そうなっていないのは、大人の事情。

再分離と言うのは純血にはもどれないもどかしさがあるので、困ったものであるが死滅してしまうのはもっと困ったことなのである。

いつか三色に戻す余裕が出来たら、鈴木東をなんとかして手にいれて本浜錦の血もあわせて導入したいところである。しかし、鈴木東からパールが出たという話はきいたことがない。理屈から言えば出る筈なのだが、鈴木東として固定化された品種であるので出にくくなっているのではないかと想像していた。

なお、ここ数年の最新の情報は入れていないのであしからず。

2016年3月20日日曜日

カシポオキナグサ

「カシポオキナグサ 開花初日」
山野草を始める直接のきっかけは金魚葉の椿や綴化したサボテン多肉、特に南アフリカ産の美しくも奇妙な山野草などと変わりモノにも匹敵する驚異の江戸古典園芸品種・・・少なくとも江戸期までは爛熟した閉鎖社会だったせいか、極まったマニアが主導したせいか独特な感性による奇品も珍重され、それは清王朝末期の奇天烈な中国宮廷金魚にも通じるものがあり、旧少年によくある好奇心を誘ったわけだが、エーデルワイスのような現地にまでわざわざ観察しに行くことは決してないであろう高山植物まで平地で栽培できるということも衝撃的であった。

そんな訳でウスユキソウの仲間が結構好き(モフモフしていてよく見るとエイリアンみたいな花であるのが主な理由だったりするが・・・)なのだが、北海道のナーサリーのリストを見ているうちにやっぱり翁草に辿り着く訳ですよ。幻の花とか言われたらそりゃあ実物を見たくなるじゃないですか。まあ、高山植物というよりは寒冷地の植物なのかも知れないけど。

しかし、沖縄の次に暖地であるらしい静岡ではなかなか夏越しが厳しい。アルペンガーデンやまくさの園主さんなんかは埼玉で地植えされてるようだからひょっとすると出来るか?と怖いもの知らずの栽培初期には思ったが、ドシロートがプロの技を安易にマネしても上手くいくはずないのである。失敗してはあきらめて、ふとした拍子に再挑戦とか数年おきに繰り返して、それでもちょっとずつは栽培技能(水遣りのタイミングと施肥と適切な置き場所の把握)が進歩してきたので、まあ今年は頑張りますよ。 やる気が続く間は・・・。


「カシポオキナグサ」
開花の日時はあまり参考にならないと思うが、花芽が上がってきてから展開まで2~3週はかかっている。開いた当日は花粉を吹かない。最初の写真を見れば雄蕊が硬いのが分かる。


「カシポオキナグサ 開花2日目 花粉が出てきた」
開花の翌日にならないと花粉が出ないことが分かった。自家受粉はしないらしい(参照:マンションで世界の花を楽しむさん)のですが、とりあえず綿棒でポンポンしておいた。

湯沢園芸さんのサンプル写真だと毛皮のフードをまとった青紫に黄色の花粉が目立つ幻想的な北国の花って感じなのだが、実際には思ったほど青みが強くなくべたっとした薄紫の色合いである。やはり本来の場所で咲くのとはちょっと違うのかね。

「別のカメラで撮影」

カメラによってハイライトの感度が違う(画素数が足りてなくて分解出来てないだけ?)のか、別のカメラで撮影するとやけに毛が目立ったりする。
写真自体は青みがかっていても花が青っぽいわけではないようだ。


2015年3月21日土曜日

カンアオイの実生苗

「オナガカンアオイ」
小さいが「蝶」模様が確認できる。
親株の根本ではないので、おそらくアリが運びかけたもの。
オナガには蝶が比較的多い気がする。そして亀甲は見たことがない・・あるのかな?
昨年アリに巣食われていた株の根本からもやはり出てきた。
たった2粒とも思えないので、別の場所に引っ越しさせられてしまったかも。
薄々気づいていたのだが、葉模様(銀糊部)は年によって変わってしまう個体がいる・・・
銀葉っぽかったのに谷が出来ていたり株は充実しても自分的には作落ち・・・やめて
なんと「タイリンカンアオイ」にも初実生苗が。

しかも亀甲柄。セルフ実生だと思うのに・・・
亀甲模様はウィルス斑っぽくて好きでないので、優先的に所持していない(細辛の「葵錦」が最高の亀甲系模様だと思っていたせいもある。
*実生選抜品なので偽物も多いそうだ)のだがなぜだ。
一番奥にアラレ模様と思しき双葉もある。霰と亀甲は意外と近い遺伝子なのか?
周囲のちょっと違う様子の双葉はスミレかも知れん。

アラレ模様はサイケなペイズリーとか曼荼羅な情報過多なバロックな感じが好きなのだ。モノドラカンアオイの「美写紋」は洋種の観葉植物にも勝るとも劣らないめちゃくちゃ綺麗な選抜品だと思う。持っていたが枯らしてしまったので写真がない。確か命名者不明らしいが、こんなのを発見。この状況ではどう見てもモノドラの方が先だが®とは・・・
奥にはアラレっぽい予感のするカイワレ芽も。

花物の寒葵と言えば断然オナガだろうが、
個人的にはタイリンの花もおまんじゅうとか金魚で言うピンポンパール的可愛さがあって、しかもデカいから好き。

もっとも色花とかでも微妙に地味なので、あくまでそのカタチがいいね。
ちなみに「万寿」と言う銘品もあるようだが、持ってない。「陽関」って言う羊羹みたいな色花の銘品もあって、ネーミングが絶妙で欲しい。売ってるの見たことないけど・・・

細辛の基本は葉模様だけれども、タイリンは真ん丸な花とかを集めたいなあ。

分布範囲が九州から中国地方までと広いので遺伝的にも多様なのか、葉模様もオナガよりも多彩で、丈夫でオナガ程は高価でないのもいい。それにしても、九州はいいなあ。いろんな花物カンアオイがいて羨ましいなあ。
静岡はアマギくらいかなあ。誇れるのは。
昨年、ジベレリン処理しなかったオナガの実生苗だけ葉が残っている。
昨年度は梅雨のころからみんな葉が落ちてしまって、腐らせたのかと絶望的だったのだが、たまたま裏年だっただけなのかなんなのか。

2014年11月29日土曜日

2014年度の金魚交配記録のつづき


「蘭鋳型のパールスケール」
交配に交配を重ねるウチの出目真珠鱗花房系と入江氏のアルビノらんちゅう(武蔵野)♀との掛け合わせ。
そもそも掛け合わせるつもりもなかったので狙った訳ではないが想定通りの結果になった。

おそらく入江氏の系統の金魚には交配の過程でいろいろな劣性遺伝子が組み込まれていて、それがたまたまこの組み合わせで出てきたものだと思う。まあ、魚の影に花房の形跡も伺えるし、ウチの金魚にもほぼ全形質組み込んであるので交配相手次第では何がでても驚かない。

それと、ちょっとうれしいのが水槽飼育魚の割には、肉瘤や吻端の兆候が出ているので期待している。
武蔵野はらんちゅうとしての固定度合いが高めのようだ。アルビノ金魚はキャリコ金魚程選別を必要としないのだろう。


尾形とかは気にしている場合ではないくらい背なりが酷い中でわりと良いのが何故かパールスケール。
普通鱗のパールなので、体型以外一見しただけでは確認しづらい。
網透明鱗性のパールがやはり良いと思うし、一応その遺伝子を持っている親がパール系の先祖にいるので、なんとか落とさずに来シーズンに繋げたい。

パールの確認の為若干コントラストとかをいじったもの。

一部鱗が欠けたりしているのは、水換えの時に排水ポンプに吸い込まれたとかそう言った理由。これから水温が下がってくると頻繁に換水できないので、冬に入る前に急いで強制肥育している。

金魚飼育において気になる疑問、パール鱗は元に戻るのか?出目は再生するのか?とか検証したいと思う。

ちなみに、出目金とかで目がなくなってしまっても、摂餌が極端に悪くなるとは言うことはない。世間で言われる程目が悪くもなければ(水槽の外のものが落ちるのに反応したりする)、フナ型の方が餌を取りやすいこともない。

狭い水槽の中では方向転換が自在で一気に餌を溜め込める(フナは胃が小さいのか小食)丸手の方が有利な形質なのである。意外かも知れないが、ウチで一番貪欲でどんどん大きくなるのは大阪らんちゅうと協会系のらんちゅうだったりする。短い体にみっちりと肉がついていて体密度が高いのか、安定して押し負けることもなく底砂ごとバクバク餌を吸い込んで確実に喰らう能力に優れている。


「龍眼花房型のキャリコパール」
♂親は同じで、♀親に本東の血が入った系統のもの。
奇跡的に黒が残っている個体がいるが、次世代ではさらにキャリコから遠のく予定。
色揚げ用の餌も混ぜているせいか、橙色は結構乗っているが、いまひとつキレが良くない。

見た目は数年前の魚と大差ないので回り道をしているようだが、水泡以外のすべての劣性形質がONになっているし、一応一直線に目標に向かっているつもり。
最終的にはあの本東特有の上品な空色を取り戻したい。そしてそれを繁殖期の5年くらいは維持したい。

小さめだが花房も確認できる個体が混じっているので、数年後には大阪らんちうのそれ程度にはなっている筈。

2014年6月14日土曜日

2014年度最初の交配

金魚の品種改良の過程を綴ってみようと思ったのがこのブログの発端なのだが、最近はめっきり魚っ気がなかった。

昨年から今年にかけての大絶滅がその原因なのだが、給餌を控えていたせいか、温暖化による異常気象のせいか反応がなく、今年の交配は諦めかけていた。

が、梅雨に入り気温が上下したのが引き金になったのかようやく始動。
6月になって産卵したのは初めてだった気がする。キミたち遅いよ。
水温も25℃を越えているので、これ以降の産卵は厳しいかも知れぬ。

左横の新着動画のTOPにある筈だが、名前だと検索できないし、貼り付けも出来ないのでリンク↓。
https://www.youtube.com/watch?v=yxTdc-57dbk
まったく採卵予定がなかったので、メダカを飼育していた容器に取り敢えず入れてしまってこの有り様。

パールスケール系のいろいろ混ぜたもののF2♂(表現形として、珍珠燐・出目・花房)と、そのF1と本東の子供♀(桜透明鱗)の子供。

昨年全滅して泣きたくなるほど困ってしまった最重要ペアの再現である。受精率は良好だったが、ダマになってカビが広がってしまったので、本来の半分程度の数で少し凹んだ。

入江氏の系統のアルビノらんちゅうの生き残りが♀らしくて、このF2の♂が追っかけていたのだが、宇野系の血を入れたいので今回は諦めてもらった。

昨年使用した宇野系の♀は別水槽に隔離してあるが、恐ろしくて混泳させられない。同水槽の♀は抱卵しているような気がするが、積極的に追われていなかった。

次はなんとか頼むよ。マジで。

それと、やはり金魚の病気の原因は、餌のやり過ぎによる急激な水質悪化(と水温の急変)だな。これを回避出来れば大体なんとかなる。焦っちゃうのはダメだ・・・

2013年10月30日水曜日

全滅した。

宇野系交配と本東交配の選抜稚魚が全滅した。
まだ選別漏れの個体がいない訳ではないが、やり直さねばならぬ。
一年無駄にしてしまう事になる。よりにもよって一番残したい魚をやってしまった。
親魚は無事だが、また卵の上を歩くような一年をやり直すのか・・・

今回の失敗の経緯。

1:本東系の1尾がよく食べていたのだが、体調不良に陥る。
2:体調不良から回復せずに深刻な状態となってきたので、加温する。
3:金魚ヘルペス治療法を終え、死亡はしないものの回復せず。
4:降温して数日後、別の稚魚が死亡。気温が低下しつつある。
5:気温が更に低下。
6:加温処理(朝から夕方まで)に入るが、25℃程度で呼吸困難。遊泳停止。
7:夕方1時間程度で27℃へ上げた所で死亡。エラは赤い。
8:他の稚魚のエラ周りが赤斑状になりつつあったので、加温は続行。
9:深夜近く30℃近辺で、魚体に付着物(粘膜が固まったもののよう)。
10:翌朝、数尾を残して全滅。
11:夕方、親魚1を残し全滅。
12:親魚も粘膜まみれで浮遊しているので、絶望的かも知れない。ヘルペスであれば経験済みと思われるので昇温処理停止。25℃に戻す。


「仮定と対処案(再)」
①昇温処理は無意味(金魚ヘルペスでない可能性もある)。
②昇温する場合は、1回2℃昇温(1日6~8℃)が安心。数日以上かかってもゆっくりと行う。(27℃近辺までは稚魚らは無事であった。6~7時間で一気に感染が拡大したと捉えるよりは、加温が拙かったとする方が妥当だと思うがどうだろうか?)
③昇温中は絶食。
④メチレンブルーはあまり効果がない(二次感染は防いでいた可能性もある)。
⑤死魚はすぐに取り出した方が良いかも(感染源と言うより水質悪化を招いた模様)。


「結論」
他の水槽では死魚が出ていない。加温もしていない。ことを考えると、温度の低下のみと言うよりは、餌のやり過ぎ(しかし過剰に与えすぎでもない。一部の成長の良い個体がよく食べてはいた)が原因の1つの可能性はある。

やはりどう考えても、昇温処理は逆効果でしかない。もっとも、処置が遅れたために全滅したと感じる場合もあるが、それにしても金魚ヘルペスでない可能性もある。どうせ死んでしまうならば、加温によって殺してしまうのを避ける為に、数日かけて昇温するか、快適な温度である25℃近辺を維持するのが良いのではないか。

餌はやはり少なめに与えるようにして、個体サイズに差が出てくる場合は諦めるか隔離するしかないのかも知れない。水温低下を抑える為に設置していたヒーターも餌やりが起因となっていたら防ぎようがない。20℃始動にしていたものを23℃程度にしておいてしばらく慣らした方が良かったのかも知れない。

しかし、あまり軟弱に育てる訳にもいかないので、やはり今回は加温ミスだろうな・・・
ゆっくり上げれば良かった。一日で20℃→25℃→27℃→30℃→34℃は厳しかったか。






2013年10月28日月曜日

魚病について 再々度

台風一過の後、気温が下がったのが原因なのか、2尾落ちる。
そろそろ来る頃だろうと思っていたが、やはりイヤなものだ。
ともあれ、経緯と結果を記す。


:①の魚(一番餌を食べていた)の活性が落ちる。
→餌の食べ過ぎを疑う。
:回復するものだと思い、数日経過観察。
→換水。
:悪化。ヒレや体表に白い付着物。金魚ヘルペスを疑う。
→高温処理(33℃~34℃でのべ1週間)。餌切り。
:回復せず。餌を摂らない。だが生存。
→あきらめて隔離。一応生存中。


:気温が低下気味。
→②の魚が転覆気味。
:回復するものだと思い、数日経過観察。この間に①の高温処置期間も含む。
→死亡。


:急激な気温低下。
→③の魚(一番餌を食べていた)。①と同じような状態で、付着物またはヒレ腐れを確認。
:高温処理の前段階(21℃スタートなので、25℃まで半日かけて上げてそれを保つ)
→呼吸が止まりそう。
:高温処置に入る。
→27℃にまで上げた段階で死亡。確認からわずか半日。すぐに取り上げてエラを確認。やや暗い紅色。窒息ではないと思う。


①丹頂パール出目型。遺伝的には多様の筈。
②目無し金魚。摂餌にはほぼ問題なく、視覚よりも嗅覚の方が重要であることが想定できた。
③土佐金型尾パール出目型。背なりはダメだったが期待していた。


「原因?」

?「餌」
 色揚げ用のもの。5分以内で食べきれない量を与えると体調が今一になるような気がする。消化がよろしくないのか、消化管内で膨張するとか、内臓疾患につながるとかの可能性も。
控えめの給餌を心がけてはいたので、水質悪化が原因ではないと思う。


?「付着物」
 病因と言うよりは、体力低下にともなって起きた感染症のような気もする。他の魚への感染はしていない様子。

ちなみに、ヒレがボロボロになってしまいほとんど全部なくなってしまった水槽でも金魚は元気な場合もある。カラムナリスによるエラ感染には強い個体群を選別したのか、エラ感染はしない病原型なのかは不明。なお、感染力は強く、同タンク内すべての魚が罹患。


?「温度低下」
 原因の1つではあろうと思うが、ヒーターは20℃発動で設置済み。この程度で発病するくらいなら残さないのもやむを得ないかも。他のタンクでは無加温だし、同水槽内の体調が悪そうに見えた他の個体も25℃までの加温で復活した模様。






2013年9月23日月曜日

病気と餌やり

また数匹落ちた。やっぱり、餌のやり過ぎが問題らしいことを確信した。

稚魚のうちは特に満腹の度合いを自己判断できないと見える。
それとは別に、おそらく満腹でないのに死魚も出た。
となると、一時的にアンモニア等の濃度が上がった可能性もある。
腹部膨満で呼吸困難になった所に、酸欠が加わったと言うところだろうか。

まあ、餌をやり過ぎるなと言うのは基本なのだな。
でもなあ。わかっちゃいるけどやめられん。
あと二ヶ月以内には産卵可能サイズまで育てたいし。

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ところで、動画の魚の色についてトロール(相手をわざと怒らせるような書き込みをする輩をネット米俗語ではそう呼ぶと教わった)からケチがついたので、色揚げ用の餌(咲きひかり色揚げ)を使ってみる事にした。

親魚の正しい選定の妨げになるかも知れないので、あんまり特別な事はしたくないのだけども、将来の出品を前に検討はしていた。でもコスパがよろしくないし、年間を通して使いたかったので高タンパクめ(実際には両者ほとんど変わらず。と言うのもロットによって内容が異なる場合があるらしい為)で消化の良い餌を使っていた。

結論から言うと、だいたい1~2週間毎朝晩やるだけで、もう色合いが違う。一応色素を添加してあると言う水産飼料よりもやはり高めなだけはあって効果はあるといえる。

しかしながら、オレンジが「深紅」になるようなことはない(今の所は)。むしろ全体的に肌が橙~黄ばんでくるのである。
ある意味青水から上げた時の色合いに似ていなくもないが、正直もっと真っ赤になるのを期待していたのでちょいと残念。それに「純白」を出したい場合には適当でない可能性がある(丹頂とかの真白な場合は大丈夫そうな予感もある)。

この写真色調整せずに明度だけ上げた。
完全室内水槽飼育で、この黄色くなった肌はちょっと驚き。

キャリコ系魚では赤と白と黒(浅葱)の対比のせいか、赤が濃くなったと感じる(あるいは置き場所も日照がやや多めなせいもあるかも)。
桜透明鱗タイプも色が濃くはっきりしたとは思うので、青水飼育をしなくても色揚げ可能としていいだろう。次回から本格的に使おうと思う。

また「咲ひかり」らしく、太くて長い糞を出してくれる。でもチョコレート色のやけにしっかりした状態で、未消化分が多いんじゃないかと思わないでもない。ただ、人間の場合は排泄物の大半が腸内菌類の死骸だそうなので前向きに考えるなら「ひかり菌」の・・・?

まあ同じ原理かどうかは知らん。なお粒子径や嵩密度(沈下性→浮上性)が違うので餌の量としては以前のものの1.5~2倍くらいの量を与えている。

粒が水中で崩壊しないので、餌による直接の汚濁はない。が、気のせいか飼育水もなんとなく黄茶色がかってきた・・・

2013年9月8日日曜日

病気?

最近また稚魚が死ぬようになった。数の多少はあるが、すべての稚魚水槽で発生。やはり雑種が強く、宇野系が弱い傾向にある。1週間くらいの間に半分くらいになってしまうケースもある。

にもかかわらず、活性は良いし弱っている様子もない。

強制肥育がその主な理由の1つと言う自覚はあるが、どうしてこの時期(季節の変わり目)なのかと言う疑問が残る。

そこで再考。

1:「餌のやり過ぎによる水質悪化」
→と言っても、例年に比べかなり控えめに給餌を抑制しているので、飼育水が極端に濁ったりはしていない(むしろ澄んでいる)のに死魚が発生する水槽もある。ベア・タンクにしている水槽はどうしても濁ってくるので、水換えは時々行っている。


2:「アンモニアや硝酸の蓄積」
→濾過・還元がうまくいっていると仮定して、餌やりに加え水換えも控えめになっているので、何らかの有毒物質とかが蓄積されている可能性はある。ドブ臭くないので硫化水素等の発生ではないと思うのだが・・・ベアタンクを除き赤斑病の発生もまったくない。


3:「餌の食べ過ぎ」
→これが結構ありそう。外観に異常はなく、死後直後の魚のエラは深紅色で窒息死には見えない。胃の中で濾過細菌とかが異常発酵して膨満とかそういったこともあるのだろうか。給餌後やけに呼吸が荒くなるのは、酸欠なのか腹の膨れ過ぎなのか。食い過ぎで死ぬと言うのは生物としてどうかと思うのだけど。ただし決して多くない餌の量の水槽でも大量に死魚が出るのは変だ。


4:「水温の低下による体調変化」
→猛暑続きではあるが、降雨のあとは暑さが和らぐ夜もある。突然の温度変化で発病するパターンが良くあるのでこれもそうなのか? もう少し水温が下がれば呼吸器系の代謝の変化とかもあるのかも知れないけど、32度が26度くらいになってもそうなのかなぁ・・・分からん。

5:「狭い」
少しづつ選別しているとはいえ、サイズアップしてくる魚には窮屈感でストレスもあるのかも知れない。だが、稚魚の頃から密飼いしていると割と大丈夫だったりすることもあるのでどうなのか。
減っても死んでいる例もあるので関係はそれほどないかも。


高温期での金魚ヘルペス発生はないか、重篤化する前に自然治癒しているかもしれないらしいので除外。食後にこそ呼吸が荒くなるが、空腹時は元気一杯。常に底砂をついばんでいる。

となると、やはり餌なのかなあ・・・。約20尾の2cmサイズ稚魚に、小さじ一杯(休日は一杯半)程度が一日の総給餌量。むしろ足りないくらいの筈なのだが。

換水はしたので、餌をもう少し控えめにしてみようか。しかし、数が減ってしまったので等量与えると多すぎてしまう。文字通りさじ加減が難しい。

2013年8月26日月曜日

自家産 緑の金魚 緑!

なんだかんだと試行錯誤したりしてみたが、結局言い訳ばかりしてるみたいでイヤなんでちゃんと撮ったぞ。これで文句はあるめェ。

コツは、蛍光灯を当てずにフラッシュのみで撮影すること。
薄暗いので動画撮影は困難。一応撮ってはみたが画質がイマイチ。でも発色は良い。
いつも蒼白い蛍光灯のアジア的な照明が我ながらイヤなんだけども、調色されたような不自然な色合いも飼育記録としては意味がないと思うし・・・

ちなみに昨日とは違うカメラで撮った。まあ、大体において説明しておいた通りだけれども信頼性の問題なのであんまり適当なことばっかりも言ってられんし。

特にこの2尾が緑っぽい。ぶっちゃけ他のはそうでもない・・・。

より緑に見えるアングルと言うものがある。

一応、他の個体も緑っぽいものだが・・・

コイツがダントツに緑。今のところは。

コイ科限界の緑発色であろうかと思う。
参考:Green Tiger Barb


2013年8月25日日曜日

錯覚!? 緑の金魚

人間の目は色調補正しながら物体を認識していると言う。
そのなかで気になった錯視の例がこれ。
「シアンに見える左目は、右目のグレーと同色」
赤色光下で精確な色を認識するために脳が自動色調補正する。らしいよ。

チンダル散乱とか、構造色とか、黒が青や緑に見える方法はいくつかあるようだけれど、緑系の金魚の撮影をしていたら、液晶画面上では「めちゃくちゃ緑色」。もう、完全に、嘘みたいに緑十四号



こりゃ、やっぱり目の錯覚で、光学的には緑色に見えてるのかなぁ。と思ったのだが、現像してみると・・・・あれれ?

「撮影したまま」
「自動調整したもの」
「色温度を下げたもの」
「色温度を上げたもの」
「見た目はこんな感じ」
水槽に茶苔が薄っすらついていて、メラニンが飛ぶくらい白っぽい容器の場合は薄緑。ライムグリーン系(浅葱色+黄色フィルター)に見えた。


昔、ヨーロッパ人の虹彩は青系で、日本人は茶色なので、ブラウン管の色調を変えてあると習ったのだが、そういうのも関係あるのかね。

2013年8月18日日曜日

宇野系の鱗について

宇野系交配魚でまだ出てくる筈のないパールスケールが何故か多少出現したと思っていたのだが、どうもなんか変な違和感ばかりが残る。なんかよく分からんが何かが違うのだ。
「珍珠鱗」ではない。みたい。なんなんだな。

エラの後ろ最初の2~3枚目までパール鱗に見える・・・
この状態では未発達のパール魚と言えそうだが・・・

最初こんな感じで見えたんだよね。
普通パール鱗だと思うでしょう?
全体的に光が粒子状に乱反射している。


魚が1cm足らずで写真もうまく撮れないので確認しづらいのだが、気づいた点をいくつか。

:鱗の質感が違い、砂粒子状で光が散乱し、わずかに透き通っている。
:鱗にパールスケール的厚みのあるような縁取りがある。

反対側。
光の加減かほとんど透明鱗に見えるなあ。
鱗の外縁部にのみ銀色が乗っているのも確認できる。
「網透明鱗」の一種あるいは、別の「準パール」とかの可能性もあるかも知れんが。
「網透明鱗+銀鱗」「非カルシウム積層パールスケール」
とか、「劣性形質の複合」か「別の形質」場合かを考えていたのだが、単純に「網透明鱗」じゃないかと言う気もしてきた。

要するに、最深部の真皮部に「虹色細胞」がないので内臓が透けて見え、本来全面にグアニンが乗らなければならない鱗の中心部分が半透明になっている為、その蓄積層が残った外縁部が相対的にパール鱗様に見えるのではないかと。

オス親の系統に網透明鱗性パールの遺伝子が入っている↓ので、宇野系が潜在的に持つ劣性透明鱗系の遺伝子が発現したのだとすると、やけに多めに生まれてきたのも納得がゆく。
戻し交配に使えるかと思っていたのだがこのパールスケール・ママは今年の春に逝ってしまわれた・・・。我が交配は常に綱渡り状態であるのである。
出目か水泡の遺伝子が劣性状態でも確認できる好例だと思う。他の魚がこうはなってないので水質のせいではないと思う。

また「銀鱗」でないかと思ったのだが、その場合はもっとグアニン結晶の筋(?)がありギラついて見える。と思う。ちなみに♂親にはこの遺伝子も入っている筈だが、この世代では発現はしないと思う。
「銀鱗」 参考:大樹養鯉園
鯉ではあるが、金魚でもこんな感じだったよ。
ただ、ここまで全面には乗らず、鱗にシワが寄ってるみたいで正直あまりキレイだとも思わなかった。
要するに、網透明鱗はグアニン結晶が何処にどれだけあるかないかと言う、キャリコ柄における色彩の不安定さみたいな状態の虹色細胞版の変異なのじゃないのかね。

・・・・・・・・分からんけど。

参考:朱砂
参考:鱗の組成
参考:魚鱗の構造
参考:魚類のウロコのキラキラ光反射の原因であるグアニン結晶の磁気応答の解明に成功!
参考:構造色

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ところで、「マーブルベリー」と言う「ヤブミョウガ」みたいな植物(だと思ったら案の定「ヤブミョウガ属」だったよ)の実が構造色になってるらしいけど、金属光沢がコガネムシみたいでこりゃすごい。全身グアニンな魚ならいける?とか一瞬思ったんだけど、それってタチウオ

前に使ってたノートPCがこんな色だったよ。