2017年9月23日土曜日

タマアジサイ実生

「タマアジサイ実生」
ダイラボウ(参照:オクシズ)付近の道路わきのタマアジサイから2015年の11月末に採種したものの実生。背が低く20~30Cm以内の高さだがもう開花した。花はちょっと藤色が薄目ぐらいで普通だが「一才(2才?)タマアジサイ」と言うことで。矮性なのではなくて鉢植えだからだと思うが、小柄のままでいてくれたらうれしい。

産地ごとに分けて実生しており、これは1株だけしか残っていないので「ダイラボウ」と命銘。もし結実できたら(自家受粉?)この系統で累代実生したい。

庭の斑入り雑草たち

「ツユクサ 斑入り」
最近やけに斑入り付いてる。
山歩きをしていても斑入りに出会うことはほとんどないが、なぜか庭から発生してくるのはどういうことなのであろう。以前よりも注意深くなったということであろうか。

「ツユクサ 斑入り」
斑入りのツユクサは数年前に少しだけ種をいただいたことがあるが累代できず消え去ってしまった。これは庭に生えている普通のツユクサの中から勝手に出てきたもの。
あるいは他所のお宅から種が飛んできた可能性もなくはないが・・・

「ツユクサ 斑入り」



「斑入りだった昨年のイノコヅチの実生苗」
親株を鉢上げしたら夏に枯れてしまい、その子供たちに斑入りはいないようである。多年草であったのに非常に残念であります。

「富士産オニタビラコの実生苗の2代目」
累代してる。
ものすごく大量に実生しているにも関わらずその大半が斑抜け。斑入り率は0.1%くらいじゃないかと思う。マッシロシロスケのお化けも多いからそれを入れたら1%くらいの固定率かも。
親の選定を誤った可能性もあるのだが、それにしても渋い。

毎年採種して播種するのは山野草的には面倒でやる気が萎えてくるので、「家菜化(野菜化)」する方向で動機付けを強化しようと思う。

現代の主流としては毎年植え替えするべきなのだろうけれども、野菜の連作技術や鈴木吉五郎氏の栽培法を参考にさせてもらうと無肥料・不耕起が最良と思われる。ただし、実生累代選抜と言う前提があっての栽培法なので、スタートから数年は手抜きどころの話ではない。むしろその手間に悶絶しそうな気がするが、数年で済むなら初心貫徹できそうな気がする。何よりただの作業になってしまう前の最初期は新鮮で楽しいものだ。

でも、結球するとか石化の方向で進化してくれないと、種を周囲に蒔き散らす雑草生成マシーンと化してしまうのが困る。カンアオイやらラケナリアやらの鉢からうじゃうじゃ実生苗(それでもほぼ斑入りにならん)が出現してくるので邪魔でたまらない。せめて斑入りの固定率が上がってくれると良いが、今のところミズヒキと並んで厄介な雑草である。

2017年9月9日土曜日

謎の木の斑入り?

「?」
なんか生えてきたのが斑入りっぽいもの。シキミかなんかだろうか。匂いがないようなので別の雑木なのだろうが、こういう樹木は調べてみてもよく分からないことが多い。

用土の使いまわしで何が植わってるのか分かんない。柑橘やサクランボとかのフルーツ類はとりあえず蒔いてみたりしているが、鳥の爆撃痕から生えてくるらしきものも多数。その場合はムクゲやケヤキ類が多くて、うっかり根付かせてしまうと除去に難儀する。ご近所の植栽次第だろうけれどもたまにアオキも。

(仮)藍姫錦の実生とタマアジサイの実生

「(仮)藍姫錦の実生」
ヤマアジサイでもっとも深い青花の一つであろう「藍姫」の斑入りの子供であろうと推測している実生苗である。放置していたわりには虫食いもなく良斑である。当然と言えばそうなのだが、栄養繁殖された枝変わりの斑入り部からの種子繁殖でも斑入りになると言うことである。

左の木は斑が抜けたせいか成長速度が倍くらいになっている。下の方の葉の周縁にわずかに斑の名残がある。

ウチのガクアジサイの場合結実したのを見たことがなかったので自家不和合性があると思われるが、ヤマアジサイの場合はどうなのか。ちなみに数年来栽培している「黄金駿河」でも結実しているのをまだ見ていないので自家不和合性があると見た方が良い気がする。でなけりゃいっぱい種が出来てる筈だよね?

そのような訳で花粉親は別株であろう。昨年は「土佐の暁」の印象ばかり強いが他にも咲いてはいたのでどうなることやら。今季も受粉している株がいくつかある。変化花になってくれたらうれしいが、そういう🌸はあまり受粉していない気がする。多芸変化花の「九重凛華」はどうも両性花がつかなかったようで枯れた装飾花殻のみが残っていた。

「タマアジサイの実生の花後 満開の頃は忙しくてちゃんと撮影できなかった」
近所の沢沿いから採種実生したタマアジサイ。2年目の筈だがもう開花し結実までした。花に特徴はないが葉が長めで大きく背は低い。タマアジサイには緑花もあるらしいが、これは白い装飾花に紫の両性花であった。八重花や斑入りの方は今夏咲かなかった。斑入りのタマアジサイはナメクジやバッタやコガネムシに特に好まれた。