2017年9月9日土曜日

(仮)藍姫錦の実生とタマアジサイの実生

「(仮)藍姫錦の実生」
ヤマアジサイでもっとも深い青花の一つであろう「藍姫」の斑入りの子供であろうと推測している実生苗である。放置していたわりには虫食いもなく良斑である。当然と言えばそうなのだが、栄養繁殖された枝変わりの斑入り部からの種子繁殖でも斑入りになると言うことである。

左の木は斑が抜けたせいか成長速度が倍くらいになっている。下の方の葉の周縁にわずかに斑の名残がある。

ウチのガクアジサイの場合結実したのを見たことがなかったので自家不和合性があると思われるが、ヤマアジサイの場合はどうなのか。ちなみに数年来栽培している「黄金駿河」でも結実しているのをまだ見ていないので自家不和合性があると見た方が良い気がする。でなけりゃいっぱい種が出来てる筈だよね?

そのような訳で花粉親は別株であろう。昨年は「土佐の暁」の印象ばかり強いが他にも咲いてはいたのでどうなることやら。今季も受粉している株がいくつかある。変化花になってくれたらうれしいが、そういう🌸はあまり受粉していない気がする。多芸変化花の「九重凛華」はどうも両性花がつかなかったようで枯れた装飾花殻のみが残っていた。

「タマアジサイの実生の花後 満開の頃は忙しくてちゃんと撮影できなかった」
近所の沢沿いから採種実生したタマアジサイ。2年目の筈だがもう開花し結実までした。花に特徴はないが葉が長めで大きく背は低い。タマアジサイには緑花もあるらしいが、これは白い装飾花に紫の両性花であった。八重花や斑入りの方は今夏咲かなかった。斑入りのタマアジサイはナメクジやバッタやコガネムシに特に好まれた。

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