2012年12月22日土曜日

シダの紅葉

日本平をうろついてシダの観察をしてきた。
この時期は黄色っぽく紅葉しているシダも多く、車窓から見える路端の茂みもカラフル。
意外とシダ鑑賞の良い時期なのかも知れないよ。

[フユノハナワラビ(?)]

実はこれと寒葵を探そうと思って行ったので、見つけた時はちょっと嬉しかったんだけど、これだけだよ。
なんか悔しかったので胞子をばら撒いて繁殖のお手伝いをしてきた。他人の手伝いをしている場合でもないけどな。

山野草的な目で植物観察をすると、観光地なだけあって人為的な撹乱が多すぎて多様性がない退屈な植生になっている。あっただけマシかも。新年に備えて整備中の模様。

「アカハナワラビ」や「アカフユノハナワラビ」と言うのもあって、これより濃い目のチョコレート色になるようなのだがよく分からん。どっちかうろ覚えの小さな株を持っているが、いずれにせよさして綺麗ではないとは思う。一過性の色であればベニシダとかの方が赤くて良いと思う・・・。ちなみにベニシダは雑種起源のクローン系統らしく、また日本にはそういった品種が多く、その起源は中国の山奥なのだとか。

山野草で斑入りのフユノハナワラビがあるが、強めの日光に当てることで色が出る(抜ける?)らしい。
「ヒトツバ」の黄矢羽斑や、「松葉蘭」の斑も同様の方法で冴えるのだとか・・・あまりシダにとっては良くない栽培法な気がするんだけどなぁ。

[トキワトラノオ(?)]
コウザキシダ(?)似たような種がいろいろ合ってよくわかりません。
コバノホノキシダ via ノパの庭

どうもホラシノブの仲間らしい・・

カラス葉っぽく赤く色づいているものが多くて目立つ。

[イヌワラビ(?)]
落葉していないのが気になるが・・・周囲のは緑のものはフモトシダ(?)。
非常に淡い黄緑色。遠目には散斑のように見えるので一瞬ドキッとする。
日照不足かなあとも思ったけど、シダだもんな。それはないな。

[ゼンマイ(の筈)]。
どうもこの種は黄色に紅葉する模様。

枯れこむ一歩手前だけど、綺麗でした。
この個体の撮影場所は北側の陰湿地だったので日照は関係なささそう。ウチの「ランチュウ・金魚」葉の園芸品種はまだ緑なので、ある程度の低温が必要なのかも。

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