2013年10月30日水曜日

全滅した。

宇野系交配と本東交配の選抜稚魚が全滅した。
まだ選別漏れの個体がいない訳ではないが、やり直さねばならぬ。
一年無駄にしてしまう事になる。よりにもよって一番残したい魚をやってしまった。
親魚は無事だが、また卵の上を歩くような一年をやり直すのか・・・

今回の失敗の経緯。

1:本東系の1尾がよく食べていたのだが、体調不良に陥る。
2:体調不良から回復せずに深刻な状態となってきたので、加温する。
3:金魚ヘルペス治療法を終え、死亡はしないものの回復せず。
4:降温して数日後、別の稚魚が死亡。気温が低下しつつある。
5:気温が更に低下。
6:加温処理(朝から夕方まで)に入るが、25℃程度で呼吸困難。遊泳停止。
7:夕方1時間程度で27℃へ上げた所で死亡。エラは赤い。
8:他の稚魚のエラ周りが赤斑状になりつつあったので、加温は続行。
9:深夜近く30℃近辺で、魚体に付着物(粘膜が固まったもののよう)。
10:翌朝、数尾を残して全滅。
11:夕方、親魚1を残し全滅。
12:親魚も粘膜まみれで浮遊しているので、絶望的かも知れない。ヘルペスであれば経験済みと思われるので昇温処理停止。25℃に戻す。


「仮定と対処案(再)」
①昇温処理は無意味(金魚ヘルペスでない可能性もある)。
②昇温する場合は、1回2℃昇温(1日6~8℃)が安心。数日以上かかってもゆっくりと行う。(27℃近辺までは稚魚らは無事であった。6~7時間で一気に感染が拡大したと捉えるよりは、加温が拙かったとする方が妥当だと思うがどうだろうか?)
③昇温中は絶食。
④メチレンブルーはあまり効果がない(二次感染は防いでいた可能性もある)。
⑤死魚はすぐに取り出した方が良いかも(感染源と言うより水質悪化を招いた模様)。


「結論」
他の水槽では死魚が出ていない。加温もしていない。ことを考えると、温度の低下のみと言うよりは、餌のやり過ぎ(しかし過剰に与えすぎでもない。一部の成長の良い個体がよく食べてはいた)が原因の1つの可能性はある。

やはりどう考えても、昇温処理は逆効果でしかない。もっとも、処置が遅れたために全滅したと感じる場合もあるが、それにしても金魚ヘルペスでない可能性もある。どうせ死んでしまうならば、加温によって殺してしまうのを避ける為に、数日かけて昇温するか、快適な温度である25℃近辺を維持するのが良いのではないか。

餌はやはり少なめに与えるようにして、個体サイズに差が出てくる場合は諦めるか隔離するしかないのかも知れない。水温低下を抑える為に設置していたヒーターも餌やりが起因となっていたら防ぎようがない。20℃始動にしていたものを23℃程度にしておいてしばらく慣らした方が良かったのかも知れない。

しかし、あまり軟弱に育てる訳にもいかないので、やはり今回は加温ミスだろうな・・・
ゆっくり上げれば良かった。一日で20℃→25℃→27℃→30℃→34℃は厳しかったか。






0 件のコメント:

コメントを投稿