2014年6月22日日曜日

イヌワラビとニシキシダ

「イヌワラビの斑入り葉」
ニシキシダの斑入り」の基本種の基本種と言うべきなのかな。
ごく普通のシダ。


「ニシキシダの獅子葉」
先端が分裂するタイプ。基本的にはシダの獅子葉はこれ。
か、羽衣と言われる一枚葉のタイプに出現する変形葉。

葉色は充分キレイで、斑入りの必要があるのかと思わないでもない・・・



2014年6月15日日曜日

ウィルス斑?

「変化葉椿 宮崎産(?)」
「七変化」タイプなのだが、昨年ボタ斑?が入っていたもの。
今年はやけに鮮やかな黄色になっている。
時々見かけるウィルス斑とはちょっと感じが違うような気もしてきた。
カンアオイの「玉斑」っぽい印象。

「ツワブキ」の星斑は毒キノコみたいな水玉模様になって、いわゆるウィルス性のものらしい。
が、斑入りでない葉の個体でも稀に出現してくるので、よくある病原菌なのか、必須栄養素不足とかなんらかの生理障害のようなものなのかも知れん。
「銀葉椿」
冬季ボロボロだった葉も新調されつつある。
本斑はいいけれど、基本的に(例外的に直射日光でへっちゃらなのもある)葉焼けしやすいし、ナメクジ(どうもダンゴムシも似た食性らしいけど・・・)に狙われやすいし、虚弱体質らしくて枯死させてしまったり作落ちさせたりで安心できない。
こう言う害のない斑入りが理想的だが、銀葉(鋸ナシ)だけの椿ってないのが不思議。

人工授粉したんだけどもダメみたいで諦めていたんだけど、一個だけだけど種がついたよ。
うまく言っていれば「金魚葉」か「梵天葉」かあるいは別の同時期に運良く咲いていた「孔雀」系の何かの交雑の筈。

2014年6月14日土曜日

シダ類の実生苗

育種家になりたい。とか思っていながら、大した事はしていないのだが、一応ひっそりと継続してやっていることがいくつかあって、ヒトツバの胞子蒔きもその1つ。

前に書いた時は、ウジャウジャあったのだが、ほとんどいなくなったのでほとんど放棄していたのだが、生き残ったのもいたんだなこれが。

「ヒトツバの実生苗」

獅子葉系のものなのはすでに分かる。
・・・が親がもう分からなくなってしまった。
「土佐大王」でないのは確か。

一緒にノキシノブも播いてあったので、混じってしまう可能性があればそうなっているかも。
別に雑種を狙ったとかそう言うことではなくて、単なる実生スペースの関係。
入れ物は別だが同じ胞子蒔きのもの。
兄弟株ってヤツなんだろうな。

山採りの兄弟株とかって、近くに生えていたのでまあ兄弟だろうと推測したのか、山採り株の実生苗なのかよく分からないけど、ぶっちゃけどっちなんですかね。
「オクマワラビ」か「ニシキシダ」かどっちかだと思う。
斑入りっぽい気がするが、キレの良い本斑でなくてぼや~んとしたウィルスっぽいタイプ。
でも、実生苗なんでウィルスじゃないな。

ミヤマベニシダの斑入りがその系統でド派手でキレイ。
でもあまり好きじゃない・・・
「フモトシダ斑入り」
フモトシダの斑入りにも何系統かあるらしい。
コゴミ(クサソテツ)にも似ている気がするし、そっちも何系統かあるらしい。

そもそも似たようなシダが多いので、よく同定できるものだといつも思う。
カンアオイなんか、オナガやタイリンならほぼ間違わないにしても、雑種でないけど変異中間型みたいなのが絶対にいると思うのだけど。大体、オナガの登録品種でもマエダカンアオイっぽいものがいたり、逆もそうだったりどうなってるんだよう。

これは芸の良くない方の筈だけど、結構派手に斑が入っている。
気持ちのよい紛れも無い本斑。こう言う斑が理想だが、シダ類にはあまりない気がする。
「ミヤマベニシダ 斑入り」
あるんだかないんだかよく分からないような斑入りすら珍重する山野草の世界にしてはド派手な柄。
普及品になったら和風だか洋風だかよく分からんホームセンターとかに売ってても良さそうな類。

よく似ているが別株(らしい)。
そもそも片方(左)はミヤマであるかすら分からん。
正直、採取した人だけしか真相が分からないものが山野草の世界には多く存在する気がするよ・・・

2014年度最初の交配

金魚の品種改良の過程を綴ってみようと思ったのがこのブログの発端なのだが、最近はめっきり魚っ気がなかった。

昨年から今年にかけての大絶滅がその原因なのだが、給餌を控えていたせいか、温暖化による異常気象のせいか反応がなく、今年の交配は諦めかけていた。

が、梅雨に入り気温が上下したのが引き金になったのかようやく始動。
6月になって産卵したのは初めてだった気がする。キミたち遅いよ。
水温も25℃を越えているので、これ以降の産卵は厳しいかも知れぬ。

左横の新着動画のTOPにある筈だが、名前だと検索できないし、貼り付けも出来ないのでリンク↓。
https://www.youtube.com/watch?v=yxTdc-57dbk
まったく採卵予定がなかったので、メダカを飼育していた容器に取り敢えず入れてしまってこの有り様。

パールスケール系のいろいろ混ぜたもののF2♂(表現形として、珍珠燐・出目・花房)と、そのF1と本東の子供♀(桜透明鱗)の子供。

昨年全滅して泣きたくなるほど困ってしまった最重要ペアの再現である。受精率は良好だったが、ダマになってカビが広がってしまったので、本来の半分程度の数で少し凹んだ。

入江氏の系統のアルビノらんちゅうの生き残りが♀らしくて、このF2の♂が追っかけていたのだが、宇野系の血を入れたいので今回は諦めてもらった。

昨年使用した宇野系の♀は別水槽に隔離してあるが、恐ろしくて混泳させられない。同水槽の♀は抱卵しているような気がするが、積極的に追われていなかった。

次はなんとか頼むよ。マジで。

それと、やはり金魚の病気の原因は、餌のやり過ぎによる急激な水質悪化(と水温の急変)だな。これを回避出来れば大体なんとかなる。焦っちゃうのはダメだ・・・