2014年6月14日土曜日

シダ類の実生苗

育種家になりたい。とか思っていながら、大した事はしていないのだが、一応ひっそりと継続してやっていることがいくつかあって、ヒトツバの胞子蒔きもその1つ。

前に書いた時は、ウジャウジャあったのだが、ほとんどいなくなったのでほとんど放棄していたのだが、生き残ったのもいたんだなこれが。

「ヒトツバの実生苗」

獅子葉系のものなのはすでに分かる。
・・・が親がもう分からなくなってしまった。
「土佐大王」でないのは確か。

一緒にノキシノブも播いてあったので、混じってしまう可能性があればそうなっているかも。
別に雑種を狙ったとかそう言うことではなくて、単なる実生スペースの関係。
入れ物は別だが同じ胞子蒔きのもの。
兄弟株ってヤツなんだろうな。

山採りの兄弟株とかって、近くに生えていたのでまあ兄弟だろうと推測したのか、山採り株の実生苗なのかよく分からないけど、ぶっちゃけどっちなんですかね。
「オクマワラビ」か「ニシキシダ」かどっちかだと思う。
斑入りっぽい気がするが、キレの良い本斑でなくてぼや~んとしたウィルスっぽいタイプ。
でも、実生苗なんでウィルスじゃないな。

ミヤマベニシダの斑入りがその系統でド派手でキレイ。
でもあまり好きじゃない・・・
「フモトシダ斑入り」
フモトシダの斑入りにも何系統かあるらしい。
コゴミ(クサソテツ)にも似ている気がするし、そっちも何系統かあるらしい。

そもそも似たようなシダが多いので、よく同定できるものだといつも思う。
カンアオイなんか、オナガやタイリンならほぼ間違わないにしても、雑種でないけど変異中間型みたいなのが絶対にいると思うのだけど。大体、オナガの登録品種でもマエダカンアオイっぽいものがいたり、逆もそうだったりどうなってるんだよう。

これは芸の良くない方の筈だけど、結構派手に斑が入っている。
気持ちのよい紛れも無い本斑。こう言う斑が理想だが、シダ類にはあまりない気がする。
「ミヤマベニシダ 斑入り」
あるんだかないんだかよく分からないような斑入りすら珍重する山野草の世界にしてはド派手な柄。
普及品になったら和風だか洋風だかよく分からんホームセンターとかに売ってても良さそうな類。

よく似ているが別株(らしい)。
そもそも片方(左)はミヤマであるかすら分からん。
正直、採取した人だけしか真相が分からないものが山野草の世界には多く存在する気がするよ・・・

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