2014年7月6日日曜日

オナガカンアオイの実生苗

梅雨時はカンアオイにとってもっともヤバイ時期らしくて、葉を落としてしまった個体がいくつもある。根は大丈夫そうだけど、心配。

 スミレなんかも萎れてきたかと思うと、根が腐って逝ってしまう個体がある。別に変なことはまったくしていないのに、謎である。ただ、腐る前に「ナメクジ」か「ダンゴムシ」に新芽をかじられてしまっていたりもするので、傷口から病原菌でも入ったのかなとは思わないでもない。だいたい枯れかけた葉などを好むナメさんは枯草菌や腐敗菌などでイッパイなんじゃないのかね。

どちらかと言うと無防備なこの二種がウジャウジャいるのだから、その捕食者もいても良さそうなのだが、どこで何をしているのだろうか。それとも狭い庭のスペースだけで循環型自然状態を創りだそうと言うのに無理があるのだろうか。

カンアオイ類は結構するせいもあるのか、基本的に鉢植えされていると思うのだけど、勝手に授粉・交配をしてくれたらいいな~と言う考えで大きいプランターにまとめ植えしてある(ものもある。あまりにも高額なのは隔離はするが・・・)。

「細辛」類は意外に丈夫なものが多く、葉がなくなってしまっても復活してくる。「タイリンカンアオイ」は基本的には肥料を好み頑丈らしいし、「オナガカンアオイ」に比べても生育旺盛な気がする。にも関わらず、実生苗が出来てるのはオナガだけなのだ。なんでかね。

ともあれ宮崎県から遠く離れたこの地でも、ほぼ自然状態(さすがに肥料と水は必要な時には与えるけど)で増殖しつつあるのは、実にうれしい。こう言うことをやりたかったのだ。

「オナガカンアオイ(普通種)」
花期は終わっていて、授粉成功していると花が残る?
・・・のか気温のせいなのかよく分からないが、アリに穴を空けられてしまった。
信州の某山野草店に立ち寄った時、園主さんに「アレ(カンアオイの花)は甘いんだよ」とか教えてもらったのだが、花は地面に埋没しかけている。のでおそらくエライオソーム付きの種を狙ったため?
種の持ち出しを阻止しようと穴を塞いだら、翌日には花自体が切り取られてしまっていた・・・為に種は回収できず。いつかどこか思いもよらぬところから生えてくるかも・・・。どうせなら鉢内に落としてくれればいいのだが。
「株全景」
オナガにはあまり銀葉がないらしく、これも「銀葉」として入手した訳ではないのだけど、やけにギラギラ反射して見えるのは気のせいか。
昨年ジベレリン処理失敗した実生個体の筈。
別に問題なく本葉になっている。
「親株?」
花のある辺りから出ているので、自家受粉したものがそのまま落ちただけかも知れないが分からん。
ジベレリン処理成功した方の実生苗。
失敗した方と葉のサイズは大して変わらないよ・・・
なんだかエンボス加工したような厚めの葉で、細辛(「葵錦」?)の花粉をつけてみた雑種かも・・・
実は2子苗とも青軸・・・
う~む。花を見ないとなんとも言えないが、細辛の青軸って優性遺伝するのだろうか。

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