前回の探索で気になっていたシダがあったのと、沢沿いにタマアジサイなどがないかと思ったので今回は小さな小さな沢筋(あまり水量があるとマジで落ちたりしそうなので)に沿って見てみようと思ったのでありました。 |
「イノモトソウ」? シダは本当によく分からない。ちなみにこれは普通に車が行き来する山道の道路脇。 |
「イシカグマ」? ぜんぜん分からん。 |
葉先が斑入りになっている? |
枝が枯れかけている訳ではないので、枝変わりのようなものかな? 黄葉になってる部分の胞子だけもらって実生してみよう。 |
「イノモトソウ」? にしてはヤケにゴワゴワしてるのですが・・・「オオバイノモトソウ」と言うヤツかな? |
「胞子ナシ」 暗すぎてちゃんと撮影できない・・ |
「リョウメンシダ」?と「フイリイノモトソウ」? さすがに「リョウメンシダ」くらいは知っていたが、実物をちゃんと見たことがかった(たぶん栽培してもいるのに・・・)。なんでこのシダはひっくり返っちゃってるんだろう。吊り下げ式?とかしげしげと見ました。たくさんあった。 |
「フイリイノモトソウ(ホコシダ) Pteris ensiformis」? 非常にキレイなシダである。園芸品種になると名前が別物に変わってしまうので学名も記す。だいだい「フイリイノモトソウ」で引っかかる画像と同種に見えない。というよりは、ホントにこれでいいのか?頼りにしている「シダの図鑑・著:光田重幸氏」には写真がないのでまったく自信なし。 |
急斜面で足を滑らせたら無事では済まない場所に加え、薄暗くてブレないように撮影するのに一苦労。探してみると結構ある。 左のは「イワガネゼンマイ」。葉先が鋭いので「イワガネソウ」ではない筈。そちらの方はここでは未確認。と思ったのだがやっぱ自信がない。詳しくは「イワガネゼンマイとイワガネソウの見分け」(参照:日本のシダ植物さん)。全体像は「チチブイワガネ」ってのに一番似ている気がするんですが・・しまった毛の有無は確かめなかった・・・ |
葉模様は成長するにしたがって地味になるようだ。 |
こんな水の滴る所にもいる。つまり「日当たりも良くなければ、乾燥してもいない場所」。ホコシダの生育場所とされる環境とは正反対。となると別種なのか?余計分からん。 銀葉は日照の足りない場所で光合成を効率よく行う為と書かれているサイトを見たことがあるので、環境に適応している形態のせいかも。 |
近くの大きな葉は親だよね・・・模様もあるし。 でも葉型が??「アマクサシダ(Pteris dispar)」っぽいけども。 |
まだまだいるよ。いろんな柄。 |
派手柄。個体差が若干ある。 |
湿った岩の間から出ているものが多い。 |
親と子? 葉焼けしているような株が多い。こんな暗くても日照が強すぎるのか、病気? |
「獅子葉」? 時々書いてるけれど、シダ類は若葉に衝撃を受けると変形しやすいので山採り変わり葉なんてのはあまり当てにならない。栽培してみたら何コレ普通のじゃんなんて事よくある。とは言え気になるので飼ってみたい。 |
やっぱり暗いよ。実際はこれくらい照度。 でもこうしてみると、この白い模様が暗闇でも非常に目立つことがわかる。 となるとこれには何か意味があるのだろうな。 人工林と自然林の林床での光合成量について興味深い解説をみつけた。 植物Q&A 間伐しない人工針葉樹林と照葉樹林について(参照:日本植物生理学会) |
水が流れてるし・・・ 左上の大きな葉は「フユイチゴ」だと思う。実がなっているものを良くみた。トゲはほとんどないので比較的安全(小さめのがあるにはある)。トゲのあるものはキライだ。ゆるせるのはグフだけだ。 |
ワサビと同居してるくらい多湿です。 大きめなせいか葉先だけしか模様が残ってない。 |
成長による模様の変化? |
むむむ、これが親?なんか「雪風」みたいでカッコイイが。 どうも「アマクサシダ」みたいだが、雰囲気が異なる気もする。 誰も小苗の葉模様について言及してないのが謎過ぎる・・・・ |
「イワガネゼンマイ」だと思う。 |
「リョウメンシダ」 |
どう見ても裏面にひっくり返ってるだけですよね。 個人的には「サカサシダ」とか「ウラオモテシダ」とかの方がいいんじゃないかと思うのですが。 |
「リョウメンシダ」 これは非常に姿の良い個体。三葉虫みたい。 連れていきたいくらいだったけれども大き過ぎ。 |
途中で表裏逆になっちゃったけど意外といいからそのまんまみたいな感じだろうか。 |
「ヤマアジサイ」? 落ちている花殻を見つけた。ほとんど種が残っていない様子だが拾っておく。額があるのでコアジサイではないし、わずかに残ったボロボロの葉を見るとヤマアジサイっぽい。コガクウツギとかノリウツギとかの可能性もあるのかも知れないのだが、アジサイ類の特徴の違いをまだ把握していないのでなんとも言えない。来年の梅雨時にはちゃんと判別できるようになりたい。 |
もう一つあった。こっちはもう鞘が開いているのでたぶん空だと思うが一応回収。 |
側にいた別の株。 たぶんヤマアジサイ。静岡は白花が多いらしい。別の山で見た自生株もやはり白。 |
「オオバイノモトソウ」? 変わり葉 |
「獅子芸」とか「羽衣芸」は継続するが、このての不定形な変わり葉は継続した試しがない。 ただし自分で実生したヤツは継続している。遺伝性がある場合もあるみたい。 |
「イワガネゼンマイ」? これはどうも2茎に分岐石化している様子であるが、株の一部だけなのでその部分だけ分けていただくことにした。継続しない気がするが経過観察しよう。 |
「アマクサシダ」? これだけ乾いた場所にいた。しかし日当たりはあまり良くない。 |
「何かの種」 引っかかってる。 |
「キッコウハグマ」あたりかな? それらしい花を辺りには見かけず。埋めておいたので来年芽が出るといいな。 |
「フユイチゴ」 この時期の赤い果実なんて「両」シリーズみたいにおめでたい気がする。 |
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