錬金魚術
Alchemichthyology
2015年12月23日水曜日
開花開始椿
「聴信寺
金魚
」
写真では分かりづらいが暗紅色。
銘品「聴信寺」
(濃赤色の一重、秋に咲くものは中折れ。筒~ラッパ咲き、小輪。富山県福光町の寺院に古木がある。「参照:日本ツバキ・サザンカ名鑑」)
の葉変り品。
全葉に芸が出てはいないので固定率は甘いと言わざるを得ない。
金魚葉との二芸品なので葉芸はおまけのようなものですが。
「銀葉椿(ぎんよう)」
素直な明るめの桃色。葉も派手なので賑やかな感じである。
小さめの葉で鋸歯も目立つが、花糸が白いのでこちらも「ヤブツバキ」系*
であるのがわかる。小輪だが花付きはかなり良い。
同様の銀葉鋸葉芸が「ヒサカキ」にもあるので、別の樹木にも出現する可能性のある遺伝であるかも。日淡で言う「銀鱗」みたいなものか。
「銀葉ヒサカキ」の芸は時々戻るが、これはほぼ全部固定。
なお相互に人工授粉してみた。春先に受粉させると雨に降られてダメになってしまうことが多いので今回は雨除けしておく練習をしてみる。
*
太田周氏が自園のヤブツバキ実生から選抜。農水省登録取得種。
「参照:日本ツバキ・サザンカ名鑑」
「聚楽金魚」
銘品「聚楽」の葉変わり品で
葉芸の固定率は高め。
やや蒼味を帯びた赤に見える。暖冬のせいか本来の花期よりも早め?うちの金魚もメスをずっと追いかけている(抱卵はしているが産卵の気配がない…)。
金魚ブログのつもりであったのに山草のことばかり書いているが別に金魚を忘れた訳ではないのだ。
こちらも銀葉と相互交配してみた。
「聚楽」は淡桃地に淡い紫紅の覆輪ぼかし、一重平開咲き、筒しべ、大輪、4月。実生品種に「言捨て(ことずて)」があり、そちらは八重で桃色に赤の絞り。「参照:日本ツバキ・サザンカ名鑑」
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