2013年3月9日土曜日

春の儚いものたち

今日は半袖で庭仕事をしてしまうくらい暖かだった。

何年も前から欲しいと思っていた「福寿草」の「三段咲」をようやく手に入れたのだけど、人気が一段落したのか増殖が難しくないのか、値段もかなりこなれてきたようでなんだかタイミングが悪かった。

人間と言うのは妙なもので、他人よりも損をしたと思うと大したことでもないのにやけに気になってしまったりする。まあ、欲しい時に手に入れると言うのも意味のある事だと思うんだけども。
物によっては、時期を逃すと二度と手に入らない事もあるし。まあ、未来は予測できないし。しかたないので、出来ることを思い立った時にしてみることにしている。

「三段咲」
古くからの品種だが国内では一度絶えてしまったのだとか。
つぼみの期間が長く、まだ開き切っていないみたい。
今のところ「二段咲」だね。
2週間前の様子。
まだ全開花になっていないので、一花で3週間程度花期がある模様。
普通の福寿草は開花前に枯らした事があったので初めて知った。

「秩父紅」
一週間前の様子。今はもう花びらは散ってしまい、中心部分だけになっている。適当に花粉を指でコチョコチョしたけど、授粉してるかなぁ。秩父で実生繁殖されているそうだ。花期も違うし、葉の出方も違うし、これは色彩変異なだけじゃあないよねえ。

キンポウゲ科は寒冷地高地系の美しいものを何種か栽培したことがあるが、夏に全部溶けた。透き通るような透明感のある花弁がなんとも美しいが難しい。
今ならもうちょっと上手くやれる気もするが、高価なものもあったのであまり再挑戦する気にならないよ・・・暖地で「ウスユキソウ」(エーデルワイスと言うと分り易いかも)とか夏越しさせてる人はどうやってるのかね・・・


イワウチワ」も咲き出した。

つぼみが可憐な感じでいい。
果たしてこの乾燥暖地で夏越し出来るのか・・・
実生したいので、雄しべをツンツンしてみると花粉を吹いた。
別株同士て交互に授粉させてみたけどさて。

ちなみに産地は不明。たぶん南国。

「ハイゴケ」系の山採りのコケを貼り付けてある。が、これダメだな。乾燥すると汚らしい。
「スギゴケ」かなにかを鉢植えに生やしているのをみるのだが、あれの方がいいんだけど。
おそらく空気湿度を十分に保てれば(日照も結構必要な気がする)ハイゴケは綺麗に生育すると思うのだが、そんな環境で同居できる植物はシダ類くらいだろうか。
紅葉が綺麗な株を鉢植えにしたのだけれど、やや桃色が濃い気がする。
アントシアニンが多めの個体なのかもしれない。
この個体は気に入っているのであえてセルフで授粉させてみた。
「キビシロタンポポ」
ずっと怪しんできたシロバナのタンポポなのだが、キビシロでOKな模様。
シロバナの花期はどうやら晩秋で、キビシロは早春の模様。
結実すると花茎を伸ばすものの、開花時はシロバナ程首も伸びない。
「シロバナタンポポ」はとにかくヒューヒューと徒長するので区別出来る可能性もある。正直あまり草姿はよろしくないと思う。そう言う意味ではキビシロが良いね。

ちなみに完全にクローン植物。花に袋を掛けていても結実した。四倍体?
一度変異が起きれば固定したも同然なので気長にやるか・・・。
「日本桜草」
このモコモコした感じがうれしい。
昨年は一生懸命授粉させたのでが、芋虫に食われたり、いつのまにかタネが飛んでしまった?とかでまったく実生できず。八重品種を多めに入れてあるのだが、元々は掛川の加茂荘で品種改良をしている方が作出されたらしい。
「波しぶき」と言う品種が欲しいのだが持っていないので、他の八重系を白花斑入りと交配させてみたい。斑入りはシロバナの物がわりと普及しているみたいなのだが、赤花はほとんど見かけない。斑の継続性などが良くないらしい。

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