「シロバナタンポポ 静岡産」 どこから採ってきたのかうろ覚えだが、由比のあたりだと思う。 親個体はとうに絶え、自然実生のものの子孫。 最近気づいたのだが、ナメクジが花を好むようで夜中に這い上がってきてはよく齧っている。 そのせいか、花の外側の花弁がなくなって中心部だけになっているものがある。 そういえば「モラエア」も大変良く食害されるっけ・・・ |
総外苞片の反り返りがあまりない。 花茎の高さ以外にキビシロとの区別は困難だと思う。 |
「日本のタンポポとセイヨウタンポポ」 によると、同じ白花でも「シロバナ」は5倍体。「キビシロ」は4倍体。 「エゾタンポポ」には3、4、5倍体があり、本州高山帯から北海道にかけて分布するタンポポ類と同じく「ミヤマタンポポ節」 一方「カントウ」、「トウカイ」、「シロバナ」等をふくむ「モウコタンポポ節」とは遺伝的に差異があるそうだ。(新潟大学森田竜義氏1995) |
「トウカイタンポポ カラス葉 日本平産」 継続性は不明だが、この2個体についてはかなり紫色をしている。 とりたてて激しい日照に曝されている場所にはなかったのだが・・・ 目につくのはやはり花色の薄い事。ひょっとして、これはこの辺りの変種なのだろうか・・・ 「キビシロ」を「淡黄色のタンポポ」として分類している場合もある(via「在来種タンポポの分類」)みたいだけれども、ウチの場合はどうみても丈の低い「シロバナ」なので、シロバナタンポポ自体に何系統かあったり、黄花タンポポにも局所変種もまだあるのかな。 |
「トウカイタンポポ」 でよろしいと思うのだが。 「トウカイタンポポ(別名ヒロハタンポポ)」は「頭状花が大型で顕著な小角突起」をもつ、静岡県に局在する「カントウタンポポ」の変種で2倍体。 |
「在来種タンポポ 羅紗葉」 2012年実生 興津川流域からか日本平かどちらかの子孫。 目下、羅紗芸は継続中。 |
「根伏せ中」 上個体の根の下部から取り分けたもの。 カルス?ができてきているのでそのうちに芽が出てきそう。
↑個体の数日後の様子
葉っぱが出てきた。
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