2013年6月8日土曜日

2013年6月8日時点での交配

今年は病気→全滅→仕切り直し→治療を繰り返したせいもあって極めて遅いスタートとなった。
しかし同時に、飼育交配技能レベルが多少上がった気がする…

まず、発病予防に慎重になった。基本的に病気の発生は「急激な気温の低下」あるいは「水質悪化」が起因となるので、だいたい20度発動を目安にヒーターを付けっぱなしにしておくことで対処できることがある。

また、治療の際どうも昇温治療には劇的な効果はないものの、30度程度の加温と5日程度の餌切りによって生存率があがった気がする。

*「金魚ヘルペス」の治療法ではない。あくまでウチでしょっちゅう発生する「劇症型エラ病」(カラムナリス?最速1晩で★になる)への対処法。・・・が、これランチュウで行われている処置法とそっくり。どこかのランチュウブリーダーから送って貰ったような気もしないではないのだが・・・・・・。しかも特に「地金」はこれに耐性がないよう。

もっとも、多少の失敗にはいちいちクヨクヨしなくなったとか、外見もさることながら遺伝的な「親魚」の大切さが分かった(理屈としては分かっていても納得してなかったり)とか、強制肥育で無理をし過ぎないとか・・・・・と言いながら強引な水換えで失敗して親魚を失ったりもした・・・。

あるいは金魚が適応した為とかが理由かも。
さすがに自家産で累代繁殖していると、彼らもこの飼育法に適応しないと生き残れないのかも知れぬ。

で、今のところの交配結果。


[朱文金パール系]
:朱文金(パール系)♀ + 土佐金(良系)♂
:朱文金(パール系)♀ + キャリコ土佐金(弥富?)♂ 2腹
:朱文金(パール系)♀ + 地金(良型)♂ 苦節数年ようやく出来た掛けあわせ…
:朱文金(パール系)♀ + 朱文金(パール系)♂ 2腹

メス親は同じ。黒目純白透明鱗。(青系を残したかったが色で選んだらオスばかり。メスはこれだけだった為だが、メラニンはオスの方が乗りやすいのだろうか?)
土佐金、地金交配では尾を3つ尾。パール系同士のインブリードでは色合い(青)とパール鱗で残す。

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[出目協会系らんちう系]
:龍眼らんちう2♀ + 出目水泡パール花房2♂ 一番良い子だけ残す。大きくならない。
:龍眼らんちう1♀ + 出目水泡パール花房1♂ 人工授精失敗。

パールらんちうにするつもりはなかったが、図らずとも子を採ってしまったので思案中。
協会系のパールらんちうはすでに2系統以上存在するらしいので、当初の予定通りアレでいく。が、パール化するかも。
尾に特徴のある個体と背鰭が完全欠如したものを除き数匹のみ残した。
マルコ型で(おそらくパールでもある)のものは極端に成長がのろい。ピンポンマルコ2歳の生き残りもまだ当歳のピンポンパールサイズで、性成熟していない模様。血が濃くなってしまったのかも知れぬ。


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[出目宇野系パールらんちう系]
:本東系出目水泡パール花房♀ + 出目水泡パール花房1♂ 2腹
:宇野系(兵庫)♀ + 出目水泡パール花房1♂ 苦節数年ようやく出来た掛けあわせ…


本東系の方はまだ遺伝子が多様なのか、汚水でも結構な生存率。あえて負荷を掛けて強靭体質系を残す。種親にさえなれば良いので、通常は選別対象となる帆柱もまだ残している。なにせ、超低確率でしか良形質が出現しない組み合わせだ。

しかもメス親(本東青系♀と出目花房パール祖父との戻し交配)が5cmくらいと小さいので採卵数が少ない。背鰭の欠如率は散々だが、パール鱗も出て来ているのもあるので悪くない確率だと思う。
意外にも紫背になる個体も数匹おる(次世代では「桜」になる可能性が高いと思うが・・・)。もう少し数を採って、いい子を残したい。


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余談だが、「ヒブナ」たちがまったく性成熟していない。十分な大きさになっているにもかかわらずだ。なにか刺激が足りないのかもしれん。


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