2016年12月18日日曜日

斑入りオニタビラコの実生苗

「富士産 斑入りオニタビラコの実生」
ツバキの鉢に飛び込んで勝手に出てきたもの。

「斑入りオニタビラコの実生」
親のいた鉢。越年草らしいので代替わりだ。彼らも来年種をのこしたらさようなら。本来は山で絶えていたであろう突然変異した雑草たちがこうして生き延びてひょっとすると園芸品種化されるのは山野草古典園芸界の醍醐味の一つではある。しかし、多少なりとも毎年手間をかけてやらねばならんとすると難しいかもな。

「斑入りオニタビラコの実生 日陰置き」
リスク分散の意味で日陰で育てたもの。徒長しているが大き目。日光はほぼ当たらずカンアオイとヤマアジサイくらいしか育たぬ。ツワブキですら微妙に作落ちする。

横の木は「クマヤナギ」の斑入り。在来種であるが、海外で作出されたものらしい。5年以上は経っているがようやく結実し始めたのでいずれ実生できるかも。直射日光でも栽培可能だが、枝によっては白い部分が多いくらい派手に斑入りになるので葉が傷まないこともない。ツル性で巻き付く性質があるのでうまく誘導してやれば洋風のおされなお庭の入り口とかにも使えるかも。ただし冬季落葉する。


オマケ

「緑花 関東タンポポ 翠玉」
「翠玉」であるが、改良園のカタログ(2017年春号)によると、「東京都清瀬市で発見された緑色吹詰咲きのカントウタンポポ」だそうである。やはりトウカイではなかった。現存する緑花蒲公英はカントウのみである模様。

しかしながら思うのだが、山野草の作出権とかはどうなっとるのかね。誰が発見して、誰が増殖して、誰が改良したとか知りたいのは自分だけなのかね?ブリーダーとしてはそういうデータは重要だと思うのだが、あいまいにして流通していっちゃう感じで、暗黙の了解のグレーゾーン的なものなのだろうか。インディーズバンドの悲哀的なものを感じたりもする・・・・・・・・

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