その過程で分かったことがいくつかあるのでメモしておく。
①播種して水をあげるととたんに吸水がはじまり、チアシードと同じようにゼリー状になる。これが和名「メボウキ」の由来で「ナス」と同じくインド原産の多年草である。(「トマト」と並んでイタリア料理に用いられるハーブのイメージが強いが、韓国における「トウガラシ」「エゴマ」みたいなものか。「シソ」はダメだったが、こちらには静岡市原産の「ワサビ」があって良かったと思う)
②早いもので数日、おそくても2週間以内くらいには発根が始まるが、決して乾燥させないこと(チアも同様)。乾いてしまうと発芽しなくなってしまうようだ。
③発芽は発根から数日~数週遅れる。ゼリー状物質が用土にくっついてしまうので、鹿沼土などをつかうと双葉が砂に覆われてしまう。そのため土上にバラ蒔きするのではなく、種の上5㎜程度覆土してやった方が良い。1㎝以上深過ぎると今度は地下で発芽してしまうので掘り返さなければならない。おそらくいずれ勝手に出てくるとは思うが、気温が低いせいか一週間以上そのままになったので、神経質な人はこれを厳守した方がいい。
④多年草であるので真冬でも屋内で実生が可能だが、やや寒がるようで日中屋外で15度未満の状態だと発芽しても双葉からの成長が止まってしまう。しかし、ずっと屋内におくと日照不足で徒長しカイワレみたいにヒョロヒョロになってしまって、今度は屋外に出した時に倒れてしまったり弱くなる。↓
「バジル 大葉型」 |
発酵液肥の中で唯一一株だけ生き残った右側の個体は倒れてしまったが、本葉が出てきた。
バジルは挿し芽ができるようなので地面についた場所から発根するんじゃないかと思う。下にちょこっと写っているのは「コリアンダー」(パクチー)と「カルドン」。
⑤バジルにはいろいろな品種があるが、おそらく同一品種だと思われるものが国内では別名で販売されているようである。
「各種バジル」 |
「各種バジル その2」 |
栽培してみないことには違いが分からないのでとりあえずいろいろ試してみようと思う。
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