まず今度は水の量を大幅に減らした。手で握ってもダマにならない程度の湿り気である。書籍を参考にしたり、経験的に麹はこの程度の水分量でも増殖できると判断した。むしろびちゃびちゃの状態で発酵するのは糖を必要とするタイプのいわゆる天然酵母系(ちゃんと菌の判別ができてないので、あくまで個人的な発酵手段による区別である)である。
「魚粕油粕MIX 納豆菌接種」 |
納豆菌をつけた筈なのだが、適当に作業をしていたためどうも麹が混じったようである。
今のところ悪臭はない(ふりかけ臭のみ)と思うのだが、もう悪臭に慣れてしまったせいかも知れないのが怖いな・・・
「魚粕 醤油麹接種」 |
一番順調にカビがついた。ちゃんとした市販の菌付けをしているので、たぶんこれが正しい発酵のさせかただろうと思われる。2回くらい攪拌しただけなので、バケツ内の下半分は空気に触れてないうえビニールをかぶせて密封してあるが、下部でも発酵は進んでおり塊ができている。
嫌気性や好気性とは書かれていたりするものの、菌の酸素要求量はそんなに大量なものではないのか、あるいはうまく融通しあうのか、容器の上部に多少の空間があれば発酵は進んでしまうような気がする。
余談
「米麹」 |
なお、初期餌としては使えないが、控えめな換水でも例の「コウグルト」が稚魚の大量斃死を防止している気がする。ただし定期的に添加しないとアンモニア臭がしてくるので濾過細菌が優占となるのであろう。また、孵化直後に投与することで免疫効果を付与できないかと考えて実行している。3~4Lくらいのプラケースに数百匹の密飼いをしていたが今のところそれによる弊害は感じていない。
多すぎたのでシングルテールを中心にだいぶ撥ねた。ダブルテールはどうしても尾が下を向こうとする。進化の方向性として平付け型になろうとしているのか、そのように固定化されているせいかは不明だが、望んでいたハーフムーン型のものはシングルでないと出ない気がする。他の誰も指摘しているのを見たことがないが「地金」の尾筒が極端に短いのはそのせいかも知れない。
片親が単尾の方はほとんど三尾が出なかった。体感で1割程度だが精確ではない。
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