2015年12月21日月曜日

フイリアマクサシダ?

前回の探索で気になっていたシダがあったのと、沢沿いにタマアジサイなどがないかと思ったので今回は小さな小さな沢筋(あまり水量があるとマジで落ちたりしそうなので)に沿って見てみようと思ったのでありました。
「イノモトソウ」?
シダは本当によく分からない。ちなみにこれは普通に車が行き来する山道の道路脇。
「イシカグマ」?
ぜんぜん分からん。
葉先が斑入りになっている?
枝が枯れかけている訳ではないので、枝変わりのようなものかな?
黄葉になってる部分の胞子だけもらって実生してみよう。
「イノモトソウ」?
にしてはヤケにゴワゴワしてるのですが・・・「オオバイノモトソウ」と言うヤツかな?
「胞子ナシ」
暗すぎてちゃんと撮影できない・・
「リョウメンシダ」?と「フイリイノモトソウ」?
さすがに「リョウメンシダ」くらいは知っていたが、実物をちゃんと見たことがかった(たぶん栽培してもいるのに・・・)。なんでこのシダはひっくり返っちゃってるんだろう。吊り下げ式?とかしげしげと見ました。たくさんあった。
「フイリイノモトソウ(ホコシダ) Pteris ensiformis」?
非常にキレイなシダである。園芸品種になると名前が別物に変わってしまうので学名も記す。だいだい「フイリイノモトソウ」で引っかかる画像と同種に見えない。というよりは、ホントにこれでいいのか?頼りにしている「シダの図鑑・著:光田重幸氏」には写真がないのでまったく自信なし。
急斜面で足を滑らせたら無事では済まない場所に加え、薄暗くてブレないように撮影するのに一苦労。探してみると結構ある。
左のは「イワガネゼンマイ」。葉先が鋭いので「イワガネソウ」ではない筈。そちらの方はここでは未確認。と思ったのだがやっぱ自信がない。詳しくは「イワガネゼンマイとイワガネソウの見分け」(参照:日本のシダ植物さん)。全体像は「チチブイワガネ」ってのに一番似ている気がするんですが・・しまった毛の有無は確かめなかった・・・
葉模様は成長するにしたがって地味になるようだ。
こんな水の滴る所にもいる。つまり「日当たりも良くなければ、乾燥してもいない場所」。ホコシダの生育場所とされる環境とは正反対。となると別種なのか?余計分からん。

銀葉は日照の足りない場所で光合成を効率よく行う為と書かれているサイトを見たことがあるので、環境に適応している形態のせいかも。
近くの大きな葉は親だよね・・・模様もあるし。
でも葉型が??「アマクサシダ(Pteris dispar)」っぽいけども。
まだまだいるよ。いろんな柄。
派手柄。個体差が若干ある。
湿った岩の間から出ているものが多い。
親と子?
葉焼けしているような株が多い。こんな暗くても日照が強すぎるのか、病気?
「獅子葉」?
時々書いてるけれど、シダ類は若葉に衝撃を受けると変形しやすいので山採り変わり葉なんてのはあまり当てにならない。栽培してみたら何コレ普通のじゃんなんて事よくある。とは言え気になるので飼ってみたい。
やっぱり暗いよ。実際はこれくらい照度。
でもこうしてみると、この白い模様が暗闇でも非常に目立つことがわかる。
となるとこれには何か意味があるのだろうな。


人工林と自然林の林床での光合成量について興味深い解説をみつけた。
植物Q&A 間伐しない人工針葉樹林と照葉樹林について(参照:日本植物生理学会)
水が流れてるし・・・
左上の大きな葉は「フユイチゴ」だと思う。実がなっているものを良くみた。トゲはほとんどないので比較的安全(小さめのがあるにはある)。トゲのあるものはキライだ。ゆるせるのはグフだけだ。
ワサビと同居してるくらい多湿です。
大きめなせいか葉先だけしか模様が残ってない。
成長による模様の変化?
むむむ、これが親?なんか「雪風」みたいでカッコイイが。
どうも「アマクサシダ」みたいだが、雰囲気が異なる気もする。
誰も小苗の葉模様について言及してないのが謎過ぎる・・・・
「イワガネゼンマイ」だと思う。
「リョウメンシダ」
どう見ても裏面にひっくり返ってるだけですよね。
個人的には「サカサシダ」とか「ウラオモテシダ」とかの方がいいんじゃないかと思うのですが。
「リョウメンシダ」
これは非常に姿の良い個体。三葉虫みたい。
連れていきたいくらいだったけれども大き過ぎ。
途中で表裏逆になっちゃったけど意外といいからそのまんまみたいな感じだろうか。
「ヤマアジサイ」?
落ちている花殻を見つけた。ほとんど種が残っていない様子だが拾っておく。額があるのでコアジサイではないし、わずかに残ったボロボロの葉を見るとヤマアジサイっぽい。コガクウツギとかノリウツギとかの可能性もあるのかも知れないのだが、アジサイ類の特徴の違いをまだ把握していないのでなんとも言えない。来年の梅雨時にはちゃんと判別できるようになりたい。
もう一つあった。こっちはもう鞘が開いているのでたぶん空だと思うが一応回収。
側にいた別の株。
たぶんヤマアジサイ。静岡は白花が多いらしい。別の山で見た自生株もやはり白。
「オオバイノモトソウ」?
変わり葉
「獅子芸」とか「羽衣芸」は継続するが、このての不定形な変わり葉は継続した試しがない。
ただし自分で実生したヤツは継続している。遺伝性がある場合もあるみたい。
「イワガネゼンマイ」?
これはどうも2茎に分岐石化している様子であるが、株の一部だけなのでその部分だけ分けていただくことにした。継続しない気がするが経過観察しよう。
「アマクサシダ」?
これだけ乾いた場所にいた。しかし日当たりはあまり良くない。
「何かの種」
引っかかってる。
「キッコウハグマ」あたりかな?
それらしい花を辺りには見かけず。埋めておいたので来年芽が出るといいな。
「フユイチゴ」
この時期の赤い果実なんて「両」シリーズみたいにおめでたい気がする。


2015年12月6日日曜日

樹木の実生

毎年毎年食べ終えた後の柑橘の種を集めては蒔きまくって10年以上。柑橘の実生はライフワークと言っても過言ではないが、継続は力ナリ。ようやく出したぜ斑入り。

まあ、斑入り自体は柑橘の実生で割とでるので蜜柑好きなヒトには是非試して欲しい。
ただ、真っ白な幽霊になったり、曙斑入り的に緑に戻ったりするのでそれで終了。
掃き込み斑入りが出たことはなかった。

柑橘の斑入りは割とあって、「キンカン」「温州みかん」「レモン」「ゆず」「佛手柑」などの苗は比較的入手容易である。ただいずれも「覆輪」なので安定性はあるが遺伝性はおそらくない。枝変わりとかを選別したものなのかも知れない。

なお、果実を目的に実生するヒトが大半だと思うが、結実までに10年位を要するらしい。うちでも最古のものが1.5mくらいになり、何年も実をつけている購入苗よりも大きくなったが未だに結実せず。何を蒔いたのかすら忘れてしまった次第である。
「チャンドラポメロの斑入り」
今のところおそらくかなりの珍品。まずチャンドラポメロの果実を手に入れないことには話にならんが、最近ではネットでも簡単に買えそうなので、難易度は高くないかも。
まあ、このまま枯らさずに成長させることが出来ればの話。斑入りのみ引っこ抜いて植え替えたら枯らしてしまったことがあったのでしばらくはこのままの予定。
気のせいかも知れないが単独植えよりも成長が良い気がする。

なお、チャンドラポメロが単胚(劣性遺伝*)かどうか不明だが、優良品種には多胚品種(優性遺伝)が多く、大半が親のクローンとなるそうである。「参照:かんきつ類のQ&A(品種改良編)愛媛県」ぬー「清見」育成に31年もかかった静岡産にも関わらず県外が主産地とは・・・。
がんばろう。

*参照:高品質・単胚性カンキツ品種「清見」の育成 著:吉田俊雄氏 (非常に興味深い。柑橘育種を試みる者は必読!)
「パール柑(「大橘」参照:果物ナビ)の斑入り」
実生4年目くらいかな。もう結構大きめなサイズ。
展開した新葉に斑が確認できる。

白糸の滝の隣にある山野草屋さんから購入した「パール柑」(「水晶柑」とうろ覚えしてたので「水晶文旦」かとも思ったが別種らしい。販売されている苗には「土佐文旦」の別名ともある。どちらにしても鹿児島の文旦の系統ではあるらしい。いつか食べ比べる機会があると良いが・・・)がとても美味かったので迷わず播種。確か巨大なフェイジョアも売っていた気がする。フェイジョアの種はキウィフルーツみたいな小ささだが発芽率は結構良い。実生後の成長も良いので興味があるヒトはお勧め。
ただし、実がなり始めるまでに数十年を要することがあるので覚悟した方がいい。また生り始めて数年の間は実が小さいので可食部がほとんどない。食べたいだけなら素直に苗を購入した方がいいかも。
「パール柑の斑入り」
地味なんだけども、こちらのもう一枚の葉にも出ているので斑入りだと信じたい。

ちょっと不安。
冷静に考えると果物を採るにはいけない遺伝ではあるが。
「トキワガキの斑入り?」
3年目くらいなのだが、一応毎年継続中。しかし曙斑っぽい。
何本か似たようなものが出た。掃き込み斑は出ていないが、メス木として出回っている個体なら持っている。山野草屋さんのリストでは結構高い。結実はまだないし全然大きくならないし、老鴉柿ならたくさんあるのに常磐柿はあんまり人気がないのか品種の入手もままならず残念である。盆栽屋さんにならあるだろうか。
「トキワガキの斑入り?」
上とは別の個体。継続してはいるもののやはり消えかかっている。
なんか逃げてしまいそうな気がする・・・
「聴信寺金魚(椿)」の実生
金魚葉になってないんですけど・・・
梵天とか金魚葉とかの実生遺伝性は低いらしい・・・

ま、実生の大半はこのような失敗作である。失敗って言っても別に花が悪い訳ではないからね。斑入りや変わりものが気持ち悪いと思うヒトもいるだろうし。結局は稀少性の問題なんだろうなぁ。


「聴信寺金魚」
傷んでしまっているが開花中。写真だと普通に見えるけれどもやや黒っぽい色。ユキツバキ系ではない(参照:「雪椿の見分け方」・「太目の細井のきまぐれ日記」さん)。花粉親はどれだったのだろうか。「弁天西王母」は一輪咲いていたが他の椿の開花はもう少し先になりそうだ。

余談だがウィキペディアの椿の項の中文ページを読むと椿の原産地が中国で日本に導入されたとか書いてある(機械翻訳)。

なお「日本産ツバキ属~野生種の類型と品種の見分け方~」(参照:㈱アボック社)によると「ヤブツバキ」は一部韓国南西部に分布、「サザンカ」は日本固有種で、子房に毛があるツバキは国内産になく、「侘助」の野生種が発見されていないことから明時代の中国産の原種と交配された園芸種であろうとのこと。
ただここで気になったのはサザンカの子房にも毛があるのですが、どっちなのでしょうかね・・・。ウチにも斑入りのツバキとして購入した謎の木があるのですが、萼片がやけに毛深くてどうもツバキでなさそうな雰囲気。花が咲いたらアップしよう・・


おまけ
「マルバテイショウソウの実生」
購入した九州産の親株が種(綿毛)を飛ばしたようでオナガカンアオイの鉢から勝手に生えてきたもの。自家結実する。テイショウソウは栽培が難しい方だと思われるがこちらは比較的丈夫らしい。ただ親株が小さくなってきている気がするので厭地性があるのかも。
ちなみに乗っている落葉と奥に小さく見える緑の小果はフェイジョアのものである。

イズセンリョウの蕾?

「イズセンリョウ(?)の蕾」
一粒1~2mm程の極小蕾。ミズヒキ程度。
ネット検索かけても自分に必要なちょうど良い画像が引っかからないのでここに上げて置く。
数年前に山採り不明木とのことで落札した斑入り。たしか九州産だった。
雌雄異株だそうで、花型が違う可能性があるが、どちらなのか分からない。
葉の鋸歯がはっきりしていて「アオキ」っぽいので「シマイズセンリョウ」の可能性がある。

「イズセンリョウ」 花冠は筒状鐘形で長さ約5ミリ、筒部は裂片の長さの2~3倍。裂片は斜上~直立。
「シマイズセンリョウ」 花冠は広鐘形で長さ約2.5~3ミリ、筒部は裂片とほぼ同長。裂片は反曲。
(参照:日本植物ハンドブック 著:奥山春季氏)


2015年11月29日日曜日

種狩り

昨年までは知らなかったのだが、今頃がアジサイの季節なのである。
種のですが。

ウチの「ヤマアジサイ」は花付きが今一だったせいもあってとっくに終わってしまっているのだけれど、いわゆる普通の庭アジサイもまだ装飾花が残っていたりしてアジサイの花期はある意味半年くらいあるとも言えるのかも知れない。

今年初めて「ヤマアジサイ」と「タマアジサイ」の実生をやってみようと思い静岡産のものを購入して播種したのだが目に見えて変わりものが出るほど大量には苗ができなかったので、自分でも種の採取が出来ないかと近所の沢の崖面に張り付いている「タマアジサイ」を毎週のように観察していたのである。暖冬のせいか結局乾燥することもなかったので枝をもらってきて砂糖水につけておいたが、何週間たっても変化ないので結局干してしまった。

とは言えそろそろ種も乾燥し始める時期で、粉のような種子なので早めに回収しないと殻だけ残っていたと言うことになりかねないので自生地に赴くことにしたのである。


「タマアジサイ?」
フコリはダイラボウ山頂へと続く林道(2015年11月末現在通行止め。徒歩コースからなら登れるかも知れない。ダイダラボッチではなく7人の小人さんがいるらしい。参照*TAKAの撮り撮り日紀さん)入口の周辺に生えていたもの。
脇にヤマアジサイとガクアジサイと思われるアジサイ類が揃っていた。剪定された形跡もあるので植栽されたものかも知れないがそれなりに山奥であるので自然のものかも。やはり同じ地域でも山によって植生が異なっているようだ。放置されているがそれなりに人の手は入っていた感じがするので場所移動。
「フモトスミレ? コミヤマスミレ?」
全体的に小型で林道脇の崩れた砂礫の上にうじゃうじゃと広がっていた。
あまり大きな個体を見かけなかった。
「フイリフモトスミレ型?」
栽培している「フイリミヤマスミレ」とかの実生苗の方が綺麗なのであまり採る気にならないが習性で模様葉は気になる。カンアオイといいどうしてこうした亀甲模様が出てくるのだろうか。光合成に有利なのかな?
閉鎖花をつけているものもいくつかある。
すでに種が弾けたものも散見しちょうど良く熟したものは見つからなかった。
未熟鞘から種子は取れるのだろうか。
フイリ型のものも結構混じっている。
「コアジサイ」
紅葉と言うか、黄葉になったものが多い。
山野草店では「奥多摩コアジサイ」なるものを見かけるが雑種だとか。
ヤマアジサイと思われるものもあった(コガクウツギかも。とすると雑種もあるかも・・・)が種はなし。またここにはタマアジサイもなし。
葉型でコアジサイと推測できるが、種だけであると他のアジサイ類とほぼ同じ。
花付きが良いものと悪いものがあるようだ?

たくさん生えているので種が熟しているものもあり揺らすとさらさらと溢れるので法面に種を播いてきた。実生苗も陽の当たる路面以外にはたくさん生えてきていた。しかしコアジサイは平地での栽培が難しいらしい。
(参照:コアジサイの実生 花喜野の花(flower)・樹(shrubs)あれこれ さん)
コシダが法面を覆いかけている場所もあるので、うまくすると根っこで(シダ類は根がよくはる)食い止めてくれるかも知れないが、コシダに覆われると他に何にも生えなくなってしまう。カンアオイ類など丈の低いものは山の稜線上にいたりするが、それでも葉陰に隠れてしまうのだろう。
「テイショウソウの紅葉?」
普通は北側斜面の暗い湿度の高そうな場所に生えていることが多いが、道が切り開かれ直射日光が当たってしまうせいか赤くなっている。

例によって崩落しそうな状態でいたが粘土質の土壌に結構根は深く張っていると思うので生き残ってくれることを祈ろう。葉が新鮮ならば挿し芽や葉挿しも出来たかも知れぬが無駄に株を傷めたくないので一部の種子だけ頂いてきた。テイショウソウは平地に馴化した系統を作りたいと思っている。

隣のは「キッコウハグマ」と思われる。どうも花期が同じらしく、今まで「ヒロハテイショウソウ」だとばかり思っていたものはこれらの雑種なのではないか?と勝手に思っている。理由としてはヒロハ型のテイショウソウは葉模様が薄かったり地味だったりしてテイショウソウの葉型違いだけではない様子であるからである。
「テイショウソウ」

「キッコウハグマ」

「テイショウソウxキッコウハグマの雑種個体?」
これはまだ普通のテイショウソウの範囲に入るかも知れないが、明らかに縦の長さが短くキッコウハグマっぽい葉型の個体をいくつか見かけたこともある。色合いはこんな感じかもっと模様が単純で全体的に淡い緑色。テイショウソウと異なり紺~紫墨色(山野草的色彩感覚で)がない。葉質もやや異なりやや厚みがあったように記憶している。葉は丸っぽいせいかテイショウソウよりはやや小さいめ。


「シュスラン?」
フラスコ蒔きで無菌培養すればウジャウジャ生えてきて、その玉数の多さから斑入りも出現するし、培地の栄養が充分であれば真っ白おばけでも生き延び成長すると思われる(ラン科の寄生植物の起源はそこら辺にあるのではないかと思う)が、自分でやろうとすると殺菌が上手くいった試しがなくカビのボールになってしまうのがオチ・・・・・

まずは手持ちのベニシュスランの栽培がちゃんと出来るようになってからだな。最近になってついに諦めたのだが、やはり屋外栽培は無理だ。ナメクジだけでなくダンゴムシまでに食害されているのに気づいた。貴重な苗はほぼ全滅。いったいどれだけ散財すればいいのか・・・・・

2015年11月14日土曜日

光合成細菌の培養実験のつづき

先日の拡大培養の経過観察。


油カスの方がまず発酵が始まり泡がでた。魚粕は一日遅れで発酵し始めたのだが、大量のガスでエア抜きをしかけたら爆発してエライことになった。原料を入れすぎたらしい。真夜中ノラネコフィーバーにならぬ事を祈る。

特に変化なし


並行して、油カスを使ってビフィズス菌と乳酸菌と納豆菌の培養も始めた。・・・と言うか「培養できるかどうか」の実験を始めた。

どうやらビフィズス菌と乳酸菌では発酵するようで、中蓋ありの分厚いポリボトルにも関わらず液体が漏れ始めた。ほのかに甘酸っぱい香りがしてそんなに悪くないのだが、圧力がかかってパンパンである。やむなく蓋を開けたら内容物が溶岩のように噴き上がってきて小惨事を引き起こした・・・・・。

室内でこう言う実験はしてはいけないと言う教訓になった。耐圧でないペットボトルでは爆発していた恐れがある。あふれ出てきたものはもう戻せず始末に困って光合成細菌の拡大培養ボトルや乳酸菌+酵母培養タンクに入れてしまった。


〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠〠


そこでふと我に返ったのだが、よくよく考えてみると、ほとんど偶然で培養出来ているだけだったよな・・

一気に拡大路線に走ったが増殖が順調でない。
ずっと曇天が続くせいか気温が下がってきたせいか餌の発酵が進まないせいかなんなのか。


勘と運だけでやってみたから「再現性の無いものはお呪いと同じ」。
となると最初のペニシリン培養も魔法の領域だったのかもしれんね。


次々と思いつきを試してみたせいで、どれがどう効いたのかぜんぜん分からんし。別菌株第二弾として培養を始めたボトルも一ヶ月くらい経つがまったく変化なし。上手くいかないと言う人の気持ちが分かってきた。前回がツイてただけなのか。

ま、いつものことだがろくに記録も取らずに適当にやるとこうなる。


でも一つ分かったことがある。ボトルの密封は必須ではない。

曝気でもしない限り増殖には充分な嫌気状態になるのかキャップを開けたまま放置していたボトルでも赤い着色が始まっていた。
ただし、光合成細菌でない何かのせいかも知れないが培養初期には発酵泡が出ることもあるので目一杯培養液を入れてしまうと、ガス抜きの拍子に内容物が溢れだす可能性がある。


それと面白いものを見つけた→「活性汚泥とは」(参照:公益財団法人 愛知水と緑の公社 )ざっくりと要約すると

*好気状態でリン酸を吸収し、嫌気状態でリン酸を放出する。
*好気状態でアンモニアを硝酸に変え、嫌気状態で脱膣する。

とするとだよ、PSBも(コレの一部だとすると)曝気と密封はそれぞれ意味がありそうだし、土壌を堀り返したりして酸素を供給するとダメな可能性があるのではないかね。それに微量の油を添加する人もいるようだけれどもこれではダメらしい。量によるのかな。あるいは嫌気状態にする為の蓋みたいなものなのかな。