メインタンクが崩壊した。
同じ失敗ばかり繰り返すのもアホなので、原因とその対処と結果を簡潔に記す。
「原因」
:水温の低下
:換水の際の水温・水質変化?
「対処」
:餌切り
:メチレンブルー
上記の方法で一ヶ月程維持。魚の状態は劇的な回復はないが小康状態。特に悪化もせず、水底で寝ている。
水温が更に低下して来た(夕方の水道水温が11℃程度)せいか、死魚が出始めたのでとりあえずヒーターで加温を決意。状態は一時安定した。
この段階で「カラムナリス」ではない可能性も考え、「金魚ヘルペス」と仮定して昇温治療を開始。60cm水槽なので急激に温度は上がらないが、15℃未満から34℃以上まで2日以上かけて上げる。
25℃付近までは全尾呼吸が荒めであったが生存。
30℃以上までで一尾死亡。「ヒレ腐れ」している個体が出た。カラムナリス病で確定と思われるが一応ヘルペス治療を続ける。
34℃以上を一晩続けた所、一気に死亡。ほぼ全滅。翌日エラ内部を見ると白くなっていた。
これ以上続けるのは無意味であるので、ヒーターを停止。
残った瀕死の2尾を別の隔離水槽34℃で一日加温→1尾死亡。
その翌日隔離水槽内に前から居た宇野系(同様に呼吸が荒かった)が死亡。
すぐにチェックできたので、エラ内部は赤(おそらく他の魚の死因も金魚ヘルペスではない)。
隔離水槽の水温を下げる事を決意。25℃に落とす。
→沈没していた魚が泳いでいる。(長期高温治療が有効か?稚魚で胴長2センチくらいしかないが、餌は一ヶ月以上切っている。特に痩せてきてもいない)
→呼吸が荒かった本東が落ち着く。
→瀕死だった生き残りの一匹が生き残りそう。
「結論」
病因が確定できないものの、基本的に本水槽圏内で発生する病気の大半は「金魚ヘルペスではない」。また、昇温治療は極めて逆効果でかえって死亡率を上げる。
水温を適温に保ったままこの状態を春まで保つべきだったのだ。
元々日本全国から導入している魚を混泳させてきたので、当水槽内にはいろいろな菌種・ウイルスがいるとは思われるが、実際の所「金魚ヘルペス」の発生は少ない。あるいはいないのではないかと思う。
そもそも、病気・全滅のパターンはだいたい「餌のやり過ぎ」か「季節の変わり目の水温変化」を起因とする余計な治療ゴッコによるものと思われる。
実際この水槽以外の状態は目下「給餌調整」「換水制限」で安定している。
「今後の対処法」
:ヒーターを常設して不意の水温変化を和らげる。経験的に16度以上を目安にするのが無難だと思うが、起点の温度にもよる。
:季節の変わり目の換水には気をつける。
:給餌制限によって換水のタイミングを調整する。
なお、これまで長期に渡ってのヨウ素添加や度々メチレンブルーに漬け込んだ為、耐性菌(これらにはあんまり関係なさそうではあるが、水槽が空になるのも滅多にないので)等のことも考え、これを機に高濃度(ハイターでも可)の塩素で濾過砂利・フィルター丸ごと30分程度循環させた。
この件で「土佐金系」の交配魚が全滅。おそらく2軍の数匹が外池にいることはいるが、この系統は諦めて違う魚の導入を決定。交配予定の変更。
あと良筋の地金と古い筋の宇野系を失ってしまったのが痛い。未だに「地金」と「宇野系」だけはブリードできない・・・。まあ、こうなる事も予期して他にもいるので切り替えるしかないが・・・落ち込む・・・・・・
なお、まだ風邪が完治しない。低体温気味なので、免疫力が低下しているのかも。
ガンになり易いとか恐ろしい事がネット上には書かれている・・・・・
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