古典園芸書の「草木錦葉集」とその解説書を読みたいと思っていて見つけた今年3月の新刊。たった2カ月でもう2刷りになってるけど、需要があるのかなあ。
まだちゃんと読んでないけど、カラー頁の画がいまいち地味なものばかり・・・
江戸時代の植物でも美しかったり、面白いものがあると思うのだが。
内容は「江戸時代の庭師たち」についてのエピソードや、「園芸用具」「斑入り」「古典園芸植物」の解説など包括的に書かれていて面白い。
中でも興味深いのは「金魚葉椿」の「斑入り」が3種もあったこと。
その図版ではないけれども、「草木奇品家雅見 椿版」より
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「金魚葉 / らんちゅう椿」 株が未熟の場合は普通の葉もけっこう混じる。 |
「梵天」 こちらの方がより「金魚」っぽい。 変形の度合いが低いと普通葉にも「金魚葉」にもなる。 |
この「梵天椿」の白花から突如2倍くらいある大きな普通葉が出てきてしまい、そこでカットしてしまった。
以前、別の椿で丸葉が出てきて面白かったので挿し木したのだが、また元に戻ってしまったので、「枝変わり」のメカニズムを知りたいなあと思う。
「斑入りたんぽぽ」なんかも栽培途中で先祖がえりしやがるし・・・ 斑入りと言ってもその固定度はいろいろある。
なお先日、山野草さんに簡単に「斑入り」の管理の方法を聞けたので書いておく。
❀:基本的に「柄」は残した方がいい。なぜならば斑は突然変異で、また「元に戻ってしまう」事があるから。
❀「山採り」品などは様子を見ないと分からないので、しばらくは青葉であっても残した方がいい。
❀その後は、「斑」の部分だけを残し、「柄」は残し「青葉」は切る方向で。
だそうである。
白髪は「抜くとかえって増える」と言うが・・・・ちがうか。
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