2012年6月2日土曜日

たぶん今春最後の蒲公英

おそらく、今年の春最後の「在来種タンポポ」の花。

やっぱり、白黒つかないのは気持悪いので、いろいろ調べては見るものの、実際目にするタンポポはどれとも言えない。 はっきりとした特徴のある「標本株」なんて滅多にないんじゃないかと思うし、実生して出てくる個体差を考えると、サンプリングの仕方でいかようにも変わる気もする。

しかし、ほかにどうしようもないので、植物形態学 福岡教育大学 理科教育講座」を参考にすると「シロバナタンポポ」でも返しが少ない個体があり、「カンサイタンポポ」はこの辺りでは見たことがなく、「オキタンポポ」の総苞外片が例の「ニセ日本タンポポ」っぽいと気付いた・・・

「セイヨウタンポポ・アカミタンポポ・シロバナタンポポは受粉なしで果実をつけるので、ほとんどの花が果実になるが、他家受粉が必要なシナノタンポポは、花が果実に成熟する確率が非常に低い(ひしゃげた白い「しいな」(不稔の果実)がたくさん混じっている)」とのこと。

肥培しているのに明らかに不稔率の高かった個体は2株。この株を含めた素心、薄黄花系2~3株も受粉率は低かったので、在来種の可能性は高いかなあ。


総苞外片がピッタリくっついているので「在来種」とする。
ベランダでの受粉に一役買っていたのは、ひょっとして「アリンコ」たちなのか?
こいつら小っこいクセに咬んでくる・・・。
赤みが強いものを選抜中。
「閉花中」時は、 総苞外片先端部が紅色に見えるよ。

「閉花中」



花色はやや薄黄色。
これで種が出来なければ、「日本たんぽぽ」でいいでしょうか。
「総苞外片」以外にも 簡易判定法を決めとこう。

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