2016年1月4日月曜日

シュスランのフラスコ出し。


「ベニシュスランの実生」
九州産の「ベニシュスラン」に種がついていたものをフラスコ蒔きしていただいた(山野草界には信じられないくらい親切な方もいらっしゃるのである)ものが3年目くらい。もう少し大きくさせてから一本ずつ植えこむのが正解なのだろうがあまりの数の多さに培地がほぼなくなってしまいそうなので限界と判断した。3瓶あり素心系のものはお化けになったのと成長因子が足りないのか「プロトコーム」より成長する気配がないので出してしまったが地上部が何にもないので写真は上げない。購入した培養増殖品の「斑入りのベニシュスラン」を先に培養瓶から出してみて(培地が茶色に汚れてきて葉が枯れ込んできたのでこちらももう限界を越えたと判断)数週間。大丈夫そうなのを確認して(小さい株はいくつか枯れたが大半は生き残った)からこちらも開封することを決意したのだが、さすがに小苗過ぎて何本残せるか分からん・・・
白いものが混じっているが本斑と言うよりは曙斑的なものだと思う。
「ベニシュスランの実生の2」
これだけ揃って成長している中に一株だけ大きいのが混じっているので@
倍数体だと面白いが。光量が足りないせいか徒長してヒョロヒョロになってしまうのである。ベニシュスランのカイワレなんて普通目にすることもあるまい。世界のセレブに1瓶数万円で「カイワレ蘭」いかがですか?って言いたくなってしまうくらいの数である。ナメクジとダンゴムシの好物だからと言って人が食えるかどうかは知りませんが瑞々しくて美味そう。これから毎日霧吹きで湿度を保ちなおかつ用土に不要な菌がわかないように抑制せねばならぬ。その為の実験も昨年から行っていたのでこれからが勝負である。果たして上手くゆくかどうか。
「八丈シュスランの実生」
これは送った種が確か充分に熟していなくてあらかじめ播種したものを譲っていただいたものだった気がするが記憶が定かでない。完全にお化けなのが混じっている。マッシロシロスケである。にも関わらずここまで成長していると言うことは、栄養源さえあれば栽培可能であると言えまいか?無論フラスコから出した時点でアウトだと思うのが普通であるし、だからこそ今までそっとしてきたのだが…。「腐生ラン」を栽培しようなんて大それたことをしでかそうと思っている訳じゃないけれど、まったく何の考えもなしに開けたんでもない。まあ失敗するかも知れないが、それも含めての栽培記録である。

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