2016年1月2日土曜日

オオバカンアオイの花

「オオバカンアオイの斑入り」
なるものを入手したのだが、基本的にカンアオイの類は品種があまりあてにならないと思っているので半信半疑であった。同定するには花を解体して構造を確認しなければならないし、場所によっては交雑・中間型なんかもあるかも知れないし。プロでも間違ってたり分かってない場合があったし。
でも、どうやらこれは札通りであった。信じてなくて申し訳なかったです。
「オオバカンアオイ斑入り株の花」
12月末には開花を確認しているが写真を撮り忘れていた。早くも白絹病らしきものが発生し始めたのを確認して大慌てでいくつか植え替え&バリダシン散布をやってたときに思い出した。カンアオイの花(萼片)はだいたい硬く頑丈に出来ているので開花期は何ヶ月にも渡る場合がある(受粉可能な時期はよく分からん)。
「オオバカンアオイ(通常葉)の花」

だいたい3cm強程度で「ランヨウ」や「コシノ」と同じぐらい。カンアオイの中では中間サイズくらいか。名前に似合わず「タイリン」よりも小さい。と言うか全体的にやや葉厚のある「コシノカンアオイ」といった塩梅。草体だけでは「フジノ」や他の変種とは区別がつかないかも。また、自分では所持していないが屋久島固有種の「ムラクモカンアオイ」や「トカラカンアオイ」の花に瓜二つである。

何故か南方系のカンアオイ(「フジノ」や「モノドラ」)の方が当地と相性が良いらしくて春以降も葉を維持する。ただ「タニムラ」はダメなので葉質に依るのかも。なお当地産のカンアオイも夏眠する・・・なんでだよ。
「変わり花?」
ちょっと変化した花が咲いているが、偶然であろう(疑念)。実は
変わり花(葉化)とのことであったが、案の定芸が継続しない・・・だったら買うなと言われると困るが・・実生や交配もそうだが予想外の反応に期待してしまう。
鮒と山野草をやると人間不信になる(悪意がない場合もあるし、誠意がない場合もある。こちらが恐縮するくらい善意に溢れている方も無論多いので止められないけどね!)。
一番右奥が斑入りの花
まあ同じと見て良いでしょう。ご苦労さまでした。
「オオバカンアオイ」についてはこちら野の花賛歌さん)を参照のコト。

どうしても名前の区切る場所が気になってしまって嘉門さんの事を思い出すのだが、目くじらたてるほど不謹慎なことなのかでもやっぱダメなのかなんとなくもやもやする。

0 件のコメント:

コメントを投稿