2012年7月31日火曜日

2012年度 自家産金魚 鋭意交配予定中 その③


「龍眼パール系」


「龍眼らんちう」の租魚の雑種第一世代の水泡花房出目金」(白。巨眼かどうかは未確認)姉妹魚と「ピンポンパール」*(網透明鱗)の子供と、「赤竜(出目浜錦)」「中国花房(らんちゅう花房。大阪らんちうではない。)」の子供を交配。

*「ピンポンパール」は地金っぽい四つ尾で、ヒレ先が縮れた独特のヒレをしており、皮膚は充血し易く、大きくならなかった。そしてこうした特徴(の一部)まで遺伝した。


それそれの子供(琉金・和唐内系のごく普通のハネ金魚のような外見だった)を交配して、「出目水泡パール花房」らを得る。

この中で、「網透明鱗パールスケール琉金型」と、「出目パール水泡花房」型が残った。

「出目水泡花房パール型」
ごく小さいが水泡と花房付き。

これらの子が「マルコ型のピンポンパール」が出現したが、今年の春の交配に間に合わなかったし、♂♀でないかもしれない。7月末現在でもまだ小さく、おそらく背鰭の欠如性も低いので、どちらかを別の系統と組み合わせる事になりそう。

「ピンポンパール型マルコ」
花房・水泡に加え、肉瘤も多少は出てくると思われる。

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この「出目パールスケール型」は、 一世代前の「網透明鱗パールスケール琉金型」 と「丹頂龍眼」との交配から選別した「丹頂型」の親から分離したもの。

「真珠鱗琉金型」

「高頭丹頂龍眼」
高頭を選抜したとは言え当歳魚からの水槽飼育にも関わらず肉瘤の盛り上がりはご覧の通りバッチリ。
飼育環境に左右されない中国金魚の形質は、なかなか再現性を伴わない日本金魚も見習うべきではないかと思う。


「丹頂」柄同士の交配だったにも関わらず、ほとんど丹頂が出ない。
「パール鱗」もほとんど分離してこない。

完全背鰭欠如も出ず、わずかに2尾だけ不完全マルコ型、その内1尾はパール鱗が出たが、
見た目が悪いのでおそらく交配には使わない。


先はまだ長い・・・ つづけられるのか・・・


しかし、いつも思うんだけど、今自分がいなくなっちゃったら、こいつら終わっちゃうんだよな・・・

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