2016年2月19日金曜日

ウスユキソウ

日本のエーデルワイスであります。

南じゃない方のアルプスの山の頂の雪の間にいるようなイメージがあるが富士山にもいるそうな。

ちなみに現在は休眠中で地上部は枯れている筈で、ハヤチネウスユキソウの変種と言われたオオヒラウスユキソウの葉の一部はかろうじて生きている。花もないし写真を撮るほどのものでもないと思ったが、記録としては残しておいた方がいいのかな。そろそろオキナグサたちと共に芽が上がり始めてはいる。

ウスユキソウ(Leontopodium japonicum)を除く、ハヤチネ、エゾミヤマ(ヒナ)、コマ(ヒメ)、の各ウスユキソウ類の根生葉は花時生存(参照:日本植物ハンドブック)。

↑↑書き溜めていたもの(いなくなっても毎月投稿されるようにしてある。・・なんて気の利いたことはしないが、気分や忙閑のむらが気になったので)。2月末には芽が展開し始めた。

「オオヒラウスユキソウ」
写真が前後しているが、以下のポット苗たちは2月末のもの。
「ハヤチネウスユキソウ」
「チシマウスユキソウ」
「レブンウスユキソウ」
「キリギシウスユキソウ」

以前、ウスユキソウを集めていた時には高山性の面白い形をしたウスユキソウの仲間がどうしても欲しくて探したことがあり、ニュージーランドから種を送ってもらったことがあるが・・・あの時はどうかしていたな。


今は基本的に鹿沼土単用で、たまに軽石や活性炭とか燻炭とか程度は交ぜたりする程度でもう面倒なことはやらないのだが、まだ全然栽培について分かっていなかった頃はいろんなものを交ぜたりしていた。

そしたらば、やっぱり枯れるのだ。水はけとか考えたつもりだったが・・・全然ダメだったのだな。

まあ、そんなんで高山植物は飼わないことを決めていたのだが、何故かチシマウスユキソウだけは栽培していて(当然鹿沼土単用)、それも2~3年保った上に予想に反して増殖した。不気味なぐらい丈夫である。昨年、置き場所を移動したらすっかり水やりを忘れてしまい流石に今度は枯れたと思う。鉢はそのままにしてある。
チシマウスユキソウの遺影(栽培種・2014年5月撮影) 
全体 Leontopodium kurilense
草体 Leontopodium kurilense (hyb?)
雑種強勢とはいうがみんなの趣味の園芸ウスユキソウの項アルペンガーデンやまくさの園主さんの解説ではチシマウスユキソウが本物でない可能性があるとされていて、確か氏の著書かブログにももう少し詳細が書かれていた気がするのが山野草的には気になるのでちょっと調べてみた。
「チシマウスユキソウ」(自生?)
他の写真はロックガーデンらしきところに栽培されている感じがするものが多いので、今一だけどこの写真を参照させていただくが、山野草界の「チシマウスユキソウ」とそんなに変わらない気がしないでもない。正直よく分からん。 

日本の栽培種のDNAと自生のもの採取地データ @ロシア)と比較できないと意味がないですがこんなの見つけた。

Leontopodium kurilense internal transcribed spacer 1 and 5.8S ribosomal RNA gene, complete sequence; and internal transcribed spacer 2, partial sequence (参照:NCBI
「カムチャツカウスユキソウ」参照元
美しい写真を撮られているがキリル文字を翻訳する気にならないので割愛。
オオヒラウスユキソウとか別種のものには似ているような気もする。千島薄雪草以外の写真を撮った記憶がないので「オキナグサ」類と共に数年ぶりに再購入した。失敗ばかりしているけれど、気が向いた時には懲りずに挑戦をつづけるのだ。



メモ:関係ないかも知れないけど、アイデアの元になるかも知れんので「北海道,礼文島の風衝地におけるガンコウランの環境適応

0 件のコメント:

コメントを投稿