2016年2月27日土曜日

椿 2月末までの

「友の浦」
最近埋め立て撤回でニュースになったポニョの鞆の浦じゃないのか・・・
「日本ツバキ・サザンカ名鑑」には何故か収載されていないので、未登録品種なのか1998年以降の新品種なのかは不明。「玉之浦」の交配品種らしい。大輪。昨年よりもきれいに咲いている。

追記:旧ツバキ図鑑では見つからない品種があって困るので最新版を購入したら収載されていた。
「友之浦」(埼玉)群馬県の江畑友雄氏が親不明の偶然実生から選抜。2005年平井湊晨氏発表(参照:最新日本ツバキ図鑑)。


「玉之浦」はある程度作が上がらないと写真でよく見かけるあの凛とした姿にならないと言うが、こちらはちゃんと覆輪が出ている。
綺麗には綺麗なんだが、山野草的視点からするとちょい派手かも。さらに海外で交配された装飾過多なのもあるし、おそらく花を目的に自分で交配したのならそれを目指したとは思う。

「玉之浦」は所持しているが、あまりにも有名過ぎてここで語る気がしない。から写真を撮っていない訳ではなくてまだ咲かないのである。いつになったら見られるのか・・・

雄しべの一部が弁化しかけている。
「友の浦」
「友の浦」
「紅葉狩金魚」
開花は何年かしているがいつもこんな感じでまだまだ。ちゃんと咲くようになったらマシな写真を撮ろうと思ってたので札を見てない。雌しべがなく、雄しべが変形しているが花粉はある。

「金魚葉」芸もいまいち。なお「錦魚葉」と書く方が正式なようだが、「斑入り」を意味する「錦」が入っていると紛らわしいのであえて平易な方で書く。 

「ヤブツバキ 変わり葉」
無銘として入手したが、銘品かも。
丸葉に枝垂れあるいは雲龍芸で、「七変化椿」とかと同じものかも。
なお「玉之浦」もちょっと枝垂れかける性質がある。

「変わり葉 無銘」
小輪で普通の花。銀葉椿と同じくらい。

「五色斑椿」
斑入りのヤブツバキとしては一番入手しやすくかつもっとも芸の良いタイプの一つだと思う。あまりにもド派手なので全然育たない・・・またこの白い葉をナメクジが好むのである。

派手柄と言えば、斑入りの黒椿も入手しやすい二芸品なのだが、全然成長しない。二回も失敗しているし、よく営利栽培できているものだと業者さんの栽培技能に関心する。

錦葉(斑入り)の椿はそこそこ集めているがなにせ成長がよろしくないので開花に持っていくまでに一苦労。交配できるようになるまで最低でもあと数年はかかりそう。錦葉錦魚を創りたいと思って集め始めたのだけれども十年単位の計画になりそう。

「斑入りヤブ椿 対馬産」
これ実は「深覆輪」になった部分だけを挿木をしようと思ってはいたのだが、全然大きくならないので様子見していたもの。昨年まあまあ作が上ったかなぁ・・・と眺めていたら急に思い立ってパチンと枝を切ったもの。

でも、これだけ葉があっても、実質1枚程度の葉緑素しかないよね・・・育つんだろうか。挿木とかはあんまり上手く行ったことがないので不安・・・でも経過観察するいい機会だ。いずれカラタチバナの接木とかもやってみたいが、未経験なので全然自信ない。

五色斑入りの椿とは違う「後冴え」でいろんな斑が出る。そう言うタイプは芽変わりじゃなくて、元々は実生品なんじゃないかと勝手に思ってる。

なお覆輪は枝変わりだと思っている。また遺伝しないので基本的には所持していないが、錦葉黒椿のように二芸品だけは多少ある。蒐集するだけなら覆輪の方が安定していてキレイである。最近になって芽変わりも古典園芸的には大切なのかもと思い始めた。

0 件のコメント:

コメントを投稿