2017年5月14日日曜日

甘いのかわからん菌

「金山寺風」
紅麹だけじゃなく、いくつか他の菌まで生えてきた。完全にコンタミしておる。
白いもしゃもしゃしたのは最初に分離したヤツと同じ系統のものだと思う。赤いとフザリウムの可能性が・・・

怖くて味見なんてできねえや。
金山寺味噌のニオイも薄くなってきたような・・・・

それにしてもこの真っ黄色の胞子?(分生子?)。すごいな。この色で麹になるんであれば文字通りの黄麹だが。コウジカビだとするとアスペルギルス・オクラチェウスか、アスペルギルス・ヴェルシコロルというのが黄色くなる。あるいはケカビかもしれん。その場合人体に日和見感染するとある・・・

天然酵母のパンとか自家製酵母の食品とか本当に大丈夫なのか?
たとえば、糖をエサに増殖する菌なんていくらでもいると思うが、その安全性はどんなもんなんだろうね。

「ウグイス色の分離した方」
ニオイは金山寺風ではない。醤油麹の方とも違う。しかし色は醤油麹とそっくり。胞子の色が黄色がかってきた気はするので、上の黄色のヤツと同じものではあるのかも。

適当にやったわりには純粋培養できたっぽかったが、何回かニオイを確認するために開封してしまったせいかこっちもなんだか別の白いものが・・・ススカビなのか?

まあもし味見するならこっちだな。発ガン性とかないといいが。ススカビには病原性があるというが・・・


また、一度優占菌になって安定して更に完熟したら開封しちゃだめみたいだ。休眠状態にでもなるのか他の菌が乗ってしまう。たぶん、表面だけとるか、培地内部に混ぜ込んでしまえば増殖できなくなるとは思うのだが、余計なことになるといやなので放置。そろそろ実験は終わりかも。

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実験といえば、孵化したばかりの稚魚のブラインなし飼育に麹が使えそうだと書いたが、やっぱ無理だった。大きくしようと欲張って餌やりするとととたんに環境のバランスが崩れてコロニーが増殖してしまう。それがおそらく稚魚に良くない影響を与える。

あくまで勘だが、腸内細菌叢が置き換わってしまっているか、エラなどに取りついているかそんなところで腹部膨満か酸欠かが起きるようだ。水自体は澄んでいるが何かがおかしい。菌体をエサとして食べてくれることを期待したが、どうもそうじゃないっぽい。

まあ、この環境での生存魚を選抜すると言う手もあるのだろうが、ゆっくりと斃死してゆく予感。貴重な品種には使えないので、素直にブラインシュリンプを使った方がいいだろうな。

一週間程度まったく管理できない場合、ベアタンクでは不安なので、青水代わりに使えるかな?程度かも。

なお、粒エサを食べられる程度大きくなれば別に問題はなさそう。その場合も管理はベアタンクにした方が楽だと思うが安定しているかどうかまだよくわからない。今のところはまだ試行錯誤中なので改良していきたいと思っている。



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