2013年7月14日日曜日

シダの季節


やはりこの時期がシダの季節なのか、芽が出てきたり元気になっているようなものが多い気がする。

実は枯れてしまったと思っていた「ニシキシダ」の「本斑入り」が生きていたので記念撮影。


「ニシキシダ本斑」
ニシキシダ自体、地模様が美しい「イヌワラビ」の選抜種で、海外で園芸品種化されているものもあるみたい。
芽出しの頃斑入りっぽい白色を帯びたりしてそれはきれいなものだが、これはその本斑入り。
ちなみにイヌワラビの斑入りもある。地模様の美しさを楽しむには、この本斑は蛇足な気もしないでもないが、さらには3芸品というべきか獅子葉になったものもある。

あんまり丈夫でないのか、ウチでは年々小さくなってしまう。しかも今年は以前にも増して斑が多い・・・今年は無理かも。


「ヒトツバ 羽衣葉 黄矢羽根斑」
ヒトツバの斑入りと言うとこの虎柄が一般的で、これは変形葉の2芸品。
斑入りのみの品種は、もっと黄色が派手に発色している写真を見かける。
マツバランとや他のシダ類と同じく、日に当てることで斑が冴えるらしいのだが、ウチの場合は葉が灼けるし作落ちするのでやらない。基本的には頑丈な植物で、湿度の高い木陰だと機嫌が良い。

シダ類の葉の変形は、葉の横側に角が出るこのようなこの「羽衣」か、先端の部分が分岐する「獅子」に大体2分されるようで、稀にその混合タイプもある。
「ヒトツバ 矢羽根黄斑」
こっちの個体の方が発色が良いが、代わりに変形度が少なく、ほとんど普通葉。
一応普及品種よりも若干葉が広めなようだ。


「ヒトツバ 獅子葉」
「土佐大王」にそっくりなのだが、入手元では詳細不明。
別株かも知れないし、同じかも・・・。先端の分岐の仕方が若干違う気もするが確信なし・・・。
土佐大王には芽変わり品種もある。
時折羽衣が混じったような葉を出すので、作場の環境やら栽培技術やらで変りそうな気がもする・・・
「ヒトツバ 土佐大王 全景」
獅子葉の銘品。最初に欲しくてたまらんかった獅子葉の有名品種。
サンゴとかイソギンチャクとかみたい。
植え替えをしてないので巨大株立ちとなってしまった。
と言うか、これぐらい飼い込むのが好き。株分けできますと言われるけども、あくまで道楽。


「ヒトツバ 土佐大王」
大きな葉では手のひらぐらいになる。

ところで、根詰まりでもしているのか、この「獅子葉系」の大株たちはとんと胞子葉をつけなくなってしまった。「羽衣葉系」の方は大株でも胞子がついているので、「ノキシノブ」とは逆で先端に胞子をつけるせいなのかもしれない。

達人に一度質問してみたのだが「環境が良すぎるのかも知れません」とのお答えであった。それなら嬉しいような残念なような・・・
「ヒトツバ 四芸 播磨産」
デカ過ぎで鉢からはみ出してる。
前は胞子がついていたと思ったんだけどなぁ・・・
更に斑入りも加わった「五芸」と言うのもある。ただし、芽変わりとかではなく別個体かも。
シシガシラの獅子葉」
阿蘭陀じゃないけど「アノマロカリス」みたいだ。シダの変異個体は海藻みたいで面白い。
庭を海底みたいにするのが夢だったりする。
40cmになるとウィキには書かれているが、これはせいぜい20cm程度でオサバグサと大差ない。


オサバグサ
何度みてもシダっぽい。が、ケシ科。
梅雨時期は雨よけをしてって前に栽培していた時には読んだ気がするが、どっこい今回は梅雨も放置でまだ生きている。暖地に馴化された苗なのかも。このまま頑張って欲しい。
「枯らす」→「再挑戦」→「あきらめる」→「やっぱり再挑戦」を繰り返しているが、今度こそ。


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