「アーニム・ハミルトン」でいいのかな。映画雑誌なんかだとそれぞれ発音表記にこだわりがあって慣用名と違っていたりするし個人的にも気を遣う。コスナーとコストナーみたいな。それはともかく「ペッパーマン」だ。あるサイケポップのコンピに入っていて々聞いていたお気に入りの一曲なのだが作者の素性がよくわからなくて放置していた。
最近アルフレッド・ベスターの「虎よ虎よ」みたいに脳内再生されているので思い立ってちょっと検索(つくづくネット時代は情報天国だと思う)。すると1970年のシングルA面で、テキサスのチャールズ・アーニムとポール・ハミルトンのデュオだって。これぐらいならライナーノーツに書いてあったかも・・
もうプログレの時代に突入しているので、遅れてきたブリティッシュインヴェイジョン下のガレージバンドってとこなのか。最近じゃ購入したCDをまずPCに放り込んで片付けてから聞くのでてっきり英国系のバンドかと思い込んでた。20年は早すぎたブリットポップみたい(*個人的な印象)な感じだな。考えてみればクーラ・シェイカーとかも露骨にサイケを現代化したような音楽性だったし、例えば明日アップルがCM曲に使っても違和感ない。日本で言うと、ブンブンサテライツと外道みたいな感じかな多分直接の影響はないが。
ドラムンベースにしても、レゲエやジャズやプログレを掘っていると元ネタではないだろうに、とっくの昔に人力で32ビート(倍速16ビートあるいは裏取りの16ビート)やってた連中を散見するし、サイケなんて民族音楽や現代音楽で大昔からやってましたが何か?的なことになっていたりするが・・・まあいいか。
後代になるほどより古い文献を参照するとかいう法則かなんかがあるらしいが、やっぱ同時代的に評価されないのは可哀想だな。発見した方はちょっとうれしいのが悲しいが・・・
[Arnim Hamilton / Pepper Man]
[Arnim Hamilton / Side B]
あとはブラーっぽい気がする(song2以外よく知らない)オージーポップバンドの「スナウト」もわりと良く聴いている。オーストラリアのバンドなんてACDCと捕鯨反対でもあった気がする出世したミッドナイトオイルくらいしか知らんが、これも日本語の情報がないので良く分からんが、変なコード進行だったりどこかにヒネリを入れないと気が済まない脱臼ポップ。
ラトルズ的と言えばいいのかXTCの覆面バンド的というのか英国人が好みそうな元ネタがありそうないろんなタイプの曲をやっている(何故か米国のその手のバンドや個人よりもキャッチー。リフの作り方がうまいのかも)。とはいえ90年代以降のシニカルでドライなセンス。ジム・オルークがクリムゾンのサックスがとにかくダサいと言ってたりするのに共感できたら問題ない(同意はしないが言いたいことは分かる)というような気がする。
[Snout / Matter Baby Live]
[Snout / Cromagnonman PV]
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