2016年4月17日日曜日

オナガの色

「オナガカンアオイ 紫々舞」
花物のカンアオイと言えばオナガであるが、写真集で見たものと実物の色合いの違いに落胆させられることがある。特に赤花。赤と言うより紫茶色であることが多い。そのせいで他の花まで同じなのか心配になってくる。花型などは肥培の程度にもよるのだろうが、高額なものが多いのでせめて色だけでも再現して欲しい。

今年はそれでもちゃんと咲いているものが多めなので、明度や色調調整など小細工なしで撮影した。自然光のみでほぼ見たままと言ってよい。もう1~2年は育てないとちゃん力をつけた本芸の花容にならないとは思うが、花色の参考にはなると思う。

「オナガカンアオイ 紫々舞」
梅シソ味のふりかけとかを彷彿させる色合いで、弁先が緑がかるところも写真集と同じ。
こうやって他の銘品も実物の色を脳内補正することで推定。

「オナガカンアオイ 剣星」
園芸植物的に見れば、この濃紫や紫茶黒花は貴重な部類に入ると思うのだが、オナガ的には普通の色。灰白と黒の花と言うとウラシマソウぐらいか。あとはちゃんと見たことないけどハランとかも黒花だったような。考えてみると天南星類と同じような色合いの花だな緑系も含め。となるとコバエとかに受粉を任せているのかな?コバエなら中に入って出てくることも出来そうだし。この前みたらゲジゲジの仲間がオナガの花の中に頭を突っ込んで入っていこうとしていた。

「オナガカンアオイ 夕映」
こっちの方が色が濃い。でもほぼ同じ色合いだ。咲いている期間が長いので、花期の最初と最後では色が結構違うらしい。時々載せていた桃花も今は抹茶色になっているし・・・

「オナガカンアオイ 酔竜」
比較的安価な普及種であるようだが、可愛らしい白桃色が女子受けしそう。青みがない分写真集よりも清楚な感じ。咲き始めだからかも。

「オナガカンアオイ 白炎」
作が足りないのか花弁(萼片)の数が少ない。こう言った変化花は本芸でないので継続しないことが多いのだそうだ。これも写真集と同じ色で同じような細弁みたいだ。

「オナガカンアオイ 萌鏡」
素心ではなくてわずかに緑や茶がかったクリーム色。写真集と同じみたいだ。

結論。写真集はほぼ正確な色目でした。赤花だけ採光や肥料のコツがいるのかな。まあ、撮り方によっては不思議と赤花に写ることもあるのでなんとも・・・


🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

例年大鉢の自然管理では春植物みたいに夏前には葉が落ちてしまう状態が続いていたが、今年はいっぱい葉をだしている株も多い。自然管理でも昨年それなりに栄養を蓄えていたのだなあと知る。一方で開花銘品株の多くは昨年遮光下の小鉢管理であったが、葉数もサイズも倍増している感じまではしない。であるので大鉢の自然管理にはメリットもある気がする。とりあえず遮光したり葉を出来るだけ保たせることも考えてみたい。ただ、おそらく気温上昇が落葉の引き金になったのであって光量ではなさそう(ほぼ直射日光の大鉢で葉を保って自然実生苗まで出来ている株もある)なので目下栽培法については試行錯誤中である。


それにしても春が来たのに金魚の交配が進む気配がない。飼育技術は向上している(時折発生する魚病に関しては高確率で治療できるようになった)のに性成熟させるのがうまくいかない。
無加温で週1回から未満の換水。やりすぎない餌。しかし死にはしないのでそこそこ成長している。
わざわざ冬用の餌まで使ってたので前に比べれば金魚の為にもだいぶ優しいと思うのだが何が悪いのだろう、ヨウ素が足りないのかな。しかし海藻は餌に含まれている筈だが。青水にしないとダメかな。当歳から二歳までの初期に強引に産卵させていた方がうまく行ってたのが不思議だ。



0 件のコメント:

コメントを投稿