時期的に大してやることがないのが幸いではあるものの、水やりだけは欠かせない。ちょっと油断すると枯れている高価な苗を発見したりしてひどく落ち込む。一品物だったりした時には胃が痛くなる。が、とにかくひたすら忙しく時間がない。
2017年12月17日日曜日
2017年11月19日日曜日
小型ラケナリア
何年前だっけ?
なにぶんだいぶ前に実生を開始していたもので、遡らないと正確な名称であるのか定かではないのだが旧ポリキセナPolyxena でラケナリアLachenaliaに編入された一群の筈である。
「ラケナリア・パウチフローラ」 |
*当ブログでは自分の札(シルバーヒルズ)とケンブリッジ大学のHPの名称を採用することとする。
「ラケナリア・カルチコラ」 |
「ラケナリア・エンシフォリア」 |
他所の写真を見ると大層派手な色合いとなっていたりするけれども、ウチではこのざまである(ピントがあってないのは毎度のことなので勘弁。撮り直しているヒマもなし)。日照や施肥のせいであるなどは否定しないけれどもワイルドの環境に近い(と思っている。ほぼ放置)とこんなもんではなかろうか。
オナガカンアオイなどでも強調してきたが、トリミングと明度(暗くて見えにくいとか)以外の写真の加工は基本的に行わない。特に色調において実際の見た目との相違が気になった場合はその旨を明記するようにしている。
2017年9月23日土曜日
タマアジサイ実生
「タマアジサイ実生」 |
産地ごとに分けて実生しており、これは1株だけしか残っていないので「ダイラボウ」と命銘。もし結実できたら(自家受粉?)この系統で累代実生したい。
庭の斑入り雑草たち
「ツユクサ 斑入り」 |
山歩きをしていても斑入りに出会うことはほとんどないが、なぜか庭から発生してくるのはどういうことなのであろう。以前よりも注意深くなったということであろうか。
あるいは他所のお宅から種が飛んできた可能性もなくはないが・・・
親株を鉢上げしたら夏に枯れてしまい、その子供たちに斑入りはいないようである。多年草であったのに非常に残念であります。
累代してる。
「ツユクサ 斑入り」 |
「斑入りだった昨年のイノコヅチの実生苗」 |
「富士産オニタビラコの実生苗の2代目」 |
ものすごく大量に実生しているにも関わらずその大半が斑抜け。斑入り率は0.1%くらいじゃないかと思う。マッシロシロスケのお化けも多いからそれを入れたら1%くらいの固定率かも。
親の選定を誤った可能性もあるのだが、それにしても渋い。
毎年採種して播種するのは山野草的には面倒でやる気が萎えてくるので、「家菜化(野菜化)」する方向で動機付けを強化しようと思う。
現代の主流としては毎年植え替えするべきなのだろうけれども、野菜の連作技術や鈴木吉五郎氏の栽培法を参考にさせてもらうと無肥料・不耕起が最良と思われる。ただし、実生累代選抜と言う前提があっての栽培法なので、スタートから数年は手抜きどころの話ではない。むしろその手間に悶絶しそうな気がするが、数年で済むなら初心貫徹できそうな気がする。何よりただの作業になってしまう前の最初期は新鮮で楽しいものだ。
でも、結球するとか石化の方向で進化してくれないと、種を周囲に蒔き散らす雑草生成マシーンと化してしまうのが困る。カンアオイやらラケナリアやらの鉢からうじゃうじゃ実生苗(それでもほぼ斑入りにならん)が出現してくるので邪魔でたまらない。せめて斑入りの固定率が上がってくれると良いが、今のところミズヒキと並んで厄介な雑草である。
現代の主流としては毎年植え替えするべきなのだろうけれども、野菜の連作技術や鈴木吉五郎氏の栽培法を参考にさせてもらうと無肥料・不耕起が最良と思われる。ただし、実生累代選抜と言う前提があっての栽培法なので、スタートから数年は手抜きどころの話ではない。むしろその手間に悶絶しそうな気がするが、数年で済むなら初心貫徹できそうな気がする。何よりただの作業になってしまう前の最初期は新鮮で楽しいものだ。
でも、結球するとか石化の方向で進化してくれないと、種を周囲に蒔き散らす雑草生成マシーンと化してしまうのが困る。カンアオイやらラケナリアやらの鉢からうじゃうじゃ実生苗(それでもほぼ斑入りにならん)が出現してくるので邪魔でたまらない。せめて斑入りの固定率が上がってくれると良いが、今のところミズヒキと並んで厄介な雑草である。
2017年9月9日土曜日
謎の木の斑入り?
(仮)藍姫錦の実生とタマアジサイの実生
「(仮)藍姫錦の実生」 |
左の木は斑が抜けたせいか成長速度が倍くらいになっている。下の方の葉の周縁にわずかに斑の名残がある。
ウチのガクアジサイの場合結実したのを見たことがなかったので自家不和合性があると思われるが、ヤマアジサイの場合はどうなのか。ちなみに数年来栽培している「黄金駿河」でも結実しているのをまだ見ていないので自家不和合性があると見た方が良い気がする。でなけりゃいっぱい種が出来てる筈だよね?
そのような訳で花粉親は別株であろう。昨年は「土佐の暁」の印象ばかり強いが他にも咲いてはいたのでどうなることやら。今季も受粉している株がいくつかある。変化花になってくれたらうれしいが、そういう🌸はあまり受粉していない気がする。多芸変化花の「九重凛華」はどうも両性花がつかなかったようで枯れた装飾花殻のみが残っていた。
2017年8月27日日曜日
斑入りハナイカダの実生苗 2017年夏
「斑入りハナイカダ実生苗」 |
「白斑」 |
上柄と書こうかと思ったが、それほどでもないか。親もこんな感じだった気がする。
今夏はろくに手入れしてなかったので親株の一本は枯れる寸前まで行ってしまっている。そもそも斑入りの♂株を作りたいと思って始めたことであるが、じつは所持していたのが発覚したのでやややる気が低下している。
「黄斑」 |
光合成障害の度合いが低いので成長も良い。地味なので物足りない。
「羅紗斑入り」 |
「曙斑?」 |
見た目も気に入らなくて、育ちも悪いと言う悪いとこどりなのだが、同じ遺伝子の欠損から生じうる多彩な症状と言える。 ・・・のかな。
🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂🍂
なお、実生が面倒で親の根本に植えこんでおいた勝手に実生苗からも斑入り芽は出てきたりしましたので、良い親からはちゃんと良い子が出る確率は高いのだろう。今年も採種できたが、もっと忙しくなっているのでばら撒きでよいことにした。
2017年8月26日土曜日
榎の斑入り?
「エノキ?」 |
まだ結構知らない木や草がいっぱいある。
「榎?」 |
木の片側からだけ斑入り葉が出てくるタイプで、これは以前見つけた(何回も刈り込んでいる中で出てきた)クワの仲間が継続しなかったことがあるので落葉前に斑入り側から側芽を出させる必要があると判断し、普通葉側はすべて芽摘みした。
「榎?」 |
頭頂部も普通葉になっていたので切り落とした。
コナラの斑入りでやはり斑に偏りがあった苗を何度も剪定して、ようやく普通の枝がでなくなったので、それと同じ手法で行こうと思っている。
ヤマアジサイの場合は斑入り芽以外を切り捨てれば次々に新芽が立ち上がってくるが、普通の樹木の場合は、シオマネキが片腕をどんどん切り落として残ったもう一方の腕に栄養を集中させて巨大化させるイメージでやっている。
樹木体のうちのどこまで葉緑素の欠損があるか読み切れないと失敗する恐れがある。山採り覆輪のカシ(常緑)の斑入り枝だけのこして剪定したら枯れてしまったことがあるので、樹種にもよるがある程度樹勢がつくまで我慢した方が良さそう。
2017年8月6日日曜日
ヤマアジサイの実生 2017年度版
「ヤマアジサイ実生 黄斑入り」 |
2株本斑が出た。が、左の方は斑抜けた。
右の個体は全部の葉に斑がまわり優秀である。
おそらく「藍姫錦」の実生だと思われるが咲いてみるまで確証はない。
「ヤマアジサイ実生」 |
銘品からの採種であるので、色や花形に特徴のあるものの出現を多少は気にしている。錦葉芸品を中心に銘品を一か所に集中しておいてあるので、相互交配してくれていることを期待している。なお、昨年は一応人工交配である。適当にコチョコチョやっただけであったが。今季も種が取れそうな個体がいくつかあるので、引き続き実生を試みたい。
また覆輪花の改良に用いられる「清澄沢」も今季は入れているが、静岡産の白花~紅系の花が咲いていたような気がするのでいろんな意味でなんだか怪しい。
前回試みていた「七段花錦」の挿し木は不在の為水切れて枯れた。黄金駿河の枝変わりは普通に戻ってしまった。なかなかうまくゆかないものである。
2017年5月22日月曜日
斑入りワサビの種
「斑入りワサビの種」 |
斑入りのワサビには何種類かあるが、東北産の本斑。覆輪ではないので遺伝性がある筈。
アブラナ科なので他家受粉の傾向が強いのだろうと推測。当然のことながら斑入りを実親♀、普通の方を花粉親♂としている。ちなみに♂親の産地は不明。葉型が異なる。
種は2㎜くらい。楕円形のゴマ状のもの。菜種やブロッコリなどとは形が異なる。
多年草なのですぐに取り蒔き。
・・・したのは良いが正しいのか自信がない(水耕栽培ではない)ので確認のため検索。実生でワサビ苗を作っている農家さんを発見。なんと静岡のワサビが静岡産でない(参照:北村わさび)ことを知る・・・マジか。それでいいのか有東木のひと。山に行けば普通にワサビなんて見かけるのに。
こうなると、純静岡産のワサビをつくらにゃいかんかね。いろいろ問題はあるのだろうが、陸上でもワサビが作れそうなのは栽培経験から分かっているので、オカワサビのつもりでやろうかな。
なお、おそらくネット情報の全てのソース(原典を除く)であるWikipediaに品種の詳細が書かれていた。また水耕栽培の場合20℃を超えるとまずいようだ。辛み成分の自家中毒は知っていたが、これは菜種油粕を原料にする発酵肥料でも同様の問題が発生する(だがむしろその抑制効果が良い)そうなので、解決できるんじゃないかと言う気がするな。
でも、育種家としては無肥料栽培を目指しているんだよな。野菜の方は(*昨年トウガラシには大量に施肥したけどね。今年はやってない)金魚の色揚げをしないで発色を良くするのと同じ。
無肥料栽培でいつも疑問に思っているのが、持ち出した微量元素を補給すべきなのか宇宙塵やら黄砂やらそのたの塵芥で間に合うのか?足りないなら何をどのように?とかなのだが、それへの直接回答ではないが理詰めでいろいろ思案されているサイトを発見。栽培と畜産の未来のために(参照:脱・植物のミカタ)道楽じゃなくて営農するとなるといろんな視点や知識が必要なんだなと思う次第。
種は2㎜くらい。楕円形のゴマ状のもの。菜種やブロッコリなどとは形が異なる。
多年草なのですぐに取り蒔き。
・・・したのは良いが正しいのか自信がない(水耕栽培ではない)ので確認のため検索。実生でワサビ苗を作っている農家さんを発見。なんと静岡のワサビが静岡産でない(参照:北村わさび)ことを知る・・・マジか。それでいいのか有東木のひと。山に行けば普通にワサビなんて見かけるのに。
こうなると、純静岡産のワサビをつくらにゃいかんかね。いろいろ問題はあるのだろうが、陸上でもワサビが作れそうなのは栽培経験から分かっているので、オカワサビのつもりでやろうかな。
なお、おそらくネット情報の全てのソース(原典を除く)であるWikipediaに品種の詳細が書かれていた。また水耕栽培の場合20℃を超えるとまずいようだ。辛み成分の自家中毒は知っていたが、これは菜種油粕を原料にする発酵肥料でも同様の問題が発生する(だがむしろその抑制効果が良い)そうなので、解決できるんじゃないかと言う気がするな。
でも、育種家としては無肥料栽培を目指しているんだよな。野菜の方は(*昨年トウガラシには大量に施肥したけどね。今年はやってない)金魚の色揚げをしないで発色を良くするのと同じ。
無肥料栽培でいつも疑問に思っているのが、持ち出した微量元素を補給すべきなのか宇宙塵やら黄砂やらそのたの塵芥で間に合うのか?足りないなら何をどのように?とかなのだが、それへの直接回答ではないが理詰めでいろいろ思案されているサイトを発見。栽培と畜産の未来のために(参照:脱・植物のミカタ)道楽じゃなくて営農するとなるといろんな視点や知識が必要なんだなと思う次第。
2017年5月20日土曜日
七段花錦の変わり
「ヤマアジサイ 七段花錦」 |
自分で最初に農協で購入したのが無名の斑入り種(生産者さんの趣味だったのかも)で、花型から類推して「七段花」の斑入りタイプだった模様。2年は継続したが剪定しなかったせいで斑抜けた。
その後別の所から「斑入り七段花」と「七段花の芽変わりの斑入り」(オリジナル品)を手にいれたのだが、札落ちしたのか枯れたのか行方不明(一鉢謎の斑入りがいるがそれかどうかはまだ花を未確認)。なのでそれもあきらめて、別にちゃんと花屋から「七段花錦」として購入したものがこれ。
ところが、斑抜け枝ばかり出てきてぜんぜん錦じゃないのだ。出てくる芽を摘みまくってたった一枝しか昨年は残らなかった。さらに今年の芽だしの季節にもまたしても斑抜けばかり。さらにさらに斬りまくって今ようやくこの状態。ようやく見られる状態になってきた。
テイショウソウの実生一族
「テイショウソウ(?)実生」 |
右奥にちらっと写っているのはマーブルベリーの芽。まさか入手できるとは思わなかったし、3ヶ月ほど全然発芽しなかったのでダメかと思ってたが今頃になってようやく出てきた。レアバジルの品種と同じところから種を購入。買う方も変わっちゃいるだろうけどよく見つけてきたものだと感心。一応食べられるらしい(自己責任で)。基本的にヤブミョウガと同じものだと自分勝手に思っている。種の殻の構造色以外は全く同じ。要は金属光沢があるかないかの違いくらい。たぶんサイズも同じくらいになるとは思うが、入手できたものはヤブミョウガよりもさらに小さめで直径3㎜程度だった。
「テイショウソウ実生の子」 |
「テイショウソウ 直射日光下」 |
皮質というか葉が厚いようで、やや銀糊が少なく、墨が多い気がする。全体的にぼけた色合いで褪色したような感じ。日光に対する反応なのだろう。一枚全銀葉のやつがいるが、続くかわからない。
2017年5月18日木曜日
2017年5月15日月曜日
オナガカンアオイの復活
「ぎらぎら」 |
そしたら出てきたよ。別になんてことはない普通のオナガであるが、とてもうれしい。
カンアオイ全般がそうなのか言えるほど栽培実績がないが、オナガの場合根茎だけで3年以上そのままで、さすがにもう枯れちゃったか・・・・・・・と思ったらふと芽を上げるということもある。これに関しては達人も仰っていたので間違いない。
この長い休眠状態中も根茎さえ無事ならば大丈夫のようで(よく腐らなかったものだ)、カンアオイにとっては毎年葉をつけなくてもどうと言うことはないのかも知れない。それに付き合うには少々忍耐が必要だが… 正直かなり神経をすり減らした。ジベレリンを何回も散布しても応答がなかったくせに、なにが良かったのであろうか。寒冷紗?
この長い休眠状態中も根茎さえ無事ならば大丈夫のようで(よく腐らなかったものだ)、カンアオイにとっては毎年葉をつけなくてもどうと言うことはないのかも知れない。それに付き合うには少々忍耐が必要だが… 正直かなり神経をすり減らした。ジベレリンを何回も散布しても応答がなかったくせに、なにが良かったのであろうか。寒冷紗?
「オナガカンアオイ 照葉?」 |
左となりの株と比べると同じ種とは思えないような質感。アツミカンアオイっぽいのだろうか。スズカにも似た感じのものがいたりもする。スズカと言えば、もう少し萼片が伸びてくればホシザキっぽいかと思えたり、そういう定向進化の傾向でもあるのだろか。あるいは奄美のカンアオイ群が種分化の途中にある「奄美群島で起きたカンアオイの急速な進化」(参照:京都大学)ように、同じような遺伝子セットでも柔軟に表現型を変化させることが出来るのかも知れない。
「雑種? オナガ×細辛(葵錦)」 |
細辛のような青軸(劣勢遺伝じゃなかったようだ)で、葉の表面の打ち込み(凸凹)もオナガっぽくないので戯れにやってみたヤツだと思う。何年たったんだろう。5年くらいか?花をみなければ確認できないがあと何年かかるんだろう。
「雑種? オナガ×細辛(葵錦)」 |
元々葉芸と花芸(超巨大花とか)の組み合わせを考えて始めたカンアオイ栽培だが、その品種改良はひたすらに根気がいりそうだ。チューリップ並みかも知れない。
オオフジノ並みのサイズだろうか。この草体に似合わぬ巨大な花である。これをさらに大型化させることが出来たら、一般受けする花卉としての需要は充分あるのだろうと思う。
「マエダカンアオイ 桃芯花」 |
葉芸と素心の組み合わせ(カントウ系以外のものも含まれる)の細辛に対して、クリスマスローズや雪割草的な花物交配寒葵のジャンルがあってもいいのかも知れない。
でもやらない。せっかく国内に自生地がある優位性がなくなるから。
ウチの自家産交配2個体も残しておけないだろうが、ちょっとかわいそうな気もする…
この個体は自然交雑種だろうと言う話であったが、人工交配種もあるので真実は良く分からない。マエダの総数が不明だが、もともと素心が多くないだろう中でオナガかミヤザキタイリンのどちらかの親がそれだったなんて偶然そうそうあるもんじゃない気もしないでもない。ただ前述の通り素心は劣勢遺伝ではなさそう。
細辛には江戸期から残る古典品種があって200年近く経っている訳だが、その間に絶えてしまった品種や同名異種となってしまっているものもあるそうだ。カンアオイの場合、増殖が悪かったり虚弱だったりする品種もあるだろうし、品種改良というよりむしろ老化してゆく銘品株の更新としてセルフの実生で同じような顔をした、そして可能ならばより良い個体群(=固定品種)が創り出せないかと考えている。
2017年5月14日日曜日
甘いのかわからん菌
「金山寺風」 |
白いもしゃもしゃしたのは最初に分離したヤツと同じ系統のものだと思う。赤いとフザリウムの可能性が・・・
怖くて味見なんてできねえや。
金山寺味噌のニオイも薄くなってきたような・・・・
それにしてもこの真っ黄色の胞子?(分生子?)。すごいな。この色で麹になるんであれば文字通りの黄麹だが。コウジカビだとするとアスペルギルス・オクラチェウスか、アスペルギルス・ヴェルシコロルというのが黄色くなる。あるいはケカビかもしれん。その場合人体に日和見感染するとある・・・
天然酵母のパンとか自家製酵母の食品とか本当に大丈夫なのか?
たとえば、糖をエサに増殖する菌なんていくらでもいると思うが、その安全性はどんなもんなんだろうね。
ニオイは金山寺風ではない。醤油麹の方とも違う。しかし色は醤油麹とそっくり。胞子の色が黄色がかってきた気はするので、上の黄色のヤツと同じものではあるのかも。
適当にやったわりには純粋培養できたっぽかったが、何回かニオイを確認するために開封してしまったせいかこっちもなんだか別の白いものが・・・ススカビなのか?
「ウグイス色の分離した方」 |
適当にやったわりには純粋培養できたっぽかったが、何回かニオイを確認するために開封してしまったせいかこっちもなんだか別の白いものが・・・ススカビなのか?
まあもし味見するならこっちだな。発ガン性とかないといいが。ススカビには病原性があるというが・・・
また、一度優占菌になって安定して更に完熟したら開封しちゃだめみたいだ。休眠状態にでもなるのか他の菌が乗ってしまう。たぶん、表面だけとるか、培地内部に混ぜ込んでしまえば増殖できなくなるとは思うのだが、余計なことになるといやなので放置。そろそろ実験は終わりかも。
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実験といえば、孵化したばかりの稚魚のブラインなし飼育に麹が使えそうだと書いたが、やっぱ無理だった。大きくしようと欲張って餌やりするとととたんに環境のバランスが崩れてコロニーが増殖してしまう。それがおそらく稚魚に良くない影響を与える。
あくまで勘だが、腸内細菌叢が置き換わってしまっているか、エラなどに取りついているかそんなところで腹部膨満か酸欠かが起きるようだ。水自体は澄んでいるが何かがおかしい。菌体をエサとして食べてくれることを期待したが、どうもそうじゃないっぽい。
まあ、この環境での生存魚を選抜すると言う手もあるのだろうが、ゆっくりと斃死してゆく予感。貴重な品種には使えないので、素直にブラインシュリンプを使った方がいいだろうな。
一週間程度まったく管理できない場合、ベアタンクでは不安なので、青水代わりに使えるかな?程度かも。
なお、粒エサを食べられる程度大きくなれば別に問題はなさそう。その場合も管理はベアタンクにした方が楽だと思うが安定しているかどうかまだよくわからない。今のところはまだ試行錯誤中なので改良していきたいと思っている。
マルバテイショウソウの実生
「マルバテイショウソウの自然実生」 |
親個体は枯れてしまった。この子はウチの環境に適応したよう(閉鎖花からのセルフの筈だが遺伝子に余裕があるのかな)でこんなにデカくなった。下に写り込んでいるのは細辛の「皇陽」なので、カンアオイの2倍くらいのサイズである。
2017年5月7日日曜日
ユキモチソウの実生 2歳
「ユキモチソウの実生 2年目」 |
以前は変わり物とかが欲しかったのだけど、実生してうじゃうじゃでてくるとわりとどうでもよくなってくる。雪餅草はそれだけで美しい。とは言え、葉模様のある親からの実生苗なので本当は葉模様で選抜したい。意外と遺伝してなくて残念。でもたぶん勿体なくて処分できないけど。
「ユキモチソウの実生 2年目」 |
ところで鋸歯のある葉があったりなかったりするが、若い苗にはあってもかならずしも継続しないようである。また紫墨色の斑点が出たり出なかったりする理由は分からない。
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