1週間程度金魚の世話が出来なかったので、多めに餌を与えて放置した。
ここの所餌のやり過ぎで水質が悪化しつつあったので、濾過細菌が消化を終えて水質も安定するだろうと思っていたのだが、なんと沈没魚が発生。
しかも、「朱文金」系である。
朱文系交配魚2尾と、本東系交配魚の1尾。本東の方は、もともと沈没ばかりする系統なので納得する部分もあるが、文金なんてあんな平たい極めてフナっぽい魚がなんでまた。
高温が続いていたので、水温低下によるものではない。朝の気温は確かに前よりは下がっていたと思うが、部屋の中でもあるし20℃以上は確実。むしろ最高気温が30℃を確実に越えてる方が魚体に負担がかかったと思う。
当歳魚は寄生虫による腎肥大があるらしいが、腹は普通。
普通のままお座りしているだけ。
水もまあ濾過の効いた水槽のそれ。ちょっとトロっとした感じのフミン酸色の水。
最近めっきり金魚屋に行かなくなっていたんだけど、DIYセンターの金魚の水の澄みきった有様にちょっとしたカルチャーショックを受ける始末。ちゃんと餌やってんだろうか・・・
みんな熱帯魚みたいにして管理してるんだろうかとちょっと反省もしたりして。
まあそれは置いておいて、とりあえず水は交換し、濾過が進んで硝酸の量が増えた「硝酸中毒」と仮定して、メチレンブルーで解毒(今回は殺菌目的でない)。
翌々日まで沈没していたが、3日目夜に文金2尾は回復した。
これが、沈没病に対する特効薬であるか?と言われると?本東が絶望的なので、「場合によっては治療可能かもしれない」程度で有効かも。単純にきれいな水にするだけでも違うかもしれないが・・・
むしろ、原因をしっかり考えた方がいいな。
うちでよくあるのが、餌を切って数日放置していると死んでいると言うもの。
無論「餓死」ではありえない。
普段超富栄養化している水槽が突如貧栄養化すると、飢餓状態に陥った枯草菌類が金魚に悪さをし始めるんじゃないかとも思ったりする。活性汚泥を腸内にもかなり取り込んでいるだろうし。異常発酵とかもするのかなあ・・・分からんが。
ちなみに濾過が効いているせいで、何匹か蒸発して行方不明になってしまっている事もよくある。数えてみてなんか足りないとか、お気に入りの魚がどうしても見つからないし、飛び出してもいないとなると・・・・・・・・・・密室殺人事件みたいだな。
今回はたぶん、死んだ魚はいないと思う。
「北陸筋の宇野系」「京都の宇野系(不詳だが古い系統らしい)」や「地金」の稚魚たちもうちの環境に適応したのか、腐海みたいな投げ込みフィルター水槽の中でも元気に餌を欲しがっているので、「水質悪化=沈没」と単純に推測していいものか分からん。
もっとも、濁っているから汚いとも限らないし、そんなこと言うなら平地の大河なんてみんな濁ってるし、水中の微量元素や微生物量も肉瘤の発達に関係あるんじゃないかと思ったりもするので、ズボラだから放置しているだけでもないんだよ。ただ「水が臭い」のは危険なサインだと思うので、最終的な換水の目安にしている。
何世代か金魚を拡大再生産的累代できているから「ブリーダー」と自称する権利はあると思うのだが結局、いつも分からないことばかりだなあ。
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