2017年4月23日日曜日

オナガカンアオイの赤花とか

「夕映」
オナガカンアオイ赤花の銘品である。
オナガは高価なものが多いしとてもではないが集めきれないのでせめて無地葉の品種は入手しないように自制していた(花がなくなってしまうと個体識別できなくなるのも嫌なので)のだが本芸の花容に圧倒されてつい購入してしまった。

が、数年前根腐れた。
やっちまった・・・・・・・と思って泣く泣く小苗を再購入したらなんと… 復活した・・・。そんなんで作落ちさせておりまだまだだが結構きれいに発色している。

「無銘 赤花」
こちらの方がより赤が鮮やか。例年赤の発色には不満があるが、これなら文句なく赤系と言える。栽培において特に工夫したことはない。数個のIB化成と水だけ。直射日光にも当ててない。年々作が上がってきたのか暖冬なのに寒さが長く続いたのが効いているのか、今年は全般的に生育が良いようだ。

色はともあれ花型はシャイ・フルドなのが残念。もうちょっと平開するといいんだけど・・・。

「紫々舞」
見るたびに思うのだが、梅シソ色。
なんか口の中が酸っぱくなってきそう。
カンアオイに限らず他の植物の花でもこういう色は稀であると思う。

「無銘」
充血しているというか内出血といおうか乾きかけた血の色をしている…

「白雲」
タニムラアオイ(旧ハツユキカンアオイ)のようなバニラ的質感の濃厚な白さが気に入っている。地色が白いから紫色が赤く見えるという訳でもないようだ。素心は桃色になる傾向があるのは要するにアルビノとかリューシとかであるということか。

「無銘」
このあたりが標準花だと思うが、この花はやけにさっぱりとした印象である。
個人的には尾長寒葵であるだけで素晴らしい。

「無銘」
花容がちょいとだらしなく三つ巴みたいな恰好だが、ピンと張ってるよりは好きな形態。
一ヶ月くらい経ってるが最初からこんな感じ。

「無銘」
ピンと張ってる方。なんか緊張感があって落ち着かない…


🌸おまけ
「タニムラカンアオイ(Asarum leucosepalum)」
通常のカンアオイ(カントウなど)と同じく1~2㎝程度のごく小さな花だがこの白さのせいで目を惹く。薄暗い自生地で花粉媒介者を呼び寄せるためだろうか。


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