2017年4月9日日曜日

駿河天南星

[駿河天南星?]
黒花の方の付属体。鉢の上に片足をかけ手を伸ばして変な体勢でモニターも見ずに写真を撮ってるのでピントがあってないが、ほかのスルガよりもふくらみが小さい気もする。
色彩変異なのか交雑種なのかわかりません。有度山系では他でもテンナンショウを見かけたので開花時に確認に行った方が良いかも。

「同 緑花」
札がよく見えてないので定かでないが無地の葉なので日本平産と思われる。
こうしてみるとやや付属体が小さめかも。頭を押さえつけられているのでお辞儀気味。

「興津川流域産」
これは典型的なスルガだと思われる。饅頭状の突起が上を向いている。
葉模様で識別しているが、葉模様の有無は個体差で地域差ではないと思う。

~おまけ~
「ウラシマソウの実生」
普通の花なのだが、大輪で花形が整っていて白黒の対比も良いのかやけに目をひく。不思議なことになぜかいつも同じ方向に向いている。
ここ数年勝手に生えてきたやつなので、地元のものだろうと思っている。庭では結構いろんな場所で親がよくわからない自然実生苗が顔を出している。一度種をばら撒いたことがあるが、購入品は蒔いたかよく覚えてないなあ。交雑させたくないという思いはあったので、たぶん親のそばに置いたと思うのだが。

富士産のウラシマソウだと思われる実生個体群(成長の良いものは結構大型化する)がおなじような顔(黒が濃く金糸のように縞が入り筒が白い)のでひょっとすると何かの拍子で球根などがこぼれたかも。そちらは先年腐ってしまった細辛たちのなかに同居していたもので中から全部抜きさって消毒しまくっていたのに芽がでてきた。薬害にも白絹病にも強い系統であるらしいので、山野草外花卉として有望でないかと思わないでもないが、交雑品種を作る方向に進化してほしくないなあ。山野草側の人間としてはシブリングはOKだけども。




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